ジョン・カリーと羽生結弦 | あきの部屋~Dear Yuzuru~

あきの部屋~Dear Yuzuru~

羽生結弦選手が大好きです。
これまでもこれからも、ずっと応援しています!

「氷上の王、ジョン・カリー」を観てきました!

観終わったときの感想は、「すごかった…」のひと言…

 

 

いろんな記事を読んで、ちょっと結弦くんとの共通点を探したくなって、観にいったのですが…

今とはあまりに異なる時代背景と、ジョンの壮絶な44年間の人生に…最初から最後まで、途中涙しながら、見入ってしまいました…

 

彼が現役選手として活躍したのは、40年以上も前のこと。残っている映像は鮮明とはいえないけれど、とてもとても、美しくて…あきらかに他の選手とは異質であったろうと、今みてもわかります…

 

https://www.uplink.co.jp/iceking/

 

ジョン・カリーと羽生結弦は、まったく別の人間なので。比較することは難しく、あえて共通点をあげるなら…すごく難しいことをやっているのに、それをまったく感じさせないこと。それから…異常なほどの完璧主義者であること、と。どんな状況にも屈せず自らの理想を追い求め、成し遂げることかな…

 

なんて書いていたら、すごくすごく、結弦くんのスケートが観たくなってきました…♡

 

 

大好きなY字からの…

 

 

美しいスパイラル…♡

 

 

同じものは一つとしてない…

 

 

その時その一瞬だけの…

 

 

羽生結弦の世界…♡

 

 

ジョンが生きていたら…

結弦くんをみて、なんて表現するのか…聞いてみたかったです…

 

 

 

Number webの記事をご紹介します!

 

羽生結弦へ受け継がれる技術とアート。伝説のスケーターが映画で甦る。(松原孝臣)

 

ジョン・カリーは伝説的フィギュアスケーターである。1949年、イギリス・バーミンガム生まれ。幼少期にバレエを習うことを志した彼は、厳格な父に「男らしくない」と許されず、その代わりとして許可されたアイススケートを7歳から始める。 '71年と、'73年から'76年まで男子フィギュアの全英王者に輝くと、'76年は欧州選手権優勝、さらにインスブルック五輪フィギュアスケート男子で金メダルを獲得し、同シーズンの世界選手権でも金メダルに輝いている。

 

ただ、そうした成績のみが彼の名を後世に残したわけではない。フィギュアスケートがアートを内包するものであるという認識が定着している今日からすれば隔世の感があるが、当時、男子のフィギュアスケートに求められていたのはジャンプであり技術であった。極論すれば、表現が入る余地はなかった。そこに革新をもたらしたのがカリーであった。卓越した身体能力と、バレエの影響を色濃く受けたその演技は男子のフィギュアに芸術性と表現性をもたらした。いわば、カリーは今日への道を切り拓いた立役者であり、だからこそ彼は語り継がれる存在となった。その表現は20世紀最大のスターとも言われたバレエダンサーの名から「氷上のヌレエフ」と称されるほどだった。人々が受けた衝撃が分かる。

 

 

(略)カリーの映画の制作を始めるまで、フィギュアスケートに対する関心はあまりなかったと明かすエルスキン(監督)だが、制作を終えた今、現在のスケート界にカリーに近しい印象を抱くスケーターがいるか尋ねた。すると、間を置かず答えた。「ユヅル・ハニュウさんがいちばんジョンに近い存在ではないかと思います。技術も高いものをお持ちですし、芸術面でも素晴らしい、卓越したものがあると思います。他の選手と比べると抜きん出ていると感じます。

 

スポーツの世界には、例えばサッカーで言えばメッシのように、天才と言える存在がいます。ここで言う天才とは、ただすごいだけではなくて、ほんとうに惹き込まれるものを持っている選手を指しています。観てただ楽しむだけではなく、より迫力があって人物に感情移入したくなるものをもっている選手。ハニュウさんもそうですね」その後に続けた次の言葉は、アートとスポーツ双方を題材にしてきた監督ならではであった。

 

アートは作品を見せて感動させることができる素晴らしいものです。スポーツもやはり多くの人の関心を集めて熱狂させるもの。どちらも人をつなぐという意味では同じです。それはある意味で宗教にも近いものだと思えます。映画は映画館にいる人々が同じ感動を分かち合うことができるし、スポーツもスタジアムに大勢の人を集め、感動させるだけではなく、人々をつなぐことができる。すごい瞬間、プレーに、人々が1つの家族のようになってしまう、一致団結させる力がある。

 

サッカーを例にすると、マンチェスターの人でもヨハネスブルグの人でも、サッカーを共通の話題として語り合うことで、お互いを理解できたり、理解へとつなげていくことがある。社会を1つにする、アートにもスポーツにもそういう役割があります。そしてフィギュアスケートは、美しいスポーツです。ジョンにしてもハニュウさんにしても、1人の中にアーティストの部分とスポーツ選手としての部分が共存しているのが面白いと思います」

 

全文はこちら

https://number.bunshun.jp/articles/-/839364

 

 

フィギュアで芸術的探求を。カリーとクランストンと羽生。

~男性が美しく踊る、ということ~(野口美恵)

 

芸術とスポーツをいかに共存させ、極めるか。今やフィギュアスケートにおいて当たり前ともいえる課題だが、芸術的な探求にスポットライトが当たるようになったのは1970年代だった。フィギュア界における芸術の祖といわれる1人、英国のジョン・カリーのドキュメンタリー映画『氷上の王、ジョン・カリー』が公開され、話題を呼んでいる。カリーは、バレエの基礎を生かし、指先や足先まで繊細な動きにこだわった美しさが魅力。難しい技術を正確無比にこなす演技で、'76年インスブルック五輪で金メダルを獲得した。同時にゲイであることを不本意なかたちで公にされ、社会的偏見にさらされた。

 

(続きは有料記事です)

https://number.bunshun.jp/articles/-/839744

 

 

 

 

「氷上の王、ジョン・カリー」は、感動というよりも…心に刺さるものがあるドキュメンタリー映画でした…

でも、彼を知ることができて良かったし、この映画を観る前と後では、自分の見ている世界が少し変わりました…

 

 

いま、この時代に、羽生結弦という選手が存在する意味…

そして、同じ時代を生き、こうして、彼を観ることができるいまというキセキのような時間を…もっともっと大切にしなくてはならない、と思いました…

 

 

最後に、ジョンの言葉を…

 

「スケートを含めた舞台芸術は、人の人生に喜びを与える。"生きててよかった"と。現実的なことだけじゃ人生はつまらない。人間は何かを見て、喜んだり悲しんだり心を動かされる。僕は自分のスケートで人の心を動かせたことを嬉しく思う。」

 

 

 

 

 

(宮田大地選手グラディエーター)

 

アップリンク吉祥寺という映画館で観てきたのですが、6/30まで伊藤聡美さんデザイン衣装展示もしています♡

結弦くんの衣装はないけど、すてきな衣装の細部までゆっくり観れるので、興味のある方はぜひ!

 

アップリンク吉祥寺

https://joji.uplink.co.jp/gallery/2019/2516

 

「氷上の王、ジョン・カリー」公式サイト

https://www.uplink.co.jp/iceking/

 

 

 

 

 

お読みいただきありがとうございました。

akinokokoro