A建設会社の違法献金事件で,政治資金規正法違反罪などに問われた同社元副社長に対し,A建設会社側が | 法律大好きのブログ(弁護士村田英幸)

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A建設会社の違法献金事件で,政治資金規正法違反罪などに問われた同社元副社長に対し,A建設会社側が,平成9年以降に行ったB政党前代表者側への献金のかなりの部分が,実体のない政治団体名義で行われ,和歌山県選出の衆議院議員が代表を務める政治団体のパーティ券購入についても,実体のない政治団体名義によると認定した上で,政治活動の公明と公正を確保しようとした法の規制をことさら免れたなどとして,禁錮1年4月,執行猶予3年を言い渡した事例

 

東京地方裁判所判決/平成21年(特わ)第177号、平成21年(特わ)第514号、平成21年(特わ)第1284号

平成21年7月17日

外国為替及び外国貿易法違反,政治資金規制法違反被告事件

【判示事項】    A建設会社の違法献金事件で,政治資金規正法違反罪などに問われた同社元副社長に対し,A建設会社側が,平成9年以降に行ったB政党前代表者側への献金のかなりの部分が,実体のない政治団体名義で行われ,和歌山県選出の衆議院議員が代表を務める政治団体のパーティ券購入についても,実体のない政治団体名義によると認定した上で,政治活動の公明と公正を確保しようとした法の規制をことさら免れたなどとして,禁錮1年4月,執行猶予3年を言い渡した事例

【掲載誌】     LLI/DB 判例秘書登載