ALS(筋萎縮側索硬化症)について
栄養はたいせつなポイントですね。
いま改めて注目されているようです
ALSと食事・栄養についてネイチャー姉妹誌に総説がでていたので、紹介します。
多方面で研究が進んでいますね
著者はドイツのウルム大学の
ルドルフ先生
Albert Ludolph教授
ルドルフ先生は世界のALSのリーダーですね。
掲載された雑誌Nat Rev Neurolは世界の超一流誌、IFは44です。(文献1)
英米仏豪の先生方との共著です。
概要
ALSには多数の因子が関与します。
そのうち、栄養状態(栄養失調など)や代謝バランス(体重減少や代謝亢進など)は、急速な進行や早期死亡に関係することがよく知られています。
ミトコンドリア機能不全を含む、生体のエネルギー不全の関与が大きいのです。
ニューロン(神経細胞)にエネルギー枯渇がおこると、アポトーシス(=細胞死)をおこしやすい状態になります。
全身の栄養・代謝を維持する能力はとても重要です。
ALS の新しい治療標的になるでしょう。
感想
いま改めて栄養が見直されていますね。
新薬もミトコンドリアの機能改善が期待されていると思います。
栄養エネルギーミトコンドリアの路線も重要なのですね。
まずは美味しいものをいただきながら、
いい体調でいきたいものですね
ここまでご覧いただきありがとうございました
文献
1。Albert Ludolph, Luc Dupuis , Edward Kasarskis, et al. Nutritional and metabolic factors in amyotrophic lateral sclerosis Nat Rev Neurol 2023 Jul 27. doi: 10.1038/s41582-023-00845-8.