昨日で息子がいなくなってから7年…。
今月からは9月22日に亡くなった祖母も一緒にお経をあげています。
7年、長く寂しく、受け入れたくない気持ちはそのままです。
今でもどこからか帰ってくるのではないかと以前の住まいの近くを通るときには
周りを探してしまいます…。
この時期の朝焼けの空も見ていると苦しくなります…。
「あの日の朝焼けも息子は見ていたのだろうな…」と。
息子の23歳になった姿はどんなだったんでしょうね…。
何をして、どんなふうに笑って、どんな幸せの姿がそこにあったはずなのか。
息子の事件があって知ったこと、分かったこと、知り合った方々もたくさんあります。
でも、出来れば、息子と共に知りたかったし、分ちあいたかったし、知り合い、行動したかった。
今は私ができることをやるしかない…。
ただ背伸びはせず、私ができることに注力したいと思っています。
今年の2月には県のいじめ防止対策等に関する委員会にて意見交換会で声を伝えてきました。
その後の対策や対応などの報告を来週29日に受けることになっています。
新潟市では4月に小学5年生の女児児童が自殺を図ったという報道がありました。
4年生の時からいじめを教員に相談していたそうですが、管理職に報告せずに抱え込み、
改善が図られなかったようです…。
下記の記事では私の声も掲載していただきましたが、そこでもお伝えしたように、
子どもが先生に相談する時点で問題はとても大きくなっているのです。
先生一人が抱えてどうにかなる状態ではないのです。
多くの目、多くの知識、多くの経験を集めて対応するしかないのです。
ましてや、いじめを訴えてきている被害者を追い込むような言葉がけなど言語道断です!
大人の勝手な判断や浅はかな知識、足りない共感力の犠牲に子どもたちをしないでください!
教師は上司に、上司はその学校の責任者に、責任者は教育委員会に、
教育委員会は専門家に、それぞれつながり、知恵と心を集めてください。
言葉は毒にも剣にもなりますが、癒してくれるものにもなるはずです。
子どもたちを大人のエゴや見栄、欲の犠牲にしないでください。
何よりも子どもたちの幸せの為に。
ーーーーーーーーーー新潟日報電子版2023年10月30日の記事より
文部科学省が10月発表した調査で、2022年度の新潟市立学校のいじめ認知件数(千人当たり)が219・0件となり、6年連続で全国20政令市の最多になった。市教育委員会は早期発見を進めているためとするが、今年4月には女子児童の自殺未遂が発生。学校のいじめ対応を巡り、情報共有の不備など過去に新潟県内で起きた重大事例と共通する課題が浮かんだ。
これまでに新潟市教委は年3回以上のアンケートなどを実施。積極的ないじめ認知に努め、22年度の千人当たり件数は全国の政令市の中で最も多く=グラフ参照=、都道府県を含めても唯一200件を超えた。早期把握の結果、深刻な被害の疑いがある場合などの重大事態は「かなり少なく推移している」と強調する。
しかし4月初め、悪口などのいじめを受けたとみられる新潟市内の小学5年の女児が自殺を図った。一命は取り留めたが、女児や家族を知る関係者によると、半年たった今も「心の傷は相当深く、登校できる状況ではない」という。
新潟市教委はいじめ防止対策推進法に基づき、重大事態と認定した。第三者委員会が調査を進めている。
▽組織的な対応取らず
女児の学校は4月中旬、保護者会を開催。複数の出席者によると、女児は4年時にいじめを教員に相談したが、教員から管理職に報告されなかったという。
学校の基本方針では当時、いじめ発見時に校長ら全教員による協議や綿密な情報収集などが定められていた。規定に沿った行動が取られず、対応が不十分だった可能性がある。
こうした点は過去の重大事例でも見られた=表参照=。16年に起きた新潟県立新潟工業高男子生徒のいじめ自殺では、担任に3回相談があったが、校長らは行動計画に反して組織的対応を怠った。担任から管理職に情報が上がらないこともあった。
生徒の父親で公認心理師の佐々木正さん(51)は「子どもにとって相談は勇気が要り、その時点で重い。教員個人で抱えきれないのに、なぜ共有して組織で対応しないのか」と指摘。教員多忙化の影響などを含め「原因を解明しないと再発は防げない」と話す。
▽教員の不適切発言
女児の自殺未遂について新潟市教委は「第三者委の調査結果を踏まえて再発防止に取り組む」とする。
一方、保護者会では、いじめとは別に教員の不適切な発言もあったと女児の保護者が説明した。出席者によると、人前で話すのが苦手な女児を批判するような内容だったという。
女子児童へのいじめがあったとされる学校の2022年度のいじめ防止基本方針。女子児童の相談に対し、規定に沿った対応が行われなかった可能性がある
新潟市では16年、小学生がいじめを相談していた担任から不適切発言をされ、不登校になった例もある。過去のさまざまな教訓は生かされているのか-。女児や家族を知る関係者は「一人一人の先生が、子どもの痛みに共感できる感性を磨いてほしい」と訴える。
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