ALS(筋萎縮性側索硬化症)について
新治療もさまざまでてくるところですが、
いまの時点で、最善の治療とはどういうものか
医学雑誌のエディトリアル(社説)に掲載されていました。
ちょっとみてみましょう
記事は雑誌の巻頭言のようなものですが、
執筆は編集者で、一流の先生が担当します。
英国シェフィールドの
パメラ教授も編集者のひとりです。
(Dame Pamela Shaw,MD,PhD)
以下は雑誌ランセットからの引用です(文献1)。なお同誌は世界トップの医学誌です。
引用
ALS治療の選択肢が多数存在しており、推奨事項の整理が必要です。
今回、欧州神経学会(EAN)がガイドラインを改訂しましたが、臨床医にとっていいガイダンスとなるでしょう。
(中略)
ALS研究の進歩により、有効な治療のエビデンスが蓄積されつつあります。
しかし今のところ、最善の治療は個別化された多職種連携型のケアです。
感想
世界の専門家のご意見。
基本が大切なのですね
多職種連携型のケアは医師、看護師、理学療法士、栄養士、薬剤師、心理の専門家、呼吸管理士などが連携して診療にあたるものですが、効果の面では確実なのですね。
栄養、呼吸、リハビリに加えて、心理ケアの重要性も、改めていわれているようでした。
最新のケアと治療。
新薬も期待しながら粘っていきましょう
ここまでご覧いただきありがとうございました
参考文献
1 The Lancet Neurology. Multidisciplinary care for amyotrophic lateral sclerosis. Lancet Neurol. 2024 Jul;23(7):649. doi: 10.1016/S1474-4422(24)00227-8.
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