3月31日火曜日、夫の様子はどうだろうかと不安を抱えながら病院へ行きました。
熱があるようで、アイスノンをしていました。
看護師さんに聞いたら、先週の発熱から、ずっと熱が下がらず、微熱が続いていたようです。
夫は、目を閉じたまま、声かけに反応をしませんでした。
口はぴったりではないけど閉じられていて、鼻呼吸をしていました。
ただ、痰は絡まっているようで、ゼロゼロとしていました。
コメントで、さすってあげると、呼吸が楽になると教えていただきましたので、手のひらで首や胸や背中をさすりました。
爪はあまり伸びてはいなかったので、今日はヤスリで削りました。
足の爪が、少し内側に曲がっているようで、これって巻き爪になってきているのかしらと心配になりました。
ちょっとの間、病室を離れて、戻ってみると、看護師さんが痰の吸引をしていました。
そして、熱がまた出てしまったと。
9度台になっているそうでした。
また抗生剤だ...
抗生剤は、メロペネム0.5gでした。
夫はもうダメなのかな..と暗澹たる気持ちになりました。
毎週、何人か引き連れて病室へ来るYs先生がきました。
点滴をしているから熱が出るみたいなことを言っていました。
私は、前回看護師のUさんに言ったことを繰り返してこの先生にも言いました。
ちなみに、エアウェイは今日もまた汚れていました。
痰というのは、ばい菌の塊ですよね?と聞きました。
先生はそうだと言うので、そのばい菌がついているエアウェイを通って、痰が気管から出てまた気管に戻っています、ばい菌が気管に入ってしまうのではないですか?と聞きましたら、頻回に洗わないといけないから、看護師と相談すると言っていました。
我ながらしつこいと思いましたが、度重なる発熱の原因が、このエアウェイの気がして仕方ないのです。
クレーマーと思われてもいいやと思いました。
4月1日水曜日、病室に行ってみたら、左向きに寝かされてはいましたが、呼吸は楽そうでした。
熱は6度8分に下がったそうで、目をぱっちり開けていました。
鼻には酸素カニューラが宛がわれており、1ℓの酸素が入っていました。
右上唇の内側に、口内炎ができていて、腫れていました。
師長のArさんがきて、酸素は様子を見て減らしている、エアウェイはつけておかないと、体を動かして上向きになってしまい、SPO2が80台になってしまうので、怖いからつけておく、エアウェイは毎日洗っている、Ys 先生は知らないのではないかと言っていきました。
おそらく、Ys先生と、師長のArさんとの間で、なにかやりとりがあったのではと思いました。
とはいえ、エアウェイは、今日も汚れているし、昨日と同じ側に入っていました。
毎日洗っているなら、交代に違う側にいれて欲しいと思いました。
午後には酸素カニューラは外れました。
主治医のK先生がきて、先週熱を出して一旦下がり、また上がったのは、菌が死にきれていなかった、点滴のカテーテルについて、感染を起こし、敗血症になってしまうので、カテーテルは抜いた、今は、足の末端から点滴をしているがこれでは足りない、熱発を繰り返してその度に抗生剤を使うと、いくらご主人が若くても、そのうち効かなくなる、胃ろうを近いうちに考えた方がいいと言われました。
点滴は、メロペネム0.5gと、ラクテックD500mlと、KN3号輸液500mlという維持液だけなので、早晩栄養が足りなくなりそうです。
連れ帰れるうちに連れ帰ろう..
そう心に決めました。
このまま置いていては、リハビリどころの騒ぎではなく、夫はこの病院を離れられなくなってしまう..
