家族葬なのに。

一卵性親子だった母のお通夜なのに。

なんであなたが仕切るの?

お母さんは祭壇の前で写真なんて、撮られたくなかったと思う。


義父への疑念をもった最初の日でした。

あの発言は、今でも忘れません。

 


 

   

 

 

 

この記事の続きダウン



お通夜当日。

お通夜に出かける16時までは、父はデイサービスへ。


慶弔休暇中の夫と娘と、静かな午前中…ではない


実はまだ続いていたのだ、私の保活!!!ダウン(まだやってたの。笑)



保育園見学へ



どうしても見学したかった人気園。娘を入れたかった園。


家からも最寄り。

通勤で使う駅からも最寄り。

私も娘も大好きな"絵本"が何千冊飛び出すハート図書館以上に揃っている。

ただし、園庭はない。


見学は月に4回のみ。

1ヶ月前の1日の朝から電話して、埋まり次第受付終了。

1回3組まで。つまり、全学年合わせて1ヶ月に12組しか見学できない。


人気園だからそのように最初から絞らないと見学対応もしきれないんだろう。

そんな人気ライブなみの予約を勝ち取った見学日が通夜当日だった。

通夜の日程が決まったとき「午前はやることないよね?見学行けるよね?」とその場で夫に確認泣き笑い


行く選択肢しかなかった。


見学したら、、、それはもう理想的な保育をしている園で素晴らしかった。

園児の誕生日には、その園児が好きな絵本の内容に沿った保育をしてお祝いしてくれるニコニコ

入ってすぐに絵本エリアがどどーーーんと設けられていて、降園時に滞在も借りることもできる。


終わったあとの質疑応答もとっても丁寧に対応してくださり、確実に第一希望の保育園になった鉛筆



なぜか娘も安心したのか、保育園を出た瞬間から爆睡。

家まで5分なんですけど…

ってことで起こすのも可哀想でそのまま帰宅。


夫も(慶弔休暇中だけど)少し仕事をしていたので

座って静かにしてようと思ったら…

気づいたら私も寝てた泣き笑い爆笑驚き

(しかも夫に撮られてたカメラ)






お通夜会場にて


夕方に父がデイサービスから帰宅後、急いで喪服を着せて、葬儀場へ。


通夜も葬儀も、義父と義弟がお経をあげてくれることに決まっていたダウンが、案の定先に来ていた。



母が生前に遺影に指定した、とてもよく撮れている写真が大きく飾られていて、その周りにはコスモスの花がたっくさんガーベラ


そんな祭壇を見て私はまた改めて、

「あーあ、お母さん、死んじゃったんだ」と認識させられた。


父は椅子に座ってうなだれ、泣き崩れている。

まだお通夜が始まってもいないのに。どうしようもない。



そんな中で「ここは俺の舞台だ」と言わんばかりの義父の独壇場が始まった。

この日から私は、義父への疑念が強くなったのだ。



「おい、みんなここに並んで。写真撮るぞ」

「はい、アキさん、ここに立って。」


祭壇の前での家族写真?

寺業界では違和感がないのだろうか?


私は、違和感でいっぱいだった。


祭壇は、目と心に焼き付けておけばいい。

せめて私が写真に写るならいいが。

何で義家族がお母さんの祭壇の前に並ぶのか。



そう思ってしまい、「私だけで撮って」と夫に告げ、義家族たちとの撮影のあとにこの写真を撮った。


母と娘と3人で、もっと写真撮ればよかった。

全然ない、3人の写真。






そして。抱っこひもをした私に対して、

極め付けに言い放ったのだ。


「アキさん、モモちゃんには触らないで。義母に渡しなさい。アキさんは喪主なんだから」



呆気に取られて言葉が出なかったが、この言葉はいまだに忘れもしない。



はい?いまなんと

「モモはモノじゃないんですけど

「喪主ってそんなに偉いの?」

「私がモモを抱っこしたいかどうかは関係ないの?」

「なんであなたが決めるの?」

「てか、家族葬でしょ?別に大きい葬儀じゃあるまいし」

「あなたのものじゃないし」

「モモは私の娘ですけど」


マスクしてたからイラっとした表情は見せずに済んだだろう。

むくむくといろんな気持ちが沸いてきたが、仏事のことは分からない。

そのときは、完全に義父の言いなりだった。


いまだったら「娘は私が抱っこします」と言いきれたかもしれない。




母がいなくなって、心がぽっかり空いていたそのとき。


娘を抱っこしているその重みが、少し心の空白を埋める。

娘がぎゃーぎゃー泣いてあたふたすることで、母がいない寂しさや悲しみから逃れられる。


そんな効果を、実は感じていたのだ。


抱っこひもを取って、義母が持ってきてくれたおんぶ紐(夫たちが子どものときに使っていたもの)が通夜と葬儀の間の娘の居場所になった。


軽くなった体に、余計に悲しみがのし掛かりながら通夜を終えた。




そして、義父の仕切りはまだまだ続く。


「通夜のあとには、お斎(おさいじゃないよ、おときです)をやるものだ」


その義父の言葉に誰も逆らうことなく、お通夜のあとには我が家でお斎が開催されることになっていたのだ生ビール

(葬儀までの1週間の間に勝手に決められた。)



私の睡眠不足の日々が続く中、

0歳児を連れて夜のイベントに出かけ、

そのあとの離乳食と授乳と寝かしつけ

なんといっても、ほぼアル中の認知症がいる。


どうなるか普通なら想像がつくだろう…



この状況で、我が家でお斎。へぇ。

あなた(義父)が飲みたいだけですよね。


(次の記事へ続きます鉛筆)


 

 

私の経験談が、プレジデントオンラインに掲載されました。

 

このもしゅだきではまだ更新されていない、母の亡くなったあとの父のことも触れています。

 

「もしゅだきの更新が遅すぎるから待てない」

「いままでの経緯をざっと知りたい」

そんな方におすすめです合格

 

介護に携わる方、育児に翻弄されている方たちにとって、少しでもお役に立てますようににっこり