自分の乳がんを家族に伝える 〜息子編 | 右乳房温存手術、病理検査でKi67グレーゾーン。オンコタイプの結果、化学療法無しで放射線治療20回終了。ホルモン療法中。

右乳房温存手術、病理検査でKi67グレーゾーン。オンコタイプの結果、化学療法無しで放射線治療20回終了。ホルモン療法中。

病気らしい病気したことのない私のはじめての病気が乳がん。4/9に告知受け6/2に乳房温存手術受けました。治療を通して体験したことを、いろいろ記録していきます。
7/1病理確定でステージⅡa,リンパ転移なし,Ki67グレーゾーンでオンコタイプDX後、放射線治療20回終了

乳がんになったこと、子どもたちにはどう

伝えようか、というところからです。


子どもたちは、15歳の息子と17歳の娘。


実は告知されたあと 息子が同じ病院の

他の科を受診していた。


お互いの診察の合間にちょいちょい

顔合わせてたんだけど、病院内ではまだ言えず。


さっきから診察室で出たり入ったり

しているのをみてるし、何も言わないのも

むしろ不自然。

 

息子は15歳だけど年齢の割に大人びていて

(言い換えるとスゴく老けている)達観した

思考の持ち主。

SNSやチャットなどで年齢を明かさないで

会話していると、よく年上の人から恋愛や

人間関係についての相談をされるようです。

相手の人、年齢が10も下の子だと知らずに。


息子は母親が乳がんだって言っても 

動揺したり落ち込んだりはしないだろう。


どれ、と


帰りにカフェでケーキセット食べながら

切り出してみた。


「ところで私さぁ、さっき病院で言われたん

だけど乳がんができちゃったんだよ」


「マジか。なんか診察室の名前見て 

 なんかあるんだろうとは思ってたけど。」


「いや〜そう、まさかの がんだよね。

 でも 乳がんは5年生存率が92%って

 記事もあったし(院内で速攻調べた)、

 まだ小さいらしいから命に関わるほどじゃ

 ないと思う。」


 と私。


「わかった。それなら大丈夫じゃない?

 あの不死身のじいちゃんの血を引いてるし」

 

 と息子。

 

『不死身のじいちゃん』こと 私の父は 

過去に 脳梗塞やら大腸がんやら、

交通事故で車を廃車にするほどの経験をし、


一時は 事業や株取引の失敗で

38億円の負債を抱えながらも、


全てを乗り越えて、今も元気にしています爆笑



おぉ 確かに!!


もう何度も奇跡の生還を遂げたあの父の

DNAを持っている私なら、みんなも

そんなに心配しなくていいかもね。



入院や療養でいくらか不便はあるだろうが、

みんなが困らないように、しっかり

準備しておこうと思う。


息子が息子なりに冷静に

受け止めてくれてひと安心。


そして あと娘にはどうやって伝えようかな、

と 考えてた。