1月8日日曜日、夜勤明けでしたが兵庫県まで走り、加古川市
の「鶴林寺」と福崎町に移動して三ヶ寺を巡ってきました。
和歌山方面は青空のぞいてましたが、こちらは生憎の雨模様
で少し残念でした。
阪和道、近畿道を乗り継ぎ山陽道三木小野ICで下車。
和歌山から約2時間30分で加古川市の『鶴林寺(かくりんじ)』
に到着。いちおう今回は「関西花の寺巡り」が目的で来たん
ですけど、この季節は「花」はもちろん咲いてません。でも・・・まあ
いいか!「思いついた時に来れれば・・・。」
「鶴林寺」は聖徳太子ゆかりのお寺で「播磨の法隆寺」と
呼ばれていて、黒田官兵衛とも深いつながりがある、兵庫県
でも指折りの寺院なのです。
【仁王門】
上層にも上がれるみたいです!室町時代に建立。
江戸時代末期に改造、大修理。
【仁王像】
大きな草履も奉納されてました。
訪れた1月8日は、「修正会(鬼追い)」という加古川伝統行事
が行われる日でした。13時から儀式が始まるようでしたが、
僕が鶴林寺に到着したのは12時ごろでしたので、儀式は
拝見せずに13時前には鶴林寺をあとにしました。ちなみに
このあとに行った福崎町の「神積寺」で松明を持った鬼が出て
くる、よく似た行事を見ました。
「仁王門」から境内に入りました。
【鶴林寺の境内】
国宝の【本堂】
「修正会(鬼追い)」という事もあってか、絶えず参拝
される方が訪れていました。
「刀田山 鶴林寺」
天台宗の寺院にて、創建は589年。聖徳太子の開基。
御本尊は「薬師如来」。
【常行堂】
「常行三昧(じょうぎょうざんまい)」という阿弥陀仏を唱えながら
何十日も歩き回る天台宗の修行が行われるお堂で、その
道場としては日本最古のものであるそうです。
【鐘楼】
この鐘楼は階段を二階に登って鐘をつく、一般
には少ない立派な構造になっているそうです。
【観音堂】
このお堂は1705年に姫路城主「榊原政邦」の
寄進により再建されたもの。明治時代以降、
秘仏「聖観世音菩薩」を祀る。
【子安地蔵尊】
塔頭寺院の【浄心院】
【新薬師堂】
「新薬師堂」には、「薬師三尊像」と十二神将
のうち五体が安置されていました。
【太子堂】
兵庫県下最古の建築、聖徳太子創建の聖霊院の後身
として、常行堂と対をなす天台宗最古の法華堂。
【三重塔】
【三重塔】
壇上には本尊大日如来が安置されます。
奥に見えているお堂は【行者堂】
【石塔】
しかし、雨が降っていたので、この
小さな門はくぐりませんでした。
『あたたかき甍の厚味を割るるなよ』と記されて
います。「永田耕衣」という加古川出身の俳人
が鶴林寺にて詠んだ歌です。
不思議な「石」もありました。
【関西花の寺御朱印】
【御朱印】
そして、このあと播但連絡道にのる
ため姫路方面へと走りました。
ではまた次回に
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