お寺のルールってすごい。

時代錯誤もいいところで、メールもWebもない。

電話か郵便のみ。


私がこの一連の騒動を経て知ったことは、

火葬後に自宅に持ち帰ったお骨は埋葬しなくても問題ない。

でも一旦お寺に納骨したら、自宅に持ち帰ることはできず、次のお寺に納骨しなければならない。

(↑夫にも義弟にも義母にも話して「そんなん嘘だろ」って言うから改葬担当の役所に問い合わせたら、役所にもそう言われた。)


そんなルール、知るかっての。

 

 

  

   

 

 

 

この記事の続きダウン 

2022年10月 墓じまいしたい!


母が9月に逝去して、11月には四十九日で納骨すると思ってたが
菩提寺から納骨を拒否され(言い方ね)、夫もそこには入れないだろうと半世紀以上先になる可能性もある話をされ、墓じまいの提案を受けた。

夫もそれを聞いていて、新しいお墓を探すなら"義父母がいずれ入るって言ってる、合同墓(浄土真宗西本願寺派)がいいんじゃないか"と言っていた。

たしかに。そこなら、いずれ義父も義母もだけでなく、夫も私もそこに入れる。
しかも、祖父と祖母と母の3人を納骨して、いずれ父もそこに入れる。
そうすれば私の娘が墓守りするのは、1つで済むひらめき

両家の親が一緒のお墓に入るって普通はあり得ないかと思うが、合同墓ならそれが可能だ。
しかも、一度納骨すれば、毎月お墓参りをしたり手入れをしたり毎年お盆とお正月にお参りに行く必要もない。
なんなら最初の支払いだけでお布施もいらない合同墓だった。

「祖父母のお墓を墓じまいして、母も一緒に、合同墓に納骨する」
私はそう決めた。



2023年1月中旬 義父に報告


認知症父のごたごたがあり(後日談)、
夫が義父に話す機会がなかなか持てず(と夫は言っていた。なんども急かしたのに…)、墓問題は後回しになってしまっていた。
気づくと年が明けていて「このままでは復職までに納骨できない!」と焦った私は、改めて夫にお願いした。

その後、まず夫が義父に納骨できないと話を通したところ
「なんだその常識外れな寺は!」
「俺が出ていって話をしてやる!!」
と大激怒だった。

お坊さんにも関わらず
「そんな寺は放っておいたらいい」
「納骨ってものはしないで家にずっと置いておいてもいいんだから」
「いまの骨壺のままじゃさすがに目立つから小さくして置いておいたらいい」
と言う始末だった。

母は祖父母と一緒にいることを望んでいた。
その義父の提案は、私は全く受け入れられなかった。


が、(義父も入る予定の)「合同墓に入れたいと思ってる」と話すと一転。
「そりゃいいや。俺が推薦書を書くからそうしたらいい」と賛同。

結局自分の考えが一番なんだなぁ、と改めて感じた一件だった。



2023年1月下旬 菩提寺に伝える


ご提案いただいた通り、祖父母のお墓を墓じまいしたい旨を伝えた。

菩提寺から説明された手順はこうダウン
・菩提寺から書類が届く
・その書類に必要事項を記入して菩提寺に返送
・菩提寺の承認印をもらって役所で改葬手続をする←"改葬"という単語を知る
・役所で承認を得た書類を菩提寺に提出
・菩提寺おかかえの墓石屋にこちらから連絡してお骨を取り出す依頼
・お骨を引取る会で読経してもらい、無事お骨引取り

えーっと、結構やりとり多いな?
オンライン手続とかないのか?(あるわけない泣き笑い)


私から伝えたことはこうダウン
・(何度も言うけど)当初は四十九日で納骨するつもりだった
・いま1月下旬だが、4月上旬までには納骨したい(復職後にやるとか未知すぎて恐ろしかった)
なるはやで第一段階の書類を送ってほしい

