3年ぶりのMMSE | 『認知症(かもしれない人)の生き方』

『認知症(かもしれない人)の生き方』

2020年秋に健忘型MCIと診断されました。
2022年夏に別のクリニックでMCIではないと言われます。
多分その間にいるのかな。

アミロイドPET検査を希望した流れで、認知症のスクリーニングテストを受けることになりました。

 

先生に『MM〇〇も今日やってしまいましょう』と言われた時、最初の用語が聞き取れず

診察室を出た後の待ち時間で〇〇の部分を調べました。

 

あぁ、日付や場所、100から7ずつ引き算したり、言われた事を繰り返したり暗記するやつだ…と分かり

つい設問の答えを考えてしまいました。

 

その後で受けたテストの設問も全く同じ内容だったので

普段なら制限時間オーバーになりそうな問題もクリアして、得点は30点満点中29点でした。

 

実力で受けていたら、その日なら(コンディションによって結果が変わる)25点ほどだったと思います。

こういう(正しく測定できない)ことになるって気づかないところがダメですね。

 

さて、3年ぶりの測定なので今回苦戦した部分を書いておこうと思います。

 

普段の生活でも痛感しているとおり、やはり「時間と場所」に関するところが弱い。

「今がいつか分からない」

 

必要な時は都度確認していますが、時間は絶えず流れるので捉えづらいんです。

その点、場所は動かないので一度確認すると時間よりは長く覚えていられます。

  • 今年は何年ですか?
  • 今の季節は何ですか? ← 晴天で気温16度の2月 窓の外も明るく、春と冬とで迷いました。
  • 今日は何曜日ですか? 
  • 今日は何月ですか?
  • 今日は何日ですか?
 
季節を聞かれた時、無意識に気温や日差しで判断しようとしていました。
季節の特徴は分かっています。
 
雪の写真を見たら冬、桜なら春と分かるのですが、都心の窓の外には季節のヒントは何もない。
 
季節は春が3,4,5月、夏は6,7,8月、秋が9,10,11月、冬は12,1,2月と頭で分類していました。
考えてみたらそれって薄っぺらいですね。
残念ながら今が何月か分からなければ季節も分からないということになります。
 
季節は頭で分類するより自然の変化を感じて知る方が人生豊かな気がします。