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元旦に、大発狂妻が召喚されたねこまた家では、
あれからも日々家族会議が開かれている。(カピバラ姫だけは興味なしでフリーランス家族をしておられる)
「今年の目標は、埴輪くんの脳みその中に広がる宇宙を知る。にした。」
と宣言して以降、なんやかんやとあの埴輪くんが自分の意見を述べておられる。
ちょっと遡って、元旦の大発狂の後の話し合いについて記録しようと思う。
、、、、、、、。
ねこまたは、サザエさんのお正月をお手本にして、自分が想像している正月の姿を埴輪くんに説明してみた。
ひとりで五役(波平、フネ、サザエ、カツオ、ワカメ)をして。
(元旦のご挨拶)
(初詣)
猿殿には、
「サザエさんのお正月はちょっと、堅苦しすぎるんちゃう??」
と言われた
うん確かに。熱演しているねこまた本人でさえ胸焼けするほどの正月っぷりである。
そこで次に、
波平が埴輪くんだったらバージョン
を熱演してみた。(なんやそれ)
ついでに、フネと波平が埴輪バージョンもおまけでつけてみた。
「、、それはちょっと嫌やわ。そんなんもはやお正月じゃないわ。」
と言う猿君。
「埴輪くんが、お正月だからと言って特別何かする事はない!!と宣言して、その宣言を妻ねこまたが了承したら、今演じたような(お年玉さえ、スマホをみながら受け渡しする)お正月になるねん。」
、、、、、。
そんな風に言うと、何やらひとりで考えておられた埴輪くんが、
「、、、、、何もないお正月というのは、俺はいいけど子どもにはかわいそうやな。」
とつぶやかれた。
それな。
妻ねこまたは続ける。
「もうそろそろ、子どもチームも大人化しているから、もうお正月自体をやめにしてもいいんちゃうか??と、わたしは思っている。」
「お正月は、お節なし、家族での初詣なし、それぞれが好きな事をして過ごす休日でも良いと思う。」
「、、、、そういうお正月は、子ども達が巣立って夫婦2人になってからでいいんちゃう??」
と返事をする埴輪くん。
真っ当な意見やないかおい
「ふむ。承知した。では次。」
「今、ねこまた家のお正月はねこまたお母さんによって成り立っている。」
「、、、それは言いすぎやろ!!」
と口を挟む埴輪くんに、スーパー息子の猿殿が被せて来た
「、、、レアキャラパパ。パパンは知らんと思うけどな。お節料理作るのって結構大変やねんで??お母さんはずっと立ちっぱなしで、お節料理の準備をしてくれてるで??
こんな事言ったら悪いねんけど、パパンはやらへんやろ??」
それな×無量大数
図星をつかれ、目を白黒させて黙る埴輪くん。笑
妻ねこまたが加勢する。
「、、、、、それに加えて、埴輪くんは過去のお正月でこんな事を言っている。「俺はお節じゃなくて、唐揚げとフライドポテトでいいわ」と、、、、。」
「うわ〜。それは最悪やな。」
「うわ〜。俺最低やなそれ。」
返事がシンクロした。笑
「何も埴輪くんに、お節を作って欲しいだとか、お正月の準備を手伝って欲しいとは言わない。ただ、お正月だけは午前中に起きて、せめてお年玉を渡す時だけは波平さんを演じてくれ。子ども達の思い出のために。」
、、、どうやら、この言葉が宇宙人で埴輪な彼の心を射止めたようだ。
自分の過去のお正月を振り返り、考えを改めたらしい。
その後の波平モードの埴輪くんの活躍はすごい
①初詣の後に息子猿君となわとび。
②夕食の蟹鍋は家族みんなで用意。
③1月2日の夜は妻の実家で晩餐を囲む(おっさんボーイ弟も二泊三日で帰省した もちろんおっさん弟も食卓を囲んだ!!)
④1月3日は猿君リクエストのもちつき。埴輪くんはプチ営業マンモードで参加
⑤ねこまたの仕事始めでもある本日は、なんと!!晩御飯を猿くんと2人で作ってくれた
(お片付けも猿君が買って出てくれた)
、、、、、なんと言う事だ。
一年で1番疲れ果てるはずのお正月が、めっちゃ楽しい。
(昨年のお正月がこちら)
分担してもらえるって、楽!!
