土壇場になって一人暮らしを撤回したおっさんボーイ弟の、次の一手はいかに??
賃貸契約をやめたボーイ弟から来た連絡内容
(簡単まとめ)
①とりあえず2ヶ月ほど実家に戻って資格を取り、2ヶ月後には家を出て(遠くの他府県)働きますたぶん。
、、、、、、。
おおおおおお、やはりそう来たか。
と思った。
彼が毎度毎度考え出すこの作戦について、ねこまたは大きな疑問を感じていた。
このたび、ねこまたが何に対して疑問を感じていたのかがはっきりとしたので、記録しておく。
えーーーーーと。
えええええーーーーとね。
実家に住んでいる人物にアポとったんか??
問題やね。
たとえ親といえど別世帯。
ひっそりと老後を過ごしている夫婦の家に2ヶ月間間借りするという事は、
相手の生活習慣を崩す。
という事なわけ。
もしかしたら、老夫婦が病気で元気なく生活をしているかもしれない。
もしかしたら、どこかへパートに行き始めて、忙しく生活しているかもしれない。
相手が孫だろうと子どもだろうと、なんなら推しアイドルであろうと、共同生活はしたくないという意思があるかもしれない。
一泊2日の里帰りでも、事前にアポを取るだろう。
なんなら日帰りで顔を出す場合でも、自分の家以外にお邪魔する時は先に連絡を入れる。
なぜ、おっさんボーイ弟はいつも、相手(親)が受け入れてくれる事を前提に物事を決めるのだろうか。
賃貸契約をキャンセルするならば、まず事前に実家に住めるかどうかのアポをとってからキャンセルする方が良いだろう。
おっさんボーイな弟から来たこの連絡を読んで、ねこまたお姉さんはどっと疲れた。
①前回も前々回も、「もうおっさん息子と一緒に住むのは無理やから、出ていってくれ」と親と揉めた事を忘れたのだろうか。
②自分も老両親も、同居により嫌な思いをした事を忘れたのだろうか。
これらのことを弟に伝えて、その作戦はまずいぞと言おうかと思ったけれども、
とりあえずそれはやめた。
「へーそうなんや。先に実家に連絡してアポ取っときや〜」
とだけ返す事にした。
どうやら姉からのその助言を受けて、弟は姉に送った文面をそのままポイズン教祖婆様に転送したようだ。
おっさん息子からの連絡を見た老母の様子
ポイ教婆(略)、
闇落ち。
もうね、顔つきがちがうの、
逃れられない恐怖の大王が再び我が領土へ降臨してきた!!
くらいに狼狽して、わけわかめな事を口走っているのよ。
嫌なら嫌だと断れば良いのに、ぐちぐちぐちぐちと過去から現在に20年分巻戻って、しっちゃかめっちゃかに悩んでいる。
「同居はいやです。無理です。って返事したら良いやん😉」
と言うと、「だってちょんまげ爺がなんたらかんたら」と、これまた支離滅裂な話が続く。
そう。
ポイズン教祖婆様という生き物は、
わたしはいやです
わたしはそれを食べたいです
というように、「自分」を主語にして物事を決めるのが、ものすごーーーーーーく苦手なのだ。
「私が買いたい」からではなく、「バーゲンのチラシがはいっていたから買う」であり
「私が食べたいから」ではなく「ちょんまげ爺が食べたいって言うから食べに行く」となる。
大変驚くべき事に、ポイズン教祖婆様は、
おっさん弟の実家での共同生活を受け入れる事を前提にイライラし、毒を吐き、地面にめり込む勢いで悩んでおられた。
