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「はひふへほ〜」

の全肯定で話を聞いていたねこまたお母さんは、

カピ子のそのセリフを聞いて、静かに固まった。
心の中が怒りで満ちてくる。

ねこまたとカピ子とオーナーと9歳と、それをただ見ているだけの周りの大人達と、 TOP TOPアプリを使って儲けているどこかの誰かさんと、たくさんの人の人生を潰すスマホという存在と、

もうありとあらゆる物などへの、なんとも形容しがたい怒りだった。


タコ「9歳か、、、猿君の友達の弟⭕️くんと同じ年の子どもやなぁ。なぁカピ子、もしさ、⭕️くんが TOP TOPでビンゴしてお金なくなったとしたらさ、ママはどう思うやろ?猿くん達は⭕️くんにどう声をかけると思う??」

宇宙人「え?わからへん」

タコ「カジノとかビンゴとかやめとけ!俺たちと一緒に公園で遊ぼうぜ!!って言って、公園で秘密基地作ったり、鬼ごっこしたりすると思う」

宇宙人「あ〜、そうかも」

タコ「カピ子はさ、お金がなくなった9歳の子どもに、なくなったらポイント貸すよって言ったオーナーを優しいと思ったやん?」

宇宙人「、、、、(じっと聞く)」

タコ「お母さんはな、本当に優しかったら、こらこら、子どもは賭け事したらあかんぞ〜、君が大人になって働くようになったら、また一緒にビンゴしような。お金がなくなったならもう辞めようね。って言うと思う。」

宇宙人「、、、ほんまや、そうやな」

タコ「オーナーがポイントを貸して、そのままいっぱい使ってしまったら、9歳の男の子はどうなる?もし親にバレたらどうなる?」

宇宙人「めっちゃ怒られる。捨てられるかも」

タコ「そうやんな。オーナーはたぶん、9歳の男の子の事なんてちっとも考えてない。こいつアホそうやから、ポイント貸したらなんぼでも金使うなラッキー!くらいしか思ってないねん。」

宇宙人「、、、、、ガーン」

タコ「この子が親に怒られて叩かれても、捨てられても、殴られても、親の財布からお金を盗んでコンビニで課金カードを買うようになっても、何も思わへん。」

タコ「オーナーは優しい人なんかじゃない!ただの詐欺師で、他人の人生を壊してお金を儲ける悪い人や」

宇宙人「ほんまや、私オーナーの事優しいと思ってた。、、、でも違うよな。⭕️くんがカジノしてるって想像したら、悪いことやってわかった」

タコ「カピ子は、 TOP TOP好きやから辞めんでいいねんで?カピ子は自分で働いた自分のお金を使ってるし、趣味なんやろ?
お母さんがネットカフェにお金を払うのと一緒や。カピ子の自由にしたらいい。」

宇宙人「、、、(何か考えるカピ子)」

タコ「まぁでも、カピ子はオシャレでセンスが良い女の子やから、 TOP TOPに月3万課金するお金で、イケメン店員さんがいる服屋さんの新作服買った方が良いんちゃう?とも思うけど〜ニヤニヤ」

宇宙人「(はっ!と何かに気づくカピ子)」

タコ「いつもお金が足りへんから、厳選して一枚だけ買ってるやん?3万あったら全部買えるでニヒヒ」

宇宙人「ほんまやびっくり」

タコ「お昼ごはんもサイゼリヤで安く済ませてるけど、3万あったらフランス料理のフルコース食べれるし、アフタヌーンティーも行けるニヒヒ」

宇宙人「そう考えたら、なんかもったいなくなって来たゲロー」


 TOP TOPアプリにハマってから、カピ子はずっとアプリ内の世界に浸かっていて、アプリ内の友情?が何よりも大切な事のひとつになっていた。

そのカピ子が、9歳の少年の参戦により、変わろうとしている。

このチャンスを逃してはならない!!
落ち着けねこまた、ダメ出しや命令はしてはいけない!!
あくまでもカピ子が、自分の意思で辞めたくなるような言葉を紡ぐのだ

タコ「カピ子は良いねんで?ほら、40歳になっても50歳になっても、パチンコとかギャンブルが趣味の人もいるやろ?」

宇宙人「 うん、チャットにもいる、」

タコ「カピ子は18歳でもう大人やから、お母さんが辞めさせるとか無いねん。中学生の責任は保護者にあるけど、今のカピ子は大人やからな!なんぼでも好きにビンゴしたら良いねん」

