父がグループホームに入所してから4ヶ月。
生まれての私の人生で、こんなにも長い間父に会わなかったことはありません。
 
一人暮らししてたときでもせいぜい2,3週間に1回は会っていました。
その頃父が食道がんの手術をしたり、膝を痛めて杖をついたり、という具合が悪かったこともあって。
 
 
 
いまだに父のことを考えない日はないし、
一緒に暮らせないようになってしまった後ろめたさは消えない。
(もちろん後悔はないんですけれど…)
 
 
 
ただ、
母の入院が始まってから私に時折見せる恐れと怯えの目。
スタッフの方が恐怖で声が震え、娘が下痢してしまうくらいの、私に対する怒鳴り声。
施設や病院から電話がなるたびに息が止まってしまうくらいのトラウマ。
 
それらが恐くて恐くて、会いにいけなかった。
 
 
事情をとても理解してくださるケアマネさんにも「まずはアキさんの心と体を休めましょう。会いたいなと思えたときには、いつでも連絡してきてくださいね」と言っていただいてた。
 
 
いつも物事を冷静に判断する夫も「電話がないってことは今お父さん落ち着いてる証拠だから。わざわざまた火に油を注ぎにいくようなことはしない方がいいと思う」と、ことあるごとに言ってくれていました。
そう言われるたびに「そうだよね。行かなくて大丈夫だよね」と言ってた。
 
 
 
 
でも、(病院や老健のときの)リモート面会では、必ず穏やかで涙ぐんでくれる父。
娘を見て「大きくなったなぁ可愛いなぁ」と繰り返す父。
 
私の顔を見ると、ヒートアップすることはあまりなくて(施設入所で送り届けたときは怒り狂ってたけど真顔)
 
それはそれで罪悪感がいっぱいになり、心にぐっときてしまってた悲しい
 
それを思い出してもまた、切ない。
 
 
 
 
会いたくないのに、会わないなら会わないで
どうしてるのか、寂しくないか、気になってしまう。
寂しがりやの父なので…
(何かの歌詞みたい泣き笑い)
 
 
 
 
でもこのままずっと会わないのも、自分自身の心の整理がつかない。
私は(金の無心しかしない)不義理な異母兄たちとは違う!という自負もある。
 
 
なので、来月までに会いに行くことにします!!立ち上がる(宣言)
父の日もあるしにっこり

 

 

 
そう思うきっかけをくださったのは、ずっと拝読しているブログの先生のお言葉でした。
 

 
 
他人の中で毎日頑張ってるんだから「帰りたい!」くらい言わせてあげて。
 
会ったからといって帰宅願望が強くなる人はあまりみかけない。
 
「帰りたいよね」って共感することが大切。
 
施設には施設のよさがある。
 
罪悪感は不要。
 
 
 
これを読んで、目から鱗で。腑に落ちて。
 
「会いに行こう」はっきりと思いました。
 
 
 
そして、その日の夜。
夫に「ねぇこれ読んでみて」とスマホを渡して。
 
読み終わってスマホから顔をあげた夫は第一声、
「なるほどなぁ。たしかに。アキが行きたいと思うなら、面会しようか」と言ってくれました。
 
 
昨日なんて仕事から帰ってきたら「いつ面会行くか決まった?」と。
はや!まだ予約してないよ泣き笑い
 
 
 
 
ケアマネさんに先日電話で言われた
「みんな帰りたいんですよね。当たり前です、家なんですから。でもそうだよね、ってそのときその瞬間の気持ちを受け止めることが大切だと思ってます」
「そのあと帰宅願望が強くなっても大丈夫ですよ。スタッフが対応しますから」
「面会したくなったらいつでも連絡くださいね」
というお言葉はこういうことだったのか、、、と。
 
 
 
去年1年間の辛い時期にアメブロに出会っていたら、救われる瞬間があっただろうなぁって本当に思います。
 
 
 
さ、明日からは余談はお休みして、母の記録の続きに専念します鉛筆
辛い場面だけど、記録にも記憶にも残しておきたいおねだり
(まだ1年経ってないのにもうすでに記憶があやふやな部分もある)
 
引き続きゆるいペースですがお付き合いくださいませ。
いつもありがとうございますニコニコ
 

 

 

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