ALSの進行と生存 | やまいものsay it with flowers

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嚥下困難、上肢、肩の筋力低下があります。2015年3月6日にALSと診断されました。脚の調子はいいので、てくてくお散歩をつづけています、いまは小康状態かな。
いままでのALSブログのまとめは、右欄で。。

ALS(筋萎縮側索硬化症)について

 

 

 

多くの症例が集約されてきましたね。

 

 

 

今回イタリアから、ALSの進行と生存に関して興味ぶかい報告があったのでご紹介します。

 

 

 

進行を止める。。ということに関係しますね。

 

 

 

よろしければお付き合いください。

 

 

 

 

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論文はイタリアイタリア・トリノ大学のアドリアーノ教授のグループ。

トリノ大学

 

 

代表はAdriano Chio (アドリアーノ教授)

 

おなじみですね。

 

 

 

論説はAnn Neurologyの2024年の論文(文献1)。同誌は神経学の超一流誌です。うずまき

 

 

 

アドリアーノ教授は世界のリーダーですね。

 

 

 

 

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概要

 

 

 

 

ALS患者 1,890名のデータです。

 

 

 

男性は女性よりやや生存期間が短く、一般的に進行が急でした。

 

 

 

男性の進行の主な要因として

 

 

1)呼吸機能の速い低下(努力肺活量で-4.2%/月)

 

 

2)体重減少の速い低下(体重で―0.15㎏/月)

 

 

 

のふたつが関与していました。

 

 

 

治療対策上とても重要な所見と思われます。

 

 

 

 

 

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感想

 

 

 

 

ALSの進行。

 

 

 

体重呼吸機能どちらもたいせつですね。

 

 

 

呼吸機能が4%/月の低下、体重が150g/月の減少がひとつの目安とのこと。

 

 

 

いろいろ対策も可能ですね(下記)グッ

 

 

 

早め対策で粘っていきたいものですねうずまき

 

 

 

いっぽう、ALSには男女差がありますが、その原因はなにかはてなマークということも大切ですね。

 

 

 

有害環境への暴露や、そもそも呼吸器疾患が男性に多いのではないか、という面もあると思います。

 

 

 

いい環境ですごしていく、また感染も減らして。。

 

 

 

ということかと思います。

 

 

 

ともかく粘っていきましょう!

 

 

 

 

 

ここまでご覧いただきありがとうございましたお願い

 

 

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文献

 

 

 

 

1 Maurizio Grassano , Cristina Moglia, Francesca Palumbo , Emanuele Koumantakis , Paolo Cugnasco, Stefano Callegaro, Antonio Canosa, Umberto Manera, Rosario Vasta , Filippo De Mattei, Enrico Matteoni, Giuseppe Fuda , Paolina Salamone  Giulia Marchese , Federico Casale , Fabiola De Marchi, Letizia Mazzini, Gabriele Mora, Andrea Calvo , Adriano Chiò  Sex Differences in Amyotrophic Lateral Sclerosis Survival and Progression: A Multidimensional Analysis Ann Neurol. 2024 Apr 3. doi: 10.1002/ana.26933. 

 

 

 

 

参考ブログ