筋萎縮性側索硬化症(ALS)について、
「ALSの進行は抑えられる」という報告がだされましたね(→こちら)。
貴重な報告で、新しい方向を示したものと思いますが
今回は睡眠と進行の関係について。。
よろしければお付き合いください。
今回の総説を書いたのはオーストラリア・シドニー大学
ロイヤルアルフレッド病院の
マシュー先生
Prof Matthew C Kiernan
雑誌 Prog Neurobiolに発表されました(文献1)。
マシュー先生は世界のリーダーのひとり。
ALSのゴールドコースト基準を作った先生ですね。
脳内リンパ系とALSの睡眠
睡眠は脳機能にとって重要です 。
一晩、睡眠を逃すと翌日には記憶力、気分、注意力の低下が生じます 。
そして生涯にわたる睡眠障害は神経変性と関連します。
ALSに関しても、革新的な考え方が必要です。
近年、脳内リンパ系(グリンファティック系)への関心が高まっています。
脳内リンパ系とALSとのかかわり、そして睡眠の影響を検討していくことは重要です。
つづく
感想
脳内リンパ系=脳内清掃システムは深い睡眠で作動するといわれますね。
まずはいい睡眠でクリアにいきたいものですね
ただしアルコールで眠るのはあまりよくなく、眠剤も過量になると種々問題があると思います。
(どちらも適量であればOKとおもいますが)
なるべく自然に。。ですね。。
ここまでご覧いただきありがとうございました
文献
1 Andrew Eisen , Maiken Nedergaard , Emma Gray , Matthew C Kiernan The glymphatic system and Amyotrophic lateral sclerosis Prog Neurobiol. 2024 Jan 22:234:102571. doi: 10.1016/j.pneurobio.2024.102571.
参考ブログ