魔術大学での任務も慣れてきた頃に、ラミナスから新しい任務を言い渡された。
スキングラード城のジェイナス・ハシルドア伯爵からギルドから課した本を返却してもらうようにするということだ。僕じゃなくてもいいような気もするが人手が無いのでは仕方がない。早速行きますかね。
罠!そして伯爵の加勢!
城内に入って伯爵への面会を取り次ぐと、メルカトール・ホシダスが明日にしてほしいと言われたので翌日に訪れた。しかし、今度は真夜中の2時に郊外の怨念鉱山の入り口に来てほしいと言われた。
あまりに不自然だ。どんな理由があるのだろうか?考えても仕方ないので時間通りの指定になるように調整して郊外に行こう。
そして、時間通りに指定された場所に来たら死霊術師がわらわらと現れた。その中にメルカトールもいた。彼はスキングラード城に潜入していた死霊術師だったのだ!
多勢に無勢だが応戦するしかない!
応戦している中で、伯爵が単身で死霊術師に攻撃してきた。なぜここに?そう思いつつ死霊術師を壊滅させた。伯爵に聞いてみると、僕を窘めつつ今回の任務は伯爵の死霊術師の関与を確認するためと言うのだ。
本の回収はあくまで方便であったこととは思わなかったなぁ。確かに不自然であったと思う。伯爵は用がある時は評議会が自ら出向くように釘を刺し城に帰っていった。恐らくこれで任務完了だろう。
昇進 イヴォーカー(召喚者)!
大学に帰還後にラミナスに今回の件を報告した。この任務は潜んでいる死霊術師が隠れてしまわないようにすることと、関与していないかを確認するためだったということだ。
そして伯爵は吸血鬼だという衝撃に事実を明かされた。確かに人前に出ないことを考えればその通りだ。そこで魔術師ギルドと伯爵が情報のやり取りをする協定を取り決めていたことも明かしてくれた。そんな決まりがあったとは知らなかったなぁ。
そしてラミナスは今回の件の成功を感謝して、イヴォーカー(召喚者)に昇進してくれた。このまま頑張ってどこまでやれるかやってみますかね。


