タコ「9歳の男の子は、周りの大人の力で辞めさせ方が良いと思うけど、カピ子は好きに選んだら良いねんニヤニヤ」

ねこまた渾身の、北風と太陽の作戦が爆発する


タコ「あ!!でも!今ふと思ってんけど、カピ子のオシャレヘアカラーって3万するやん?それもできるなぁニヒヒ」

タコ「あ!お母さんのお金がなくて、途中でやめたカピ子の医療脱毛の続きもできるやん!!3万あったら足でも乳でもどこでも余裕でできるわぁ〜ニヤニヤ」

タコ「自分が稼いだお金を何に使うかは、大人は自由に選べるからなぁ!まぁカピ子はビンゴが好きやから、そこに使っても問題なしやわぁニコニコ」

ねこまたの、全肯定の太陽ワードがカピ子を照らす

宇宙人「お母さん、、、、わたし、、、アプリ消そうかな、、、。」

カピ子の瞳がねこまたの姿を捉える

タコ「消さなくていいんちゃう?だってほら、 TOP TOPに大切なお友達いっぱいいるやん?」

宇宙人「、、、、よく考えたら、私今はバイト先にも友達いるし、遊園地も一緒に行ってるし、 TOP TOPはもういいかな〜」

タコ「カピ子は夜中もずっと TOP TOPの人達とおしゃべりしてるやん。それ無くなったら寂しいからやめとき?」

全肯定太陽ワードで、もっと温めてやる〜

宇宙人「いやそれも、実は結構しんどいねん。」

、、、、、、
ねこまたは表情を変えた


タコ「え!そうなん!!しんどいの!?」

タコ「、、実は他の人も、辞めたいなぁと思ってるけど誰もやめないから辞めらへんとかやったりして」

タコ「もしカピ子が、 TOP TOP卒業します!現実世界に戻るね!バイバイ!って入れてチャットやめたら、9歳の子も15歳の子も、カピ子さんかっこいい〜!!!って憧れて、辞めるんちゃうか?」

タコ「カピ子、伝説になるで」

カピ子の表情が変わる。


その後、父親の埴輪くんにもご協力いただいて、 TOP TOPをやめるという決断をしたカピ子が、いかにカッコいいかをほめてもらい、

そこでもなお、

宇宙人くん「そんな事いっても、カピちゃんは TOP TOPしちゃうやろ??良いねん良いねん!辞めようかな?と思っただけでカッコいいからね〜」

と、煽っていただいた。


結局、カピ子は TOP TOPアプリを消去した。
全てのチャットから抜けた。

最後の最後に、実はカピ子もオーナーからポイントを借金していた(現金換算して約12000円分ゲロー)事が判明したのだが、

1ミリも怒ることなく、すみやかにねこまたお母様がお金を建て替えてコンビニで課金カードを購入してもらい、
そのままその場でアプリ内課金をしてポイントに変え、
オーナーに借りていたポイントを全額お返しし、


宇宙人「みんな今までありがとう!楽しかったよ!」
宇宙人「 TOP TOPを卒業して、私は現実世界に帰ります」

という、まるで漫画の主人公のような一文を残して、カピ子は颯爽と TOP TOPアプリを消去した


うそみたいに、すっきりさっぱり、ためらいもなく。




それと時を同じくして、カピ子はホテルの清掃バイトも辞めた。
宇宙人「わたしには、バイトのかけもちはまだ早かったみたい。」
と彼女は言った。


そちらの方は、ねこまたお母さんがカピコのふりをして、月末に辞める旨をラインさせていただいた。

カピ子を雇ってくださった、ホテルの社員の方々には本当に申し訳ないと思う。
突然連絡が取れなくなって飛んでいったバイトの子よりもマシである。と思ってもらえると大変有り難い。



カピ子が、ホテルのオープニングスタッフとして働いた期間は約2ヶ月。

ベットメイキング
トイレ掃除
洗面台の掃除
お風呂掃除

という、素晴らしいスキルを手に入れなさった。

今日も、カピ子が掃除をしてくれたねこまた家のトイレは、美しく輝いている

トイレットペーパーが三角に折られているのを見るたびに、笑顔になるねこまたがいる。


カピ子は、IQ66の娘だ。
働くことは出来るが、スピーディーさを求められると弱い。

誰かとペアで働く場合、カピ子のペースでも良しとしてもらえるか、そもそもカピ子と同じくらいのペースで動く方が相棒である、かどうかが重要案件だとわかった。

 TOP TOPをやめたカピ子は朗らかで、
リビングでみんなと過ごす時間が増えた

夜はきちんと寝るようになり、夜更かしをする事もなくなった。

どんどん減っていくポイントを見て、発狂する事もなくなった。


暇暇ひま人に戻ったカピ子は、賭け事に使う必要がなくなったお金を使って、大都会へ出向いて秋の新作の服を買う

弟の猿君も、「か〜し〜て!!」とおねだりするようなカッコいい服だ。


新たなる人生経験を積んだカピ子は、自分の服を猿君に貸すたびに、
通信制高校の課題(自分が苦手な科目)を一単元やってもらう事を交換条件にしておられる

実に賢いレンタル料である。


それでいい

なんでも自分1人の力でやろうとしなくて良い
苦手な事は誰かに頼っていい
何度も失敗して、まちがえてもいい
嫌な事からは、全力で逃げても良い


ねこまたお母さんも、カピ子も、猿君も、
なんなら夫の埴輪くんだって、


トライアンドエラーで、ハッピーハッピーなのさ



カピ子が購入したハロウィン用の服↑

これでイベントに出かけるらしい。


ねこまたは、ソロキャンプがしたい。
今のねこまたに必要なのは、、、、