本日は木曜日。
カピ子さんが所属する通信制高校はお休み。
彼女の今日のスケジュールは、午後から1時間、ファンタスティックサリー塾があるだけ。
毎日毎日夜の8時から、電話でおしゃべりをしていたネット友達(男)と喧嘩をし、連絡が取れなくなってからはや数日が過ぎた。
ねこまたの想定外に、カピ子は穏やかに日々を過ごされている。
彼女は今、
たぶん、
現実世界が結構楽しい。
昨日なんて、90分だけの通信制高校の講義を終えた後、リアル友達(女の子3人)と大都会でクレープを食べてご帰宅なされたんだぜ。
、、、、、、、。
どうやら、3人でキャイキャイしながら、彼氏の話やバイトの話なんかを聞いたらしい。
そしてきっとカピ子は、喧嘩をして連絡が取れなくなってしまったネット友達くんの話をしたんだろう。
どんな話がなされたかは見当もつかないが、リアルな女の子友達に喋る事で、愚痴る事で、彼女の心はひどくスッキリしたんだろう。
毎夜毎夜繰り広げられていた、ネット友達くんとおしゃべりをする約3時間から5時間の時間帯を持て余すのではないか??
ずーっとリビングに居座って、家族に当たり散らすんじゃあないか。
やさぐれて、家事をしなくなるんじゃないか
、、、、、、。
そんな風にしていた予想は見事、全て裏切られてしまった。
カピ子は今日も洗濯機を回して洗った服を干す。
取り込んだ衣服を畳む。
そして暇な時間は、次回の提出範囲のレポートに向き合っておられる
いやほんまあなたどなた??
知らんうちに転生して来世になってる??
実はねこまた。
唯一無二の心の支えでもあったネット友達くんと、カピ子の仲が崩れる時は、この平和シーズンの終了を意味する。
と思い込んでいた。
今思えば、何も言わずにするするとスルーしておくだけで良かったのだと思うのだけれど、
先走ったねこまたさんは、傷心(と想像していた)中のカピ子の心が、少しでも楽になるように。
気持ちが切り替わるように。
と、
約3年間、変わる事がなかったカピ子のお給料を値上げする話をもちかける事に決めた
↑この記事を書いたのが2020年の12月だから、なんとまぁ早いもので、この日から3年目のターンに入った。という事になる。
↑「石の上にも3年」という諺のとおり、平均IQが71で、テストの点数が7点(100点満点中)で、運動神経が非常によろしくないカピ子でも、いまでは家事のあらかたをなんてことなくこなす事ができている。
しかも。
お皿洗いや掃除機かけなどは、100円を貰わずにボランティアで当たり前のようにするレベルまで進化してしまった
◯洗濯物を畳んでしまって100円。それが30日で3000円。
それが基本であったお給料のはずなのに、気がつけば
◯洗濯物を洗って干して、畳んで片付けて月3000円。
になっていた。
、、、、、正直に暴露すると、実はだいぶ前からこれはねこまたのルール違反やな。と気づいていた。
、、、、、カピ子が気づいたら給料を値上げしよう。と考えてはいた。
、、、でもほら、カピ子気がつかないから、ラッキーラッキーとスルーしていたのだ。
これじゃあねこまたブラック社長やん。
お給料を値上げするのは、今しかない。
ネット友達と縁が切れてしまって傷心中のカピ子の心を、嬉しい気持ちで満たすのだ!!
「カピ子〜。お母さんさ、6月からカピ子のお給料を5000円に値上げするわ。」
「え??なんで??」
「本来ならば、洗濯物洗って干すのは別で100円やったやろ??それに、、、、掃除とか皿洗いもサービスでいっぱいしてくれてるもん」
カピ子の目が、キラッと光る。
大都会への通学に慣れて来て、リアル友達と街を散策するようになって、カピ子の持ち金は目に見えて減ってしまっていたのだ。
「めっちゃ嬉しい!!お母さんありがとう」
ウキウキするカピ子のそばで、ねこまたお母さんはカレンダーの6月1日のところに、カピ子給料日5000円と記入した。
母と娘を、ほんわかとしたいい雰囲気がつつむ。
、、、、、その時!!
ヤツが口を挟んできた!!!!
「、、、、、。ちょっとそれおかしくない??」
「その理由で考えると、給料は6000円ちゃうの??」
ああああああっ
お、お、おまっ
いらんこと言うなやっ
ばれるやろ。
猿の発言により、カピ子(騙されやすい)は気づいてしまった。
ねこまたお母さんが1000円を出し惜しんでいた事に
、、、沈黙が流れる。
小さく縮んでゆくねこまた。ごめん、、騙してごめん。
カピ子が口を開いた。
「まぁいいよ。おかあさんどうせお金ないやろ??5000円でいいよ。」
なんかその言い方ちょっと心に引っかかるけど、まあええわ。
カピ子、おまえはなんと良い子なんじゃ。
女神、むすめがみ様じゃ〜〜
そう言うわけで、
高校一年生になったカピ子お姉様の毎月のお給料は5000円となった。
そして、、、、。
カピ子は目前に迫った長い長い夏休み(2ヶ月)の前に、バイト先を見つけたいと思っておられる。
欲しいもの(主にメイク用品)や欲しい服がたくさんあるのだ。それらを手に入れるためには、外資を稼ぐしかない。
うん、いいね。
なんど失敗しようとも、それは失敗ではない。勉強したのだと言えるのだ。
娘は今まさに、ゲームで言うところの経験値を稼いでいる。
「え〜。カピ子いいな〜。5000円俺も欲しいわ。」
という猿くんには
「ええで。毎日洗濯物干して畳んで片付けてくれるなら」
と言った。
猿氏のお返事はもちろん
「、、、、すみません。遠慮します。」
だ。笑
平均IQが71の脳みそタイプのカピ子は、毎日のルーティーンをただ繰り返す事ができる才能に溢れている。
これはすごい才能だ。
カピ子が自らの生活の中で掴み取った最高に素晴らしいスキルだ。
ちりも積もれば山となる。
石の上にも3年。
水滴石を穿つ。
古き言い伝えは、真であったぞ!大ババ様!!
ねこまたの日焼けが止まらない。
シミの製造も止まらない。
フルーツ農園パート用に、ベージュとネイビーを購入。
2点買ったから、801円安くなった
普段の使用時はこれをサンバイザーにして、↓の袖なしの黒と、
このオーバーオールを来て夏を過ごそう