2022年7月に投稿した記事ですが、再投稿させていただきます。
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先日の記事で、母乳も粉ミルクも、ニコニコ笑顔で飲ませると、赤ちゃんのアレルギー反応が減るという記事を書きました。

 

 

『笑いの免疫学』の本を読んでいたら、さらに、笑いの効能は「気管支ぜんそく」や「花粉症」にも及ぶ、ということを知りました。

笑いの免疫学―笑いの「治療革命」最前線

 

 

木俣肇医師は、「気管支ぜんそく」や「花粉症」など目にくる「アレルギー性結膜炎」と「笑い」との関連も研究したそうです。

その結果ー。

「気管支ぜんそく」の患者さんに『モダン・タイムス』を見せて笑ってもらうと、メサコリンという気管支を刺激し収縮させる物質への抵抗性が増すことが判明。

つまり「笑い」は気管支の抵抗力を強くして、「ぜんそく発作を起こりにくくする」ことが立証されたのだ。

 

おおー\(^o^)/

 

また「アレルギー性結膜炎」は涙の中にアレルギー反応を引き起こす抗原たんぱく質(IgE)が流出してくる。

IgE値が高いほどアレルギー結膜炎は重症だ。

春先の「花粉症」で目がシバシバして涙目になるのは、花粉が抗原となって、結膜でアレルギー反応を起こしているからだ。

とうぜんIgE値は高値。

ところが「花粉症」の患者さんたちを『モダン・タイムス』で「笑わせる」と涙の中のIgE値が減少した!

つまり「笑い」は「ぜんそく」や「花粉症」などにも効くことが証明されたのだ。

 

すごいです!

 

ちなみに、他の抑うつ症状の病気にも「笑い」の効果は証明されたそうです。

木俣医師が更年期障害で抑うつ状態の14人の女性たちに①チャップリン、②Mr.ビーン、③横山やすし、きよし…の順でビデオを3日間見せて、抑うつ状態の改善効果を測定したところ、14人全員の抑うつ状態が改善されていたとのこと!(*^^*)

 

木俣医師のこれら実践研究は、まさに素晴らしきパイオニア・ワーク。

国際的にも大きく評価されるべきだろう。

 

私は冗談ではなく、本気でアトピー治療現場に、この「喜劇療法」を取り入れてもらいたいと思う。

「落語」でも「漫才」でもかまわない。

これだけ劇的効果のあるクスリ、治療法が他にあるだろうか?

そして、「笑い」には副作用はゼロなのだ。

それとも、たかがお笑いでアトピーが治ったら、医者はオマンマの食い上げですか?

もっと「笑い」のあふれるクリニックをめざしてほしい。

 

ご著者の船瀬氏の上記の意見に賛成です!

 

まあ、このような実験結果を厚労省の人が知ったら、怒りで震えるかもしれませんが…。

なんせ、”たかが”野草のお茶で「病気が治ってもらっては困る」と、厚生省は利権にならないものは認めない体質ですから…。

 

 

同書には、笑うことでガン細胞など病原体への攻撃力もおおいに高まることが立証されている、といった内容も載っており、ガンやアトピーなどで悩む方に、「さっそく今からでも、楽しいことを考えてみましょう。たとえ、その効果が数時間しかなくても、それが、積み重なって笑いの効果は長く続くのです」という木俣医師のメッセージが紹介されていました。

 

同書では、『パッチ・アダムス』の映画もお薦めされていました。

パッチ・アダムスは、「笑いの治療」を独自の感性で実践し、広めた医者だそうです。

その半生はアカデミー賞俳優ロビン・ウィリアムズ主演で映画化された。

(中略)

「…これは事実に基づく物語りである」

「絆創膏(パッチ)で傷を治す」という愛称でパッチ・アダムスと慕われた実在人物。

1998年、ユニバーサル・ピクチャー作品。

映画としても秀逸で深い感動の余韻を残す。

(中略)

人生の絶望の淵に立たされながら、病に沈む患者たちを笑わせ、微笑ませることで、自らの人生をも救った一人の医者…。

 

アマゾンのプライムビデオで探してみたら、字幕版が100円でレンタルできるようでしたので、今度観てみたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。




「泣いて生まれてきたけれど」でも出てきた「スギナ茶」
評判が良いようです。