「え?一緒に住むのは婆様が嫌なんやろ??嫌です。無理です。その連絡は受け付けません。って言ったらいいねん
。」
そう伝えると、
だって断ったらその後あの子どうすんのよ、どうせ行く先もないやろなんも考えてないねんから、あーあ、なんで先のコトヲカンガエテコウドウデキヘンネンイヤヤワ
よくわからない呪文が帰ってきた。
ねこまたはイラっとしたが、落ち着いて婆様に声をかけてみた。
「婆様、弟はもうすぐ40歳や。もう子どもじゃない。それに今回はまとまった現金も持ってるやん。」
「婆様はもう70歳やで?お母さんの年齢ちゃうでばあさんの年齢や。」
「わたしは嫌です。返事はそれだけでいいねん。」
そんなんもう何回も言ってるやん。他に住むところ探しても言ってるし、住み込みにしたらいいやんとかも何回も言ったし、一緒に住んでもろくなことないってわかってるのになんたらかんたら
と、話が続く。
「婆様。婆様は嫌ですという気持ちを、山ほどの言葉(ポイズン語)で弟に伝えてはいるけど、シンプルに伝えたことはまだないで。
修飾語だけを使って嫌ですを表現しているやろ。」
婆様は、婆様の気持ちをストレートにそのまま言ってもいいねん。嫌なもんは嫌だ。と言っていいねん。
その後おっさんボーイがどうするのかまで考えなくて良いねん。
実家に断られてからどうするのかを考えるのは、大人になったら息子の問題であって、婆様が考えることではない。
婆様、婆様はもう70歳や。
もうお母さんは卒業してもいい。
「わたしはお母さんを終えました。ここから先は死ぬまで、わたしはただの私です。」
でいいやん。
現時点のおっさんボーイ弟の状態は、おっさんボーイ弟が積み重ねた結果や。
婆様は、乳をあげ、食事の世話をし(←ちょっとやけど)よく働いて子どもの学費を出した。
もうやり切ったと言っても過言ではない。
一度巣立ったライオンの子どもは、もう群れには戻らない。
次の生活は自分の手でなんとかするねん。それに失敗したら死んでしまうのが野生動物や。
もしどこかでおっさん弟が朽ち果てたら、婆様は行かんでいい。もうヨボヨボのおばあさんやからな。
私が生きてる間は私が弟のホネひろいに行くから、もう気にせんでいい。
一回、ストレートに本音だけ言ったらいいねん。
婆様は「ちょんまげ爺(現在落ち着いている鬱)がいるから同居は無理」っていつも言うけど、
もし仮に今ちょんまげ爺がタヒんだとしたら、婆様は、おっさん弟と一緒に住みたいんか?
一緒に楽しく暮らせるか??
「そんなん無理。絶対嫌一緒に住みたくない。爺がタヒんだら私グループホームに入るもん」
うんうん。
嫌なもんは嫌。それでいいやん。
10万積まれても、100万積まれても同居は嫌だ!!
おっさんボーイだけでなく、脳筋兄おじさんでもねこまたでも、誰とも同居はしたくない!!もうしない!!
お母さん卒業!!
これからはただの婆さんや文句あるんかこんにゃろーでいいねん。
わたしも、老後にもしカピ子が一緒に住みたいって言ってきたら断るもん。猿くんでも嫌やわ。
自分が死ぬまでは「お母さん」やけど、「お母さん業務」を一生するのは嫌。
いいねんそれで。母親という生き物ちゃうで、ただの1人の人間の女の人やで?
