先ほどの記事で、高層階に住むほど心身が破壊されることについて書きましたが…
超高層ビルは、健康面以上に、極めて危険な建物なのだそうです。
『風景再生論』の本から引用させていただきながら書きたいと思います。
長周期地震でビル共振が起きたら…? 建築業界関係者は、口が裂けても言えない。
超高層ビルは、小刻みの揺れの地震には強いのですが、問題は周波数の大きい地震だそうです。
この長周期地震を、”ゆっくり地震”と呼ぶ。
あまりに周波数が大きく、ゆっくりしているので、地上の人たちは、地震で揺れていることにまったく気付かない場合すらある。
たとえば2004年10月中越地震のとき、はるか離れた都心の新宿西口の超高層ビルが、約40センチもユラユラ揺れた。
その揺れはなんと2分以上も続いた。
鳥取沖地震でも約700キロも離れた東京、恵比寿のガーデンヒルズビルが揺れ始めて、ひとびとを仰天させた。
「明日起こってもおかしくない」のが東海地震。
それはマグニチュード8クラスで「関東では揺れは10分以上続く」と専門家は警告する。
この長周期の揺れに超高層マンションは耐え切れるのか?
「ビル共振が起きたらアウト!」。
これが建築家のホンネ。
だから、ぜったい公(おおやけ)には口にできない。
”ゆっくり地震”の周波数と超高層ビルが”共振”すると、上部は大きく揺れ始めるそうです。
名古屋大学の研究ではマグニチュード8で地上30階では1秒に左右4メートル以上揺れる、60階では8メートルを超えるだろう、とのことです。
ゼネコン関係者に聞くと「これほど揺れると、室内の冷蔵庫やベッド、机なども窓を突き破って、空中に放り出される」という。
住んでいる人は?
「一緒に出られるようですね…」。
地上200メートルで部屋が8メートル以上も左右に揺れる。
ヘタなパニック映画どころの騒ぎではない。
…怖すぎます。
最近の超高層ビルは、柔構造となっているそうです。
”柳に風”の理論で自らが揺れて、地震のエネルギーをしのぐ、とのこと。
その揺れやすい設計ビルを”ゆっくり地震”が襲う。
上部が10メートル近く横揺れするのも当然だ。
上方階の住民は、家具ごと空中に投げ出される。
あるいは家具に押し潰される。
そして、この凄まじい横揺れに、超高層ビルはどこまで耐えられるのか?
これまで超高層ビルの設計では、政府指針で30階建てビルの最上階で最大揺れ幅2メートルとして設計されてきた。
しかし、最近の研究で4メートル以上も揺れることが判った。
つまり耐震基準の2倍の揺れ幅。
この設計強度を超える想定外の歪みに超高層ビルは、耐え切れない。
つまり確実に亀裂、損傷、瓦解に見舞われてゆっくりと倒壊する。
例外はない!
この真実には関係者は、皆一様に口を閉ざすそうです。
かれらのホンネは「起きてみなければわからない…」。
超高層ビルと”ゆっくり地震”ー建築業界では、このことに触れるのは、タブーとなっている。
かれらは、それを”パンドラの箱”と呼ぶ。
同書のご著者、船瀬氏によると、もし起きた場合には、このようになるそうです。
想像を絶する光景が出現する。
大きく左右にしなる超高層マンションが、あちらこちらで折れる。
次々に倒壊していく。
それは、まさにSFX映画を観るような光景だ。
かれらは、わかっている。
しかし、それを口が裂けても言うわけにはいかないのだ。
超高層マンションと地震に関することは、次の記事でも書きたいと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
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