こんにちは、たまこです。


前回の記事、、↓

我ながらビックリしたのが、なんとなく自分のブログを見直していたら去年の8月もほとんど同じ内容の記事を書いていたのを見つけたんですよ(笑)。

(去年の8月30日の記事です)


なんか、、去年と考えてる事がほぼ変わってないし、自分が書いた事も覚えてないというポンコツっぷりにビビりました(笑)。


暑さのせいという事にもできるけど、さすがにちょっとは脳みそを活性化させた方が良いんじゃないかと思いましたので、最近はなるべく本を読むようにしています。


一昨日と昨日は、こちらを読んでました。

内田舞さんはハーバード大学で小児精神科医をしながら脳科学の研究もしているという、エリート中のエリート。

西村ゆかさんは2ちゃんねる創設者で今はYouTuberとして活躍しているひろゆきさんの奥様です。ゆかさんはいろいろあって高卒という経歴との事で、本のタイトルにも「優秀じゃない私」というコピーが入っていますが、

このお2人がお友達というのをYouTubeで知って、すごく興味が湧いたんですね。


確かに2人は同じ日本人女性で年齢もあまり違わないけど(内田さん41歳、ゆかさん45歳)、育った環境がかなり違うし経歴も共通点はあまり無いように思われるのですが、

読んでみて思ったのがどちらの本からもなんというか

「生きることに対する真摯な姿勢」みたいなものを感じたので、そこら辺が2人を結びつけているのかなーと思いました。


「ソーシャルジャスティス」は医師で脳科学者でもある方が書いただけあって相当読み応えがありましたが、難しい用語もなるべくわかりやすい例などで説明されていて、暑さで溶けかけているたまこの頭でもなんとか読み通す事ができました(笑)。


内容は多岐にわたっていましたが、基本的にはSNSが普及した現代でコロナ禍もあった事で、世界は分断の危機にある状況について、

ネット炎上のメカニズム等を例に挙げ、これからの社会はどうあるべきか?みたいな事が述べられていました。


たまこはSNSはアメブロしかやってなくて、LINEもXもfacebookもインスタも全くやっていない、アカウントすら持ってないというネット上の繋がりを持たない人間なので、炎上とはほぼ無縁かなーとは思うんですけど(笑)。


それでも本を読んでみて、この「炎上」の手法というのは、親子喧嘩や夫婦喧嘩がこじれる理由を説明するのにもかなり使えるのではないか?と思いました。


炎上の手法というと難しく聞こえますが、要は「口喧嘩」で相手を言い負かす手法といった感じです。

そういう時に人は「論理のねじれ」を使うそうで、それは無意識のうちにやる場合もあるし意図的に使う人もいるので、そういう「テクニック」の種類を知っておくと無駄に巻き込まれずに済むよー、という事ですね。


例えば良く使われるひとつに「ホワットアバウティズム」というのがあって、

これは相手に何かを批判された時に直接それには答えずに、論点をそらしてしまうやり方を指すそうです。


具体的な例としては、子供に「部屋を片付けなさい」と注意した時に「ママだってお皿洗ってないじゃない」と言い返されるような場面、、のような事だと説明されていました。


なるほど、そういうやり取りなら家庭内でもよくありそうですねー。

確かに一瞬、「それもそうだな」と思わせられそうになりますが、よく考えてみると「子供が部屋を片付ける」事と「母親がお皿を洗う事」はここでは関係無い訳です。


まあ、実際に子供からそんな事を言われたら「屁理屈言ってないで片付けなさい!」で終わると思いますが(笑)、これが親子のやり取りではなくて大人同士の場合に「そういうお前はどうなんだ」論法を使う人と関わると、、確かに非常に面倒くさいですしイラっとしそうですね。


そんな感じで他にも良く使われる手法としては、

「ストローマンストラテジー」や

「ガスライティング」というものなどが挙げられていました。


これらを読んでたまこが思ったのは、口が達者というか口喧嘩じゃ勝てないタイプの人って男性にも女性にもいるじゃないですか?(笑)

そういう人と言い合いになると大抵はそもそも何の話をしてたんだっけ?ってなって、言い返せなくなる事が多いんですけど、

だいたいは上に挙げられたようなテクニックを組み合わせて、論点をずらしまくっているからなんですねー。


でもこういう本を読んでから改めて考えてみると、

「あれはホワットアバウティズムだったんだなー」とか思えるかもしれませんけど、なかなか言い合いの最中に気付けるというのは難しいかもしれないなと。


それにカタカナ用語でなんだかカッコ良いようにも聞こえますけど、先ほども書きましたが所詮は「屁理屈」のバリエーションな訳です(笑)。


著者さんも別に用語を覚えて使えるようになれ、っていうんじゃなくて不本意に炎上に巻き込まれて心をすり減らす事を避ける為には

「論理のねじれに気付けるようになる事」が大切で、むしろするべきは「再評価」だと本でも述べています。


再評価とは、自分の中にネガティブな感情が湧いた時に、一度立ち止まって

「この感情は本来感じる必要があるのか?」と自問自答する事だそうです。


例えば、舞さんのお子さんがもう寝る時間なのに何度言ってもおもちゃを片付けなかった時があって、舞さんの中では「自分の発言が軽視されている」と感じてめっちゃイライラしたそうなんですが、

ここで「再評価」してみると子どもは母親を軽視してるから片付けないのではなくて、単にもっと遊びたくて母親の言葉が耳に入らないだけなんだと気付く訳です。


そして更に考えてみると、舞さんの今の目的は「子供を自分に従わせること」ではなくて「寝る為に部屋を片づける事」なんだから、片づける為にはどうすればいいかを考えれば良いんだ!じゃあ子どもに対してイライラする必要ないじゃん!と気付けたそうです。


このやり方については、たまこは「そうそう!そうなんだよね!」ってすごく納得しました。

と言いますのも、たまこは長年、夫が時間にルーズで平気でたまこを待たせる事について、

やられるたびに「たまこを蔑ろにしてるからだ」と思って毎回大喧嘩になっていたんですが。


多分これも、夫はたまこをナメてるわけじゃないし嫌いな訳でもなくて、単に時間が守れないだけなんですよ(笑)。

でもたまこはやっぱり待たされるのはイヤですから、じゃあ待たされないようにする為にはどうすれば良いか?を考えれば良いだけなんだって、2年前くらいにやっと思えるようになりました。


当時は「再評価」という概念は知らなかった訳ですが、頭の中で考えていた流れとしては同じような感じだと思うので、そのやり方で間違ってなかったんだなーとわかってすごく嬉しかったです(とはいえ、やっぱりイラついてしまう時もまだめっちゃありますけど 笑)。


他にもいろいろ、なるほどなー!と思う事が書かれていたのでもっと感想を書きたいんですが、長くなってしまったので今日はここまでにしますね。


おまけ。

最近少しだけ涼しくなったかなーと思ったら、今日は猛暑に逆戻り。

しかも、みるみる暗くなってものすごい雨が降り出しました。

窓を閉め切るしかなくて、たまらず昼からエアコンかけてます。


まだまだ蒸し暑い日は続きそうですねー。

ではまた!