どえらい金額が消えて行った、この出来事↑の後も、
カピ子は TOP TOPアプリにどっぷりと浸かっていた。
とはいえ、バイト代が振り込まれる銀行口座の通帳とカードは、母ねこまたに預けているカピ子である。
自由に使えるお金はほとんど無いと言っても過言では無い。
そこで彼女は考えた。
「もうひとつバイトを増やして、そっちのバイト代を自由に使えることにしたら良いんちゃう?」
と。
スーパーのバイトを約1年半続けているカピ子は、そろそろ他の仕事も経験してみたいと考えていた。
ホテルなどの清掃🧹🧻にも興味を持っているらしい。
たまたま、本当にたまたま、「ホテル 清掃」で検索したら、夏の終わりに新規オープンするホテルの清掃バイトの募集を見つけた。
オープニングスタッフ募集
学歴、年齢、髪色問わず
週2回からオッケー
詳細は省くが、カピ子はちゃちゃっとスマホを使ってエントリーをし、
さくさくっと現地へと面接をしに行き(もちろん、現地までの送迎はねこまたの仕事だ)、
その場で採用をしていただいた![]()
同じ年頃の男女が多くて、仕事を教えてくれる社員さんは皆優しい。
スーパーのシフトを減らしてもらい、空いた時間にカピ子は精力的にオープニングスタッフ研修に出向き、着々と仕事を覚えていった。
カピ子の平均IQは66だが、79ある処理速度IQが、どうやら良い役割を果たしてくれているようだった。
研修期間を、何も問題がないままに過ごしたカピ子は、ホテルオープンに向けて新しく採用された清掃バイトの方々に、掃除の仕方(ベッドメイキングの方法や、お風呂掃除の方々など)を教える役目まで果たしていた。
「優しく丁寧に教えてくれるので、わかりやすかったですって言ってもらえた〜
」
と、カピ子は嬉しそうに報告してくれた。
8月の末に、観光地ど真ん中のホテルは無事にオープンし、
本格的な行楽シーズンを迎えるまでの間、カピ子は他のオープニングスタッフ達と楽しげに働いておられた。
朝の9時に出勤して、1時間の休憩を挟んで18時まで。
自分も長い時間働くことができるんだ!
と認識したカピ子の顔は、ぐっと大人びて見えた。
、、、、。
9月の半ばを超えた頃、カピ子のバイト先のホテルに変化が起きた。
他のホテルで働いていたベテランバイト清掃員の2名が、助っ人としてシフトに入って来たのだ。
1人は、推定40代女性
もう1人は、推定60代以上の男性
はーい。がっつり昭和である
スピード勝負!テキパキ動くべし!!階段は走るべし!私と同じペースで働くべし!!!!
が、モットーのスーパーベテランパートさん達だった。
今これを読んでいる方々には想像がつくと思う。
ふわふわとした空気感で、丁寧にマイペースに清掃を営んでいた令和ガールズ達は泣いた。
あっ!という間に2名と連絡がつかなくなったらしい(つまり飛んだ)
40代のベテラン女性はとても厳しいものの、カピ子が全力でスピードアップに努めて、なんとかベテランスピードについて行けるようになると、
「カピ子ちゃんとやったら、ペアでも良いわ」
と言ってくれたそうだ。
だが、昭和の男性爺さんは違った。
もう、ずっと怒ってる
声も大きくて怖いねん
今日スタッフルームに行ったら、私が友達になった女の子が床に座って泣いてた。
あの人と同じ日に入るの嫌やな、、![]()