「準備して書類をお送りしますね」と言われ
菩提寺からの待ちの状態となった。


が、、、待てど暮らせど書類が来ない!!!
作るのってそんなに時間がかかるのかな、と日々思いつつ、あっという間に………



2023年3月下旬 菩提寺との連絡


全然送られてこないので、しびれを切らして菩提寺に電話してみた。
相手方にも都合があるだろうし、あまり督促はしたくないタイプなのだが…

坊守「あぁ墓じまいの件ですね。書類送りますのでお待ちください」
アキ「あれから2ヶ月経つんですが、あとどのくらいでしょう?4月から復職するのでそれまでに納骨したいってお話ししてましたよね?真顔
坊守「今から手続だと4月は難しいですね


はぁぁぁぁぁあ?!?!
何度もそう言ってたよね?!?!?!
こっちは認知症の父と0歳(あ、もうこのときには1歳か)の娘がいて、来月から復職するってのにー!!!!!物申す

その電話の2日後、書類が届いた。

忘れてたよね?!絶対そうだよね?!?!


そして次の壁。
それは、"改葬"手続書類には新墓地名と住所を書く欄があったこと。
前回の記事にあるように、合同墓に入れることは決めていたがまだ契約はしていない。

菩提寺に返送する前に、念のため菩提寺に連絡してその旨を伝えた。

坊守「え?新しいお墓まだ決まってないんですか?そうなった場合は…契約していただくまでは"改葬"手続はできないですね」

アキ「新墓地と契約しておく必要があるっておっしゃってなかったですよね…それ先に教えてほしかったです」

坊守「(絶対に否を認めず)契約をしていただくか、一日も早く墓じまいされたいとのことであれば、お義父様のおうちのお寺に一旦名前を借りるイメージで納骨されてから新墓地にうつすってことも可能ですね」

アキ「え?!義父のお寺、九州ですよ?2回もお骨の場所を変えるってことですか?!」

坊守「どうしても早く墓じまいされたいのなら、という選択肢としてのお話です」

アキ「新墓地の納骨日が決まるまで、自宅で保管しておくってことはできないんですか?場所ならあります」←二世帯を一世帯で暮らしてるので、部屋ならある。

坊守「いやぁ………お骨には、人間と同じで住民票があって役所で登録されているものなのでご自宅には戻せません。戻すというかあくまで短時間保管するのも、元々土に埋まっているものですからね。あまり適切ではなく…お寺からお寺へ移して納骨するのが改葬というものです」


そこで私は初めて知ったのだ。

"改葬"手続には、新しい墓地を決めている必要があることを凝視

だから早く書類送ってって言ったよね………
こういう後から知って動くのすごく嫌なの。
先に全部聞いて、準備した上で動きたいタイプなの。

ほんとにもう………イラついた!!!
嫌がらせ?なんなの?


2023年3月下旬 合同墓に申込連絡


坊守との"改葬"議論の電話を切ったあと、そっこー新墓地(合同墓)に連絡。

・まず申込書類を合同墓から私へ送る。
・その書類を揃えた上で窓口での手続が必要。
・窓口での手続後、納骨日の予約をして別日に納骨。
とのこと。

さすが大手の合同墓。
説明も素人に分かるように、とても懇切丁寧かつ簡潔。
菩提寺との印象の差がすごい。
申込手続を進めたいと伝えると…

受付「では窓口での申込手続の予約をお取りします。申し訳ありませんが、たくさんのご予約をいただいており、最短でのご予約が5月下旬(平日)となります」

アキ「そうですか………ちなみに土日は受付されていますか?」

受付「お受けできます。が、次に空いている土日ですと…………6月下旬です」


終わった泣き笑い
完全に復職後泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い




さて。
納骨は、いつになる?!?!?!


(終わらなかったので、最終章は次回に持ち越しとさせてください昇天)


 

私の経験談が、プレジデントオンラインに掲載されました。

 

このもしゅだきではまだ更新されていない、母の亡くなったあとの父のことも触れています。

 

「もしゅだきの更新が遅すぎるから待てない」

「いままでの経緯をざっと知りたい」

そんな方におすすめです合格

 

介護に携わる方、育児に翻弄されている方たちにとって、少しでもお役に立てますようににっこり