こんにちは、たまこです。
前回のブログで「夫から意識的に明るく元気な挨拶をしてほしい」という要望をしたところ、非常にうまくいったという事を書きました。
(こちらの記事です)
本来なら挨拶はどちらが先とかは無く、笑顔で挨拶してほしいならまずは自分からというのが基本のはず。
ですがたまこは、それは重々承知の上でも20年以上うまく出来なかった訳です。
出来なかった理由として、たまこ側が夫婦間の家事の不平等さに納得できていなかった事が長年蓄積した結果、不機嫌に繋がっていた為だと3年前の記事では結論づけていました。
それを踏まえてたまこなりに反省をして、自分なりにできる事を努力してきた結果、現在は自分の不機嫌で押しつぶされてメンタルが不安定になる事や、夫婦喧嘩はかなり減ったと実感しています。
(もちろん、ゼロではありませんが 笑)
その努力のひとつとして今年取り組んでみた事で、たまこにとって非常に効果があったと思っているのが「ひとりサンクスカード」です。
「サンクスカード」とは、主に職場で従業員同士が互いに感謝を伝え合うツールとして使われているもので、たまこはヘルパー時代に知りました。
ただし、当時は事務所の上司から強制的にカードを配られて、全員に必ず何か書いて交換しましょうというものだったので、超ひねくれ者のたまこは
「そんな押し付けがましい事をして感謝し合う事に、何の意味があるのか」とむしろ否定的な感想しか持てませんでしたね(まあ、口には出さずにやりましたけど 笑)。
そして全員に書くとなると、当然たまこも皆さんからカードをもらう訳ですが、感謝の気持ちを伝えられるのは嬉しいからそりゃもらって悪い気持ちはしませんけど、今度はその後の処分の仕方に悩んだりして。
つまり、学生時代にもらった寄せ書きやプレゼントに付いてくるメッセージカードと同じような感じで、そういう物って捨てるに捨てられないと言いますか、、家族や友人から貰ったカードなら大切に保管したりはあるけど、職場の人からのサンクスカードってみんなどうしてんの?やっぱりずっと取っておくもんなの?って当時は結構真面目に悩んだりしてました(笑)。
その後、たまこは断捨離アンになった事もあり、「感謝の気持ちは形に残さず、口頭で伝えるのが1番!」ってより強く思うようになった訳ですが。
そんなたまこが何故今さらサンクスカードの話を出してくるのか?ってなりますよね。
きっかけは、たまたまオススメに上がってきたYouTube動画で「家族に毎日サンクスカードを書きましょう」というのを観た事からでした。
その動画では、1番近くて大切な存在である家族に対しては1番たくさん感謝を伝えるべきなのに、日常だと当たり前だと思い過ぎたり照れ臭かったりして何も言わなくなってしまう。
それどころか、不満ばかり目に付くようになる人が多いと。
それに効果的なのが手書きのサンクスカードで、そんな事?って思われるかもしれないけど実際やってみるとすごく感謝の気持ちが湧いてきて、家庭円満になりますよ!みたいな事を熱弁されてたので、なるほどなーと思ったんです。
確かに、「感謝は口頭で伝えるのが1番!」とか言いながら、感謝どころか長年朝から不機嫌全開が直せなかったヤツがたまこという人間な訳ですよ。
「明日から笑顔で挨拶!」と思っていても、寝て起きればまた元に戻ってしまって続かなくて、自己嫌悪を繰り返しているのに「サンクスカードなんて書かなくていいし」とか言ってる場合じゃないだろう!!ってやっと目が覚めたと言いますか。
なんたって、タダ同然で今この瞬間からできるし(←ここ大事 笑)。
動画では市販の何も書いてないカードを使うと良いと言ってましたけど、たまこは100均で買って余っていた色画用紙があったので、それを適当に切って使ってみる事にしました。
コツとしては、大き過ぎないサイズにする事。
便箋やハガキサイズでも良いですが、それだといっぱい文字を書かなきゃ!ってプレッシャーになってしまうから、結局続かないんですね。
(言葉で表現するのが苦手な人は、特に)
たまこはブログを書いてるくらいだから文章を書くのは好きな方だと思いますけど、それでも夫に対する感謝を毎日文章で書けって言われても、、ってなるというか、正直別に書きたく無い訳ですよ(笑)。