もう少し回復してからの方が安全かなと思っていましたが、そんなことは言っていられなくなりました。
私の大腸がんの手術をしてくれたO先生が、連れていらっしゃいと言って下さっています。
この病院へは、毎年、夫も健康診断に行っていて、私は、がんの経過観察でお世話になり、高脂血症の治療で毎月診察を受けています。
先月の診察の時に、夫のことを相談したら、そう言って下さったのです。
翌4月2日木曜日、なんと言って切り出そうかと、ドキドキしながら病院へ行きました。
K先生は、今日は多忙のようでした。
看護師室にいた先生に、思い切って、ご相談したいことがあるので、お時間があれば..と言いかけたら、言下に、ありません!と言われてしまいました。
更にそこにいた看護師さんに、今日は待っていても時間がとれないかもしれませんと言われました..。
出鼻をくじかれて、どうしていいかわからなくなったけど、とにかく、今日中に、退院したいことを伝えなければならないと思って、ぐっとこらえました。
お昼の時間が過ぎても、先生は、看護師室で作業をしていました。
私は、とにかく、先生がお昼を食べに行ってしまうまで待っていようと思いました。
夫の部屋は、看護師室との間が、ガラスの仕切りになっているので、どちらからでもよく見えるのです。
お昼を大分過ぎた頃、先生は立ち上がって廊下へ出て行きました。
そして、こちらの部屋に入ってきて、「何?」と聞きました。
廊下へ出てもらって、立ち話をしました。
まず、熱を下げてもらったお礼を言い、また熱を出すのではないかと心配してる、先生のおっしゃるように、抗生剤が効かなくなるのが心配ですと言いました。
先生は、まぁ、そうすぐ効かなくなるわけでもないけどねと言っていました。
私は、連れて帰れるうちに連れ帰りたいと言いましたら、先生は、どこへ?家へは点滴してるし、無理だよと予想通りの答えでした。
それで、4年前に大腸がんの手術をしてもらった先生に頼んでみるつもりですと言いましたら、それならいいよ、頼んでOKが出たら教えて、診断情報提供書を書くからと言われました。
来週退院させたいのですが、と言ったら、先方に話してみないと受け入れてくれるかどうかわかんないんでしょ?決まったらすぐ退院できるんだからと言われ、もっともだと思って、ありがとうございますとお礼を言いました。
案ずるより産むが易しで、すんなりと退院できることになりました。
夫は、今日も熱が下がったままで、目を開けていました。
エアウェイは反対側に入っていて、きれいでした。
多少痰が絡んでいる状態でしたが、顔色もよく、一見、どこも悪くなさそうに見えました。
口内炎は、治っていなく、左側にも少しできていました..。
夫に、帰れるよ、帰ろうねと言ったら、私の顔を見つめ、ニッと笑ってくれました。
何を言っているのか理解できないかもしれないけど、私が嬉しそうにしているから、つられて笑ってくれたのかなと思いました。
今日、4月3日、O先生を訪ねて、入院のお願いをしてきました。
来週の木曜日に決まりました。
また熱を出さなければいいんだけど..と言いましたら、熱がでてもそのまま連れてきていいよと言って下さいました。
その後、相談員さんに引き継いでくれて、相談員さんから入院に際しての説明を受け、介護タクシーの手配もしてくれることになりました。
今の病院の相談員さんに電話して、退院の日程を報告しました。
間に合うように精算などの手配をしてくれるそうです。
また、着替えは、火曜日に行くとき持っていくしかないのですが、当日まで預かってくれるとのことでした。
ケアマネさんにも連絡をとり、こちらの病院へ一旦入院するけど、落ち着いたらすぐ家に帰ることになるので、またお世話になりたいとお願いしました。
こちらに転院した翌日、病院へ訪ねてきてくれるそうです。
私の、先を見通せる力がないばっかりに、夫にはずいぶん遠い回り道をさせてしまいました。
あんなに切望したリハビリでしたが、この一ヶ月、熱を出している方が多くて、結局は、ほとんどやれませんでした。
今月中には夫を家に連れ帰れると思うと、嬉しくてなりません。
体調を崩さないで欲しいと願うばかりです。

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看護師さんに聞いたら、先週の発熱から、ずっと熱が下がらず、微熱が続いていたようです。
夫は、目を閉じたまま、声かけに反応をしませんでした。
口はぴったりではないけど閉じられていて、鼻呼吸をしていました。
ただ、痰は絡まっているようで、ゼロゼロとしていました。
コメントで、さすってあげると、呼吸が楽になると教えていただきましたので、手のひらで首や胸や背中をさすりました。
爪はあまり伸びてはいなかったので、今日はヤスリで削りました。
足の爪が、少し内側に曲がっているようで、これって巻き爪になってきているのかしらと心配になりました。
ちょっとの間、病室を離れて、戻ってみると、看護師さんが痰の吸引をしていました。
そして、熱がまた出てしまったと。
9度台になっているそうでした。
また抗生剤だ...
