こんにちは、たまこです。


今週の「ウチ、断捨離しました!」放送回の感想から、「一時置きボックスについての考察」と「夫婦間の家事負担のバランスがあまりにも悪い事の弊害」について2回に渡って記事を書いてみました。


こちらの記事↑の続きになりますが、夫婦が片付けや掃除が苦手同士で共働きの場合、汚部屋・ゴミ屋敷予備軍になる可能性は非常に高いと思われます。


今回の依頼者ご夫婦は、それに加えてご主人の趣味グッズが多すぎるのと、奥さんが多忙なお仕事にも関わらず家事負担がほぼ100%のように見受けられたので、そりゃリバウンドもするでしょ、、って感じでした。


このご夫婦を見ていたら、たまこはこれとは別に結構前の放送の時なんですが、やましたひでこさんが

「夫婦って、期待の投げ合いなのね」

というような事を言っていたのを思い出しました。


確かに、、お互い仕事をしていてパートナーが先に家に帰っているなら、郵便受けの中身くらいチェックしてよ!

洗濯物が外に干されていたら、たたむまではしなくて良いから、せめて取り込んでよ!

流しに洗い物があったら、せめて洗っておいてよ!

みたいな感じで思ってしまうのは、心情的に仕方ないような気がします。


でも夫はやってくれない、、となると、

それでもお風呂掃除しないとヌルヌルした浴槽に浸かるハメになるし、お皿を洗わないと次の食事ができないし、洗濯しないと明日着る服もなくなるし、、とにかく最低限の家事をしないと生活が回らないから全部自分がやるしか無い!と思ってしまう訳です。


それに対して、自分がやらなきゃキレながらでも勝手に妻がやってくれるもんだという事だけを学習するタイプの夫は、ますます何もしなくなります。

まあ、普通にやってもらった事に感謝しつつ、次は自分がやるね!となる夫もいるとは思いますが、、残念ながらたまこ夫は前者だったようで。

(感謝の言葉はありますが、、言葉だけです)

そして、多分依頼者ご夫婦のご主人もそうなんだと思います。


それじゃ困るんだよー!感謝の言葉だけじゃなくて最低限は家事を分担しなきゃ、片付けまで手が回らないんだよー!といくら訴えても、でも日々の生活はできてるんだから、俺は別に困らないよ?と噛み合わない会話が続くだけ。


挙げ句の果てに「気がついた方がやれば良いでしょ?」とか「できる方がやれば良い」とか言い出す始末で、感情期のたまこは「どの口が言ってるんじゃ!」と頭に血がのぼってしまい、到底まともな話し合いにはなれず、、キレ散らかして大げんかになる事の繰り返しでした。


たまにテレビや本で、

「夫は褒めて伸ばしましょう」みたいなアドバイス?を見かけたりするんですが。

すでに何年も家事負担が偏りまくった生活をした後に、家事スキルにも相当な差がついている時点で、「妻に任せてやってこなかったからできないです」という夫に対して今さら「褒めて伸ばせ」というのは、、相当な人間力、忍耐力が必要じゃないのか?とたまこは思う訳ですよ。


しかもですね、実際に本気で夫の家事スキルを上げようと思ったら、褒めるだけでは全然ダメです(笑)。

まあ、モチベーションアップの為というなら褒めるのは有効だと思いますが、そもそもの家事の知識や技術的な事に関しては当たり前ですけど「わからないと、できない」んですよね。


できてないのに無理矢理褒めてたら、夫のスキルも上がらないし妻の負担も変わらないんだから、そのうちストレスが溜まってまたキレちゃってますます悪化するのが関の山って感じです。

(経験者は語る 笑)


ですからそこはもう、分担したいのであれば「できる方が、できるようになるまで教える」しかない訳です。

でも、すでにある程度自己流のやり方だったり、家事のこだわりができてしまっている人に対してはそこでまた反発や対立が起きてしまうので、結局全部自分がやった方が早い、、となってしまう場合も多いと思います。


そういうややこしさに比べたら、何もできないまっさらな状態の人にイチから教える方が、まだラクなのかなー?とは思いますが、、。

どちらにしても、今さらですけど他人と一緒にひとつ屋根の下に暮らすという事は、本当に難易度高いと言いますか。


「自分の思い通りにならない事」というのは他人と関わっている限り必ず生じる事ではありますが、そう考えれば「独身→結婚→子育て」と進むにつれて、深く関わる人間が増えるという意味では、難易度が上がるのは当たり前とも言えるんですよね。

(たまこ夫婦には子供がいないのに、夫婦2人だけの時点でもう、困難を極めてます 笑)


やましたさんが「期待の投げ合い」と表現したのは、「相手を自分の思い通りに動かしたい」というエゴの投げ合いと言い換える事もできると思います。

妻は夫に「言われなくても最低限の家事をしてほしい」と思い、夫は妻に「ブツクサ言わずに家の事をしてほしい」と思う。

それは人間の本能的な欲求としては自然な事なんだろうとは思いますが、そのままでは衝突が起こる、、と言いますか、このパターンだと「何もしない」を貫く夫が有利な状態のまま、夫婦関係は悪化の一途という流れが大半ではないかと。


しかし、そういう状況を変えるのは「不利な側から動くしかない」というのもまた、世の中の道理だったりもする訳です。


たまこは長年、その道理を夫婦関係でも採用する事に対して感情面で受け入れる事ができず、夫に「私は今までこれだけやってきたんだから、今度はお前が変われ!」と言い続けてきただけだったんだなーとやっと数年前に気付いたという感じ。


別にキレて本人の気が済むなら、他人がとやかく言う必要は無いんですが、そのやり方では多分一生夫は変わらないし、自分の負担も変わらず、家も物に圧迫されたまま、、なんです。


そして夫を1、2回褒めたくらいじゃ何も変わらないのも当たり前というか(笑)。

本気で暮らしを変えたいなら、やっぱり今までのやり方を根本的に見直す必要はあると思いますし、変わるまでの期間も数年単位必要かなーと思います。


でも頑張って取り組めば、その後の自分の家事負担は確実に減りますので、チャレンジしてみる価値はあるんじゃないかなーというのが、たまこの今の考えです。


おまけ。

昨日は夫が休みでしたので朝食は夫が作り、夕食はたまこが作りました。


夕食のメニューは同じ鍋で作ったローストポークとローストポテト、菜の花とベーコンのパスタとカニカマのサラダ、ホームベーカリーで焼いた食パンです。


朝から全部たまこが家事をするとなると、疲れちゃうからこういうおうちごはんはちょっと作れないかなーと思ってます。

そういう意味では、夫も自分が少し家事を頑張れば、品数多めのおうちごはんが食べられるという相乗効果というか、得する事がある訳です(笑)。

(夫が朝食を作れるようになった道のりを、詳しくお話している記事です↑)


まあ、我が家もまだまだ道半ばではありますが、そういうわかりやすい「得」を提示する事も、夫に家事負担を交渉する有効な要素だと今は考えたりしています。

(変に褒めるより、我が家は花より団子って事ですかね 笑)


ではまた!