ちょっと頑張りすぎている埴輪くんに、ねこまたは声をかけた。
「めっちゃ楽しいわ!!ありがとう!!、、、、けど、埴輪くん本人は実は楽しくないし疲れてるやろ??」
と、、、、。
家族4人で、星空が煌めく氷点下の夜を歩く。
犬子と子ども達は、公園で走り回っている。
埴輪くんは語る。
自分の宇宙を語る。
「うん。ちょっと疲れてる。俺さ、、、、、、。やっぱりどうしても楽しむ事はできへんのかもしれん。俺はさ、楽しそうなフリができるだけであって、何事も本当に楽しまれへんねん。」
「1番楽しいのは、何も考えずにぼーっと格闘技のYouTubeを見てる時やねん。」
「俺、男はこんなもんや。ってずっと思っててんけど、なんか猿くんは違うやん??猿くんも周りに気を遣っているのは確かやねんけど、猿くんは男やのに心から楽しんでいる気がするねん。」
「俺は、正月でも餅つきでもバーベキューでも、楽しいフリをしてるだけやねんけど、猿くんは本気で楽しいんやろ??、、、、考えられへん
想像がつかない!!! 俺やったら疲れるだけやもん。」
犬子と共に、猿くんが埴輪くんのそばにやって来た。
「俺、ほんまにめっちゃ楽しいで 疲れる時もあるけど、みんなでワイワイするのめっちゃ好き!!」
と、埴輪くんの言葉をキャッチボールする。
「そうか。ほんまに楽しそうな猿くんが羨ましいわ。、、、、、けどな、気をつけなあかん。
カピバラ姉見てみ。常にマイペースで他人のことなんか考えてない。あいつも集団で楽しく過ごす事はできへんやつや。宇宙人やからな。」
家族と離れて、ひとり公園をふらついている宇宙人に2人は目を馳せる。
「けど、宇宙人は自分ひとりで楽しめるやつや。ひとりで満足できるやつは強い。心の病気にならん。」
「猿くんは違うぞ。猿くんは周りに気を配れるし、みんなと楽しめるタイプや。そういうやつは、人に気を使いすぎて心を潰す。仲間がいないと辛くなる。変な集団に入ってしまったら終わりや。」
「、、、、だから、、、、。無理やと思ったら我慢せんでいい。そこから逃げろよ。おまえは弱いからな!!」
「大丈夫や、パパン!!俺、確かに低学年の時は弱かったけど、最近強くなったと自分で思うねん。」
それでも埴輪くんは「心が弱い」を連呼して、猿くんを攻撃する。
「おいーっ、息子に呪いの言葉を吐くなぁぁあ。呪いがかかるやろっ」
と言うと、やっとおとなしくなった。笑
やれやれ、手間がかかるぜ。
会話に参加することもなく、北風小僧のカピ太郎のように、そこはかとなく公園をうろつくカピバラ姫の姿が遠くに見える。
犬子の散歩は終わった。
さぁ、家に帰ろう。
埴輪くんは、男の猿くんを通して世界を見る事で、なんか俺、ちょっと違うな。と実感するらしい。
猿くんから見えている世界を、不思議に感じるらしい。
とても残念だけれど、俺には猿くんのように世界を楽しめる日は来ない。
と思っておられる。
お互いの生態に興味を持ち始めた父と息子は、
この正月の4日間で、たくさん会話をしている。
彼らの人生で初めて、語り合っているのではないかと思う。
(明太子クリームスパゲッティを作る父と息子↑)
埴輪くんは怒らない。
他人にそれほど興味がないからだ。
どんなに猿くんの手際が悪くても怒らない。
(⚠︎ねこまたなら秒で怒る)
埴輪くんはすぐに答えを言わない。
猿くんが自分で考えて、試行錯誤する時間を待ってあげられる。
(⚠︎ねこまたは待てない。麺が伸びるから。)
埴輪くんは宇宙人だけれど、地球人目線ではなく宇宙メガネをかけて埴輪くんを観察すれば、
へそ曲がって変で埴輪だけれど、良いところもいっぱいある事がわかる。
宇宙人は面白い。
思考回路が面白い。
とりあえずたぶんきっと、面白い生き物なのだ。
現時点で地球語が堪能な埴輪くんとは、意思の疎通ができる事は今年のお正月で確認された。
これはすごい進歩だ!!宇宙船ねこまた号は地球を出発し、埴輪星の大気圏に突入する事ができた。
もちろんこれは、乗組員猿くんのおかげと言っても過言ではない。
いや、彼がいなければ喧嘩で終わってたわたぶん。
昨日の夜、再びリビングの壁に穴を開けた宇宙大妖怪カピバラ姫の星は、残念ながらまだ発見もできていないけど、
埴輪星は発見する事ができたから、カピバラ星もいつか見つかるやろ。
それくらいの気持ちでいようと思う。
(自分に暗示をかけろねこまた。カピバラ星を発見するまでは、カピバラ姫は未確認生物だ。忍耐!!!忍耐ーーーっ!!!!)
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