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高校3年生であるカピ子の、卒業後が決まった。

彼女は2年制の製菓調理専門学校に行く。

背骨の側わん手術後から、何度もイベントに足を運んでいた専門学校への出願資格を手に入れたのだ。


元過干渉ヘリコプターマザーであるねこまたは、この件に関しては何一つ手伝ってはいない。

AO入試の手続きもカピ子は1人でやり遂げ、
面接日程も自分1人で決め、
面接の練習もQRコードを読み込んで、さくさくと1人で行い
通信制高校の制服を見に纏って1人で電車に乗り
専門学校の面接を終えてきた。

ねこまたお母さんが、カピ子のためにした事といえば、、、

①保護者説明会にカピ子と一緒に参加をした事
②面接当日に自宅最寄り駅まで車で送迎する

の2点である。

上記の文章を読むと、カピ子はまるでなんでもできる普通の女の子のように感じるが、

そこはもうこの過去ブログを読んだ事のある方がご存知の通り、現時点でもやらかしあほあほとんちんかんガールである事に間違いはない。


母の手を借りずに1人でやり遂げたのは確かだが、
イベントに参加した際にカピ子の担当になった、専門学校の営業マン?の方に教えてもらった通りに出願し、面接を受けたと言うわけだ。


ねこまたお母さんからすれば、100%受かると認識していた面接ではあるが、

当のカピ子氏は、合否結果が郵送で送られてくるまでの期間、それはそれはドキドキしておられた。

宇宙人「お母さん。もし専門学校の面接に落ちてたら、わたしスーパーの裏にある工場(スーパーに卸す食品工場)に就職してみるわ」

と、落ちた後の作戦まで考える徹底ぶりだ。

自宅に届いた封筒を開けて、合格の文字を見つけたカピ子さんは大層喜んで、

仕事中のねこまたお母さんのスマホに、写真付きでお知らせしてくれたくらいだ。

目下、専門学校の学費を貯めるべくバイトに精を出し、
確実に進学できるよう、通信制高校のレポートも精力的に進めておられる。

あの、長く辛かった暗黒の闇期は、何だったんだろうな。

と思うくらいに、今のカピコは自分の人生を、自分のできる限りの力でもって生きている。

今のねこまたお母さんは、カピ子の未来や進路に何の興味も情熱もない。
ねこまたお母さんが、カピ子の未来を何とかしてあげねば!とも思わないし、
カピ子の進路をさがしてやらねば!とも思わない。

カピ子が自分で選んで来た事に対して、

タコ「へー、いいやん。めっちゃいいやん!」

と言うだけ。

カピ子から手伝って欲しいと言われたことだけ、
タコ「良いで〜、手伝うわ」

と即動くだけ

あとはもう、放棄で放置で自由なのだ。

24時間365日、我が子のために動いていると思いこんでいたあの頃を懐かしく感じ、
24時間365日、我が子のために全力で生きていた時期が確かにあったのだと、それもまた懐かしく思ふ

カピ子はきっと、今年度で通信制高校を卒業し、
来年の春、専門学校の門を叩くだろう。

さらに2年後には専門学校を卒業し、何らかの職につき、あほあほなやらかしを繰り返しながら、ねこまたお母さんの元から巣立って行くだろう。

永遠に続くかと思っていた暗黒の育児は終わる
終わりがもうすぐそこまで来ている


カピ子のIQは69であった。
軽度知的障害として手帳を取れる数値だ。

IQ51〜70までが軽度な知的な障害であると言えます。

そう言われて、ギリギリガールカピ子とその保護者は、ギリギリゆえに選択の自由が与えられた。

様子を見ながら考えましょう。
ただし、手帳をとれば各種支援を使えるようになります。と。

ねこまたとポイズン教祖婆は、手帳を取得して様々な事からカピ子を守りたかった

レアキャラ埴輪夫とカピ子は、不便な自由のままでいたかった


たぶんきっとどちらを選択していても、等しく幸せと苦しみは存在するだろう
たぶんきっとどちらを選択していても、彼女は未来を切り拓いたに違いない

手帳があってもなくても、カピ子はカピ子で、

どえらい事をやらかすし文字は相変わらず読むのが下手だし、どえらい音痴で、運動神経もすっとこどっこいなのだ。

製菓調理専門学校に入学したとしても、たぶんきっと製菓衛生師の資格は取れないだろう(←ゆるぎない試験がある)

たぶんきっと泣く
じぶんのアホさに泣く
そんな未来が見える

それでもきっと、カピ子は辞めずに卒業する。
そうして、経験値をゲットする

軽度な知的な障害があっても、人生の経験値のあたいは、上限なくアップしてゆくのさ

「知能」
「すばやさ」
「魔法レベル」
みたいな項目は、その人に合わせた上限が定められているけれど、
「経験値」
「体力」
あたりに上限値はない。

積み重ねる数値が上がるスピードは、これまた人よりも遅いだろうけれど、カメのようなスピードでも間違いなく積み重なってゆく。


AO入試の面接をクリアしたカピ子は、
秋には出願をすませるだろう

そして、バイトで貯めた貯金を全て放出して入学金を支払う。

彼女は、彼女の人生を自分の手で作り始めている。
自分が主人公の映画を、自分で撮り始めているのだ。

主演女優はカピ子
脚本もカピ子
監督もカピ子のカピ子映画だ。

ねこまたお母さんは、カピ子だけでは賄えない制作費の一部と、
カピ子が映画制作に疲れて落ち込んだ時に、
美味しいケーキを食べに行く係に勤しみたいと思う。