2021年10月20日 水曜日
今朝も8時半に、格納庫に行った、
もう作業はないけれど、なんとなく心配で
吊り下げられたストークを3人で見に行った、
「異常はないかな?」
みんな無言だが、心に思うことは同じである
45年前、1976年2月29日のロールアウトと同じように、
真っ白によみがえったストーク、
よみがえって、まだ3日目、
異常があるはずがない、いや、あってもらっては困るのだ
ところが、生出さんが、大声をあげた
「あ! あそこだけ、なぜ光が通っているんだっ?」
「ええっ!」
びっくりして、生出さんが指差す方向を見上げれば、
翼に破れができていて、
ストークの上の天窓から入ってくる太陽光線が、
スポットライトのように床まで伸びて落ちている
「あ!ナットが落ちてる!」
今度は、石井さんが声をあげた、
石井さんが指差す床には、小さなナットが転がっていた
このナットが犯人かどうかは、わからないが、
悲しいやら、腹が立つやら・・・
一刻も早く、手当てをして、ストークを元通りにしたい!
でも自力で8mの高さはのぼれないし、
ああ、矢も楯もたまらない!
すると、
「明日、電建号の吊り下げ作業で、また高所作業車を動かすみたいだから、その時、上がらせてもらおうよ」
と石井さんがその場をおさめた、
(↑吊り下げ作業を待つ日本電建号)
翌10月21日 朝8時半、
ザ・ヒロサワシティの航空担当のN氏に事情を説明すると、N氏は血相を変え、
すぐに、高所作業車を動かしてくれるとのこと、
まずは、生出さんと私が状況確認へ、
翼が破れたことは腹立たしいけど、
またストークのところに行けると思うと、ゴンドラに乗ることが嬉しかった
状況は、翼上面に、破れ目1つ、
下面に、裂け目1つ、
場所はフィレットのすぐ横だ、
今度は、石井さんと生出さんがゴンドラに乗って修復へ、
ふたりは、あっという間に直してしまった
午後から、
科博の鈴木さんがやってきた、
状況を知らない鈴木さんは、翼が破れたことにすごく驚いて、うろたえていた、
でも、石井さんの方は、あっけらかんとしていた、
物事の状況次第で、感情をすぐに左右される私は、石井さんに質問した
「あんなに綺麗にした翼が破れたことの原因を突き止めないんですか?」
するといつもの答えが返ってきた
「ものづくりの現場では、いろいろなことが起きるからね、故意じゃなくても、ものは壊れる、よくあることだよ、壊れたら直せばいい、自分で作ったものは直せるから」
20日 朝食
目玉焼き、ネギ納豆入り巾着、五目野菜の和え物、人参としめじとキャベツの味噌汁、みかん、白ごはん
昼食、夕食、記録なし
21日 朝食
湯引き鯛の醬油漬け、キャベツと人参の胡麻サラダ、 チンゲン菜としめじと揚げの味噌汁、たくあん、白ごはん
昼食、
朝の味噌汁とサラダ、 鶏肉と卵のチャーハン
夕食
鶏肉のフリット 玉ねぎのソテー、茹でキャベツ、舞茸と豆腐と小松菜の味噌汁、白ごはん
~つづく~