ちょっとだけ
挑戦的な(笑)題名にしてみました。
本当のことを言えば
【プラス思考に潜(ひそ)むワナ】
が今日のテーマです。
いつからでしょうか。
プラス思考という言葉が市民権を得始めたのは。
近頃は 猫も杓子(しゃくし)も【プラス思考】の時代といっても過言ではないですよね。
ご多分に漏(も)れず、
私自身 ずいぶん長い間
『プラス思考でいればいいんだ!』
『物事の良い面を見よう!』
と自分に言い聞かせて生きてきました。
でも、この命題って
本当に鵜呑みにしていいんでしょうか。
そもそも
物事をプラスに見るって
どういうことなんでしょう。
例えば
なにかの番組を録画予約していたとしましょう。
週末あるいは休日になって
やっと見られるタイミングがやってきたときに
なんらかの手違いで録画がとれていなかった、という場面を想像してみてください。
見ることを楽しみにしていた番組です。
あなたなら
プラス思考しよう、という思考回路の中で
どんな言葉を思い浮かべるでしょうか。
よくありがちな例を出してみます。
①『番組を見る時間をほかのことをやれる時間になったと思えばいいや』とか
②『これが運命だったんだ、仕方ない』とか
トドメの一発としては、、
一日の終わりに
③『録画できてなかったおかげで、○○ができて、逆にいい日になった!感謝!』
といったところでしょうか。
たしかに
イライラしない為の予防策としては
100点満点と言えるかもしれません。
なんだか聞こえが良さそうで
ポジティブシンキングで
前向きで
なにが悪いの?
と思ったかもしれません。
でも、
ここにワナがあるんです。
以下、
もう少しお付き合いいただいた暁(あかつき)には
もしかすると今より少し
人生が楽しくなるかもしれません。
ならないかもしれません(笑)
さて、ここで先ほど出した例を要約して
もう一度振り返ってみましょう。
【状況:録画失敗】
①時間をほかのことに使えると思おう
②運命だから諦めて受け入れよう
③逆にいい日になったから感謝しよう
一見なんの問題もなさそうな言葉に
感じられるかもしれません。
では、一体【なにが】いけないのでしょう。
ここでも結論から述べてしまいましょう。
ズバリ
『臭(くさ)いものに蓋(ふた)思考』だからです。
冷静になって、
もう一度 例に挙げた3つのフレーズを思い返してみてください。
何かに気づきませんか。
そう、①も②も③も、
耳障りの良さそうな言葉に気を取られて
【録画失敗】という紛れもない事実に
まったく焦点を合わせていないということ
すなわち
『起きた出来事』を
意味付けする前に直視する、
=『ただ観察する』ことをせず
自分に都合の良い
【偏(かたよ)った解釈】のみで片付けているという点に問題があるのです。
では一体
偏った解釈のみで片付けることの
【なにが】問題なのでしょう。
プラス思考なら
むしろいいんじゃないか?
とも思うかもしれません。でも、、
さて、日々繰り返すことは
いつしか習慣化していきます。
自分に都合の良い偏った解釈(プラス思考)をしながら生きることが
当たり前の習慣になると
Ⅰ、目の前で起きている出来事を
意味付けする前に『ただ観察する』という作業が
知らず知らずのうちに抜け落ちていき
目の前の出来事から吸収できるはずの
『意味付けされる前の純粋な情報』
の収穫量が極端に減ります
Ⅱ、自覚なく観察力は落ち
ますます偏った解釈に磨きがかかり
Ⅲ、プラス思考によって放置された問題
つまり偏った解釈によって排除されてしまった【事象】は
解決策を得られないまま
『なかったこと』にされ
Ⅳ、また形を変えた問題となって現れる可能性を持ったままの
【解決策を与えられない問題】という地位を確立し続けます。
Ⅴ、そして 形を変えて何度でも現れます
、、これって
逃げても逃げても、
逃げれば逃げるほど、
問題は追いかけてくる
という言葉の正体であることに
気づきませんか。
さきほどの例で言えば
なぜ録画が失敗してしまったのか
きちんとその原因を調べて
同じことが起きないよう対策をとらなければ、また失敗という問題が起きる、
という極めて簡単な構図なわけですが…
これが あの耳障りの良い
『プラス思考』という言葉が持つ
裏の顔なのです。
つまり、最初にお伝えしたテーマ
【プラス思考に潜むワナ】です。
身に覚えはないでしょうか。
余談になりますが
スピリチュアル系でよく聞く
ふわふわした表現の中に
『闇に光をあてると闇は消える』
というフレーズがありますが
なんのことはない、
問題から逃げずに直視して
原因追求とともに解決策を絞り出せば
問題はなくなりますよ
って
当たり前のことを言っているだけ
ですよね。
そもそも人間は
顕在意識において
『ありのまま』の『歪(ゆが)みのない』
事実を観るなんてことは
【できないように設計された生命体】だと
個人的には思っています。
よっぽどの超人でない限り(笑)
だから
そもそも偏ってない解釈なんて
そうそうできるものではないはずです。
ということは、
ただでさえ歪んだ解釈しかできないのに
さらにそれを歪ませてしまったら、、
もうお分かりですよね。
Ⅰ~Ⅴで順を追って説明した
ある意味での悲劇が起こる
(問題に追いかけ続けられるという事象を引き起こす)
原因の種をまく行為になる、ということが。
もちろん、それを
『悲劇』と定義すること自体が
人間の勝手な解釈でもあるわけですが
この点に関しては
またの機会に述べることにしましょう。
ちなみに
イライラしがち
あるいは
とっさに冷静さを失いがちな方は
逆にそのせいで
偏った解釈になりがちなので
いったんプラス思考で
状態をリセットして
冷静さを取り戻してから
臭いものに蓋をせず物事にあたる
という方法をオススメします。
常々、モノは使い用、ですね。