2022年8月に投稿した記事ですが、再投稿させていただきます。

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本日のナカムラクリニックさんの記事を読んで、患者のことを真に思う医療者、本当に患者を救う治療法を提案する医療者はどのようにして潰されているのか、現実を知りました。

 

 

意味のない抗癌剤治療を続けることに耐えきれなくなり、大学病院をやめた白川太郎先生が体験された実話です。

(同記事にリンクが貼られている、「抗癌剤では治らない」の記事もご参照ください)

イギリスに留学し、臨床を離れて研究に打ち込んだ。留学は10年に及んだが、そこで『ネイチャー』や『サイエンス』に掲載される傑作論文を量産した。

「オックスフォードではそれこそ一日18時間以上、実験室にこもっていろいろ好きな実験をしました。たくさんの修行をして、国際学会にも呼ばれて、本当に楽しい時間を過ごしていました」
海外での活躍が母校の目に留まり、お呼びがかかった。「教授のポストを用意するから大学に戻ってこい」と。

教授として母校に戻った白川先生は、臨床現場でいまだに抗癌剤が使われているのを見た。

20年前にさんざん研究し、有害無益だと結論が出た抗癌剤が、延々使われている現状を見て、少なからぬショックを受けた。
「ただ、私もどうすればいいか分からないんです。抗癌剤がダメというのは分かる。でも、さて癌患者をどう治療すればいいかとなると、私も困ってしまった。抗癌剤の危険性を知る患者は、神秘の水、きのこエキス、サメ軟骨など、いわゆる代替療法をしていました。私は当時最先端の医療をやっていましたので、こんなもの効くはずがないと思いました。
過去の経験から抗癌剤を勧めるわけにもいかず、かといって、こういう民間療法に頼るのも間違いだと思っていました。

だから、学生を総動員して、これら民間療法の有効性を実際に検証してみました。
その結果、9割方の民間療法は無意味。ほぼ全滅となりました。

しかし残り1割については、著しい効果を示すものがありました。私は素直に驚きました。

「確かに製薬会社の薬よりもすばらしいものが存在する。患者が治ればそれでいいだろう」と大学の同僚や講演会などでそう言っていました。

しかしこうした私の言動が次第に問題視されるようになりました。
(中略)

こんな具合に、世間で言う代替療法を徹底的に調べて、いい結果が出たものは積極的に宣伝したり、私の癌治療プロトコルに加えたりしていました。
しかし大学の拒否反応は私の予想以上でした。「鹿児島のどこかの水のほうが、○○社の○○(抗癌剤)よりも効くだって?お前自分が何を言っているのか、分かっているのか?」
教授会で散々つるし上げを食らいましたが、反論しました。
「私は英国で遺伝子の研究をしていました。たとえば、糖尿病の患者を2群に分けて、一方には○○社の薬、もう一方には桑の葉抽出エキスを飲ませる。一定期間後、両群の糖尿病原因遺伝子の発現具合を比較する。たとえば桑の葉エキスのほうが低下すれば、薬よりも桑の葉エキスのほうが優れた治療ということになります。私が今やっているのもそういう研究と同じようなものですが、なぜこういうのをしてはいけないのですか?」
しかし話は全然通じません。
「お前な、京大を何だと思っている。道修町から金をもらってる。昔からそういう流儀なんだ。そこをお前、桜島の水がどうのこうのとか、そういうのはもういい加減にしてくれ。
独立行政法人になって以後、大学はいわゆる民間企業のようなものになったが、京大はそういう研究を率先してやれとは言っていない。お前は国立大学教授なのに、民間とそんな付き合いをして。少しは恥を知れ」
そんなふうに攻撃されます。
月に2回ある教授会では、文字通り怒鳴り合っていました。いまでも議事録に記録が残っていると思いますよ。

(中略)

しかし結局、白川先生は京大教授をやめさせられることになった。

「京大の歴史上、教授職をクビになったのは史上初」と自虐的に言って笑うけれども、笑えるようになるまでには相当な葛藤があったに違いない。
「やめさせられたあと、3年間、医学部HPに『白川教授がやろうとしていた伝統医学その他の分野で、京都大学医学部は学生に学位を授与することはしません。そういう人の入学はできません』というのがずっと載っていた。ある弁護士が『それ、明らかに人権侵害です』と動いて、消してくれたけど」

大学教授が代替療法を推すと、それだけでクビになるリスクがあるわけです。実際、白川先生はクビになりました。
患者のことを真に思う医療者、本当に患者を救う治療法を提案する医療者は、こんなふうに潰される。
逆に、無意味な抗癌剤を投与し続けたり、製薬会社の利益に忖度できる医療者は、教授として長く安泰の地位を築くことができる。
バカみたいな話だけど、現実です。

あまりにも、ひどすぎます…。

抗ガン剤が効かないことは、厚労省も認めているというのに。

 

そして、そんな体質の京都大学の教授会でも堂々とご自分の意見を表明し、患者さんのために信念を貫いた白川先生は、素晴らしいと思います。

 

白川先生が監修者のお一人である、『ガン治療革命』という本が、地元の図書館にあるようなので、今度読んでみたいと思います。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。


 

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