『ノートルダムの鐘』@四季劇場秋
6月17日マチネ
キャスト
カジモド 飯田達郎
フロロー 芝清道
エスメラルダ 宮田愛
フィーバス隊長 清水大星
クロパン 𠮷賀陶馬ワイス
先日よりちょっと前方のまたまた下手寄りの席でした。
1度観ているのでドキドキはしないけど、表情がハッキリ見えて、アンサンブルさんのお顔確認とアチコチに役替わりで出てくるのも分かって面白かったです。
エスメラルダは前回の方より細身で歌声がちょっと弱い印象でしたが、話しが進むうちに気にならなくなり、カジモドより年下設定だけどお姉さんに見えてWキャスト共に同じように感じられました。
フィーバス隊長もWキャスト2人とも韓国の方とは全く気がつかない言葉づかいで、長身イケメン隊長をカッコ良く素敵な歌声で演じてました。
アンサンブルさんに目がクリっとした小さめの方が目に止まりついつい追って見たり、最初の方に出てくる神父さま?牧師さまが以外とお若い方で、あらっと思ったり。
カジモドが長椅子を滑り降りる前後をドキドキ心配してみたりと、脇見しつつ観劇していました。
芝さんの低音域の歌声はシビレます~そして演技、フロローは大助祭のくせに年取ってからの初恋?に戸惑い自分の感情を押しつける恋愛下手で、自分勝手なワガママ男です。観ながら突っ込み入れたくなるくらいで、これは演技力が高いって事ですよね。
飯田さんカジモドは幼く純粋。外界と隔離されてたからなんでしょう。
先日、生まれつきの病気でお顔の骨が変形または発達不全の方がテレビに出ているのを見ました。その方は頭も良くて考え方が前向きで大人な方だったのでカジモドとは違いますが、昔も今も色々な障害を持って産まれてくる方がいて、情報が発達しているけど生きにくいのは変わらずあるんですよね。
私自身、自分たちが今まで実感してきた事とかも思い出してしまうので、余計にミュージカルでお芝居なのに心が苦しくなって辛くなりながらカジモドを見つめていました。
飯田さんの歌声は伸びやかで素敵で、感情の入った歌声と演技力に心が打たれてしまっています。
劇団四季でこんなに心をつかまれて、泣かされるとは思ってもみなかった。と言うのが本音です。
子供が喜ぶ演目も大事ですが、たまに大人向けのミュージカルをやって頂けると嬉しいです。