推薦状集めのために今度はシェインデハルの魔術師ギルドへと赴いた。
そこのギルドマスターであるファルカーはどうやら偏屈と言うか排他的な人物のように感じた。彼はある見習いに盗まれた重荷の指輪を回収するようにと言われた。
そのこと自体は簡単そうだけど、どこかに悪意めいた意思を感じた。気のせいだろうか?
任務と言う名の罠
任務にあたるためにディートサンに確認に行くと、同じ任務を別の見習いであるヴィドガンがそれを受けた後に行方不明になったという。
明らかに罠だと思った。用心のための魔法も授かり僕は目的地の井戸へ向かうのだった。
井戸の中に潜るとヴィドガンの亡骸を発見した。どうして溺死したのかは指輪を回収して分かった。この指輪はかなりの重さだったのだ!動きが取れずに溺死するしかなくなってしまうのだ。ディートサンに授かった魔法がなければ危なかっただろう。
これはファルカーに問い詰める必要がある。ギルドに戻ったら彼はいなかった。どこにいるだろう?
ディートさんに確認してみると、彼女はあまりのファルカーの横暴に耐え切れずに抗議したそうだ。そしたら彼は怒り狂い喚き散らした後に飛び出していったという。精神に何か異常をきたしていたのだろうか?
彼女はファルカーの部屋を探索することを許可した。メモか何か不審なものがないか調べてほしいそうだ。そんなのはお安い御用だ。僕は早速その部屋に赴いた。
シェインデハルの推薦状 獲得!
ファルカーの部屋であるものを見つけた。それはブラックソウルジェムだったのだ!死霊術師が扱うそれを所持していたのは彼も死霊術師だったのだろうか?
このことをディートサンに報告したら、事情を魔術大学に報告することと推薦状を代筆してくれると確約してくれた。
このことに感謝しつつ僕は推薦状集めを続けるのだった。