「と、最近私は思っている。あっはっは!!」
ポイズン教祖婆様は、ぴたっとおしゃべりをやめた。
「嫌。って返事するわ。」
心を決めた顔をした。
わたしは嫌です。
と、どうやら伝えたようだ。(文面は不明)
次の日、実家を訪ねると、への字口でちょっぴり目をうるうるさせている婆様がいた。
「お〜、良いとこに来たな。ばあさんの話を聞いてやってくれ〜」
と爺様。
婆様は、人生約70年目にして、「わたし」を主語にした気持ちをおっさん弟に伝えた。
そうしたら
「じゃあなんで子ども産んだん?」
と言われたそうだ。
婆様は、への字口のままポツリとそう言った。
たぶんちょっと、目の穴から水滴が落ちた。
「おおお!!ちゃんと伝えたんや!!すごいやん!!よう頑張ったやん
」
「なんやなんや、中学生のカピ子みたいな事言うなおっさんボーイ
。」
「おっさんもう子どもちゃうやろ、なんで子ども産んだんって、いやしらんがな、本能じゃ。」
「生物はやることやって受精したら生まれまんねん。知ってるやろ?言うたれ
」
「生まれ落ちたらあんたの人生、あんたの命や、もうこれからはあんたの自由に使ったらいい。」
「もうみんねそれでいいねん。」
「母親」からのご卒業、おめでとうございます〜
と言うと、婆はちょっと笑った。
あれほど長々と、父ではなく母にだけ入ってきていたラインも、それからは入ってこないらしい。
だからおっさんボーイが今後どうするのかは、わからないらしい。
うん。
それでいい。
どちらにせよあと10年もすれば、爺と婆はこの世をおさらばしてしまうかもしれない。
どんなに長くても、人間でいられる時間は30年もないだろう。
悲しい。とてもさみしい。
だけと、それが普遍の真実だ。
人間は、1人で生まれて1人で還っていく。
夫婦であろうが、子どもがいようが、友だちがいようが変わらない。
おっさん弟は約40年間、母を母として見ていた。
そして、自分は母の子どもだと思い続けてきた。
きっと彼の脳内では、父や母の姿は20年前の状態のまま認識なされているんだろう。
現実はちがう。
もう、爺様と婆様には1人の人間を保護して育て、守ってやるエネルギーはない。
自分1人ぶん
老夫婦2人ぶん
その生活を楽しんで過ごすエネルギーを、細く長く維持すればいい。
婆様に「同居は短期間でも嫌です」と断られて以降、ねこまたのスマホにもおっさんボーイ弟からの連絡はない。
今、彼が持っている家族カードは
①賃貸の保証人は姉がなってくれるカード
②昔話しハウス(田舎の古家)にはいつでも住んで良いよカード
③なんかあったら、姉がホネヒロイババアになってくれるカード
の3つだ。
「共同生活していいよカード」
「就職先一緒にさがすよカード」
はもう無い。
今彼が、遠く離れたどこかで何を想っているのかはわからない。
わからないから想像したり考えたりはしない事とする。
ポイズン教祖婆は、元気に過ごしている。
もう断ったから、考えへんようにするわ!
趣味の旅行のプランでも考えるわ!!
と、自らの気持ちを自分で切り替えようとしておられる。
弟よ、次は君の番だよ。
もう、「こうなったのは俺を産んだオカンのせいだ」と、オカンを全ての理由にする気持ちを捨てると良い。
逆に、ポイズンオカンの存在自体を、君の人生から捨ててしまうと良い。
生物属性や思考回路が似ているがゆえにお互いを縛りあってしまう。母と弟。
複雑に絡み合った紐を解こう。
解けないならチョキっと切ってしまって、時が来れば結び直せば良い。
弟が、
俺は、ただの俺だ。
俺は自由だ。
と、思えるようになるといい。
ちなみに、つい先日保証人の欄にサインをするためにおっさん弟と会ったけども、相変わらず若々しくてしゅっとしたイケメンに見えた。
(彼は、服装や持ち物に気を使い清潔を保つタイプ)
(喋らない限り好青年)
(運動もできる人なので、適度な筋肉を持つ)
(外見は両親の良いとこと取りをして生まれた)
(ちなみにねこまたは、残念なところを受け継いだ側、にゃろめっ)
ポイズン教祖婆様が、永遠のループ(弟を受け入れる→ポイズンで攻撃する→弟病んで家を出る→弟を受け入れる)イザナミを破ったから、
彼にとってもいい方向に流れますようにと、ただ願う。
![TODAY'S](https://stat100.ameba.jp/ameblo/entry_designs/v1/sources/assets/limited023_heading.png)
幸せ
暇暇暇人のカピ子が、月15000円のお給料で掃除と洗濯と春休みの猿くんの昼食をしてくれる事になった。
え、まじか?
めっちゃ嬉しい。
↑めっちゃ細く見えるエプロン。