ひ と口に伝統、伝統と言うけれど、
伝統のあるお店が誕生した当初は、
絶対、その時代における鋭利な
最先端の試みを行なっていたはず。
だからこそ当時の人たちを
魅了できたのであり、
そこで築いた圧倒的な価値観が時代を超え、
普遍的なものとなった結果、
いつしか「伝統」と
呼ばれるようになったのだと思う。
旧態依然とした商売を行なう人たちが
「我々の商売には伝統がある!」と
口にするのを聞く度に、
毎度、毎度、
何とも言い難い違和感を覚えてしまう。
逆説的な言い方だが、
過去を模倣することが「伝統」ではなく、
時代に挑戦するたゆまぬスピリットこそが
本来あるべき
「伝統」の姿ではないのだろうか?