だからもう、何も考えなくてもとにかく書き出せるようにテンプレ作っちゃえば良いやって考えました。
最初の書き出しは必ず「〇〇へ。」にするとか。
それから、「△△してくれて、ありがとう。」というように必ず「ありがとう」で締めくくるとか。
(嬉しかった、でも良いですけどね)
そして最後に日付けを書いて、おしまいです。
例えば、こんなふう。↓
早速最初の「〇〇へ」が抜けてますけど、これは皆さまへ向けてのサンクスカードなので、お許しくださいませ(笑)。
いつもは、
「(夫の名前)へ。
ゴミ出ししてくれて、ありがとう。(日付)」
とか、
「朝に芝生の水やりしてくれて、ありがとうね」
とか、1個何かしてくれた事に対して1枚書くという感じです。
ですから、1日で10枚くらい書ける日もあれば、何もないような日でも最低2〜3枚は書けるもんだなーという事に、まず気付くんですよ。
イヤ、本当にマジでありがとうって言えるような事は何も無いんですよ!って思う方もいるかもしれませんが、限りなくレベルを下げていけば、何かしらはあります(笑)。
そして実際にたまこが書いた事のひとつに、
「今朝、明るくおはようって言ってくれて、ありがとう」がありました。
これはたまこが夫に明るい挨拶をして欲しいとお願いする前の事で、たまたまそうだった時にすごく嬉しいなーって思ったから書いたんですね。
でも、カードを書いてなかったらそういう事もきっとすぐに忘れてしまって、別の不満を見つけたらまた不機嫌に支配されてたんだろうなーって思うと、実はサンクスカードってやっぱりすごく効果があるんじゃないか?って思ったというか。
そうそう、たまこがサンクスカードを始めようと思った時に決めた独自ルールに、
「夫には見せないし、書いてとも言わない」
というのもありました。
だから、「ひとりサンクスカード」なんです。
なぜなら、夫にそういうのを求めてもできない人だから(笑)。
夫は優しい人なので、たまこが「今日から書いて」と言えばイヤだとは言わないと思うんですが、1日目は無理矢理2枚くらい書いて次の日はもう自主的には書けなくて、寝る前にたまこに「書いてないじゃん」とか言われて「だって書くこと無いし、、」とか言っちゃってたまこがキレる、みたいな様子が簡単に思い浮かぶんですよ(笑)。
でも、「何も考え無くて良いから、とにかくおはようとかただいまとかの挨拶を、毎回自分から明るく元気に言って!」というような要望は快諾してくれるし、何があっても続けられる人なんですから、本当にびっくりするくらい正反対夫婦なんですよね、、。
それでこんなに合わないんだから、もう無理なんじゃないか?と思う事も一度や二度ではありませんでしたが、「お互い愛情や感謝を伝え合うツール」の「ツール」部分は同じである必要は無い、って気付いてから道がひらけてきたような気がします。
毎日サンクスカードは書けないけど、毎朝明るい挨拶ならできるという人は、挨拶を。
朝はどうしても不機嫌になりがちで自分から明るく挨拶できなくても、してもらった事を書く事で感謝を思い出せて笑顔になれるなら、サンクスカードを。
カードを交換できたら素敵ですけど、ルールにしてしまうとどちらかのプレッシャーになるなら「ひとりサンクスカード」を(笑)。
たまこは書いたカードは今のところ捨てずに、キッチンの前の棚に置いた使っていない植木鉢カバーに放り込んでいます。
こんな感じで、カードが増えるのが目に見えてわかりやすいから、なんか良いなーって。
自分で書いたカードだから、捨てようと思えばいつでも捨てられるのが、気持ちが重くなくて更に良いんですよね。
最近ではもう必ず毎日は書かなくなりましたが、たまにムカついた時に見返すと
「そうだそうだ、夫もいろいろしてくれてるわ」と思い出せますし(笑)。
(夫はいまだにたまこがサンクスカード書いてる事に気付いてないと思いますけどね、、)
という訳で、紆余曲折の末に現在のたまこ夫婦はそれぞれ無理なくできる事を頑張るようにして夫婦円満を目指しておりますというお話でした。
参考になる事があれば、嬉しいです。
ではまた!