抗生剤は、メロペネム0.5gでした。
夫はもうダメなのかな..と暗澹たる気持ちになりました。
毎週、何人か引き連れて病室へ来るYs先生がきました。
点滴をしているから熱が出るみたいなことを言っていました。
私は、前回看護師のUさんに言ったことを繰り返してこの先生にも言いました。
ちなみに、エアウェイは今日もまた汚れていました。
痰というのは、ばい菌の塊ですよね?と聞きました。
先生はそうだと言うので、そのばい菌がついているエアウェイを通って、痰が気管から出てまた気管に戻っています、ばい菌が気管に入ってしまうのではないですか?と聞きましたら、頻回に洗わないといけないから、看護師と相談すると言っていました。
我ながらしつこいと思いましたが、度重なる発熱の原因が、このエアウェイの気がして仕方ないのです。
クレーマーと思われてもいいやと思いました。
4月1日水曜日、病室に行ってみたら、左向きに寝かされてはいましたが、呼吸は楽そうでした。
熱は6度8分に下がったそうで、目をぱっちり開けていました。
鼻には酸素カニューラが宛がわれており、1ℓの酸素が入っていました。
右上唇の内側に、口内炎ができていて、腫れていました。
師長のArさんがきて、酸素は様子を見て減らしている、エアウェイはつけておかないと、体を動かして上向きになってしまい、SPO2が80台になってしまうので、怖いからつけておく、エアウェイは毎日洗っている、Ys 先生は知らないのではないかと言っていきました。
おそらく、Ys先生と、師長のArさんとの間で、なにかやりとりがあったのではと思いました。
とはいえ、エアウェイは、今日も汚れているし、昨日と同じ側に入っていました。
毎日洗っているなら、交代に違う側にいれて欲しいと思いました。
午後には酸素カニューラは外れました。
主治医のK先生がきて、先週熱を出して一旦下がり、また上がったのは、菌が死にきれていなかった、点滴のカテーテルについて、感染を起こし、敗血症になってしまうので、カテーテルは抜いた、今は、足の末端から点滴をしているがこれでは足りない、熱発を繰り返してその度に抗生剤を使うと、いくらご主人が若くても、そのうち効かなくなる、胃ろうを近いうちに考えた方がいいと言われました。
点滴は、メロペネム0.5gと、ラクテックD500mlと、KN3号輸液500mlという維持液だけなので、早晩栄養が足りなくなりそうです。
連れ帰れるうちに連れ帰ろう..
そう心に決めました。
このまま置いていては、リハビリどころの騒ぎではなく、夫はこの病院を離れられなくなってしまう..
もう少し回復してからの方が安全かなと思っていましたが、そんなことは言っていられなくなりました。
私の大腸がんの手術をしてくれたO先生が、連れていらっしゃいと言って下さっています。
この病院へは、毎年、夫も健康診断に行っていて、私は、がんの経過観察でお世話になり、高脂血症の治療で毎月診察を受けています。
先月の診察の時に、夫のことを相談したら、そう言って下さったのです。
翌4月2日木曜日、なんと言って切り出そうかと、ドキドキしながら病院へ行きました。
K先生は、今日は多忙のようでした。
看護師室にいた先生に、思い切って、ご相談したいことがあるので、お時間があれば..と言いかけたら、言下に、ありません!と言われてしまいました。
更にそこにいた看護師さんに、今日は待っていても時間がとれないかもしれませんと言われました..。
出鼻をくじかれて、どうしていいかわからなくなったけど、とにかく、今日中に、退院したいことを伝えなければならないと思って、ぐっとこらえました。
お昼の時間が過ぎても、先生は、看護師室で作業をしていました。
私は、とにかく、先生がお昼を食べに行ってしまうまで待っていようと思いました。
夫の部屋は、看護師室との間が、ガラスの仕切りになっているので、どちらからでもよく見えるのです。
お昼を大分過ぎた頃、先生は立ち上がって廊下へ出て行きました。
そして、こちらの部屋に入ってきて、「何?」と聞きました。
廊下へ出てもらって、立ち話をしました。
まず、熱を下げてもらったお礼を言い、また熱を出すのではないかと心配してる、先生のおっしゃるように、抗生剤が効かなくなるのが心配ですと言いました。
先生は、まぁ、そうすぐ効かなくなるわけでもないけどねと言っていました。
私は、連れて帰れるうちに連れ帰りたいと言いましたら、先生は、どこへ?家へは点滴してるし、無理だよと予想通りの答えでした。
それで、4年前に大腸がんの手術をしてもらった先生に頼んでみるつもりですと言いましたら、それならいいよ、頼んでOKが出たら教えて、診断情報提供書を書くからと言われました。
来週退院させたいのですが、と言ったら、先方に話してみないと受け入れてくれるかどうかわかんないんでしょ?決まったらすぐ退院できるんだからと言われ、もっともだと思って、ありがとうございますとお礼を言いました。
案ずるより産むが易しで、すんなりと退院できることになりました。
夫は、今日も熱が下がったままで、目を開けていました。
エアウェイは反対側に入っていて、きれいでした。
多少痰が絡んでいる状態でしたが、顔色もよく、一見、どこも悪くなさそうに見えました。
口内炎は、治っていなく、左側にも少しできていました..。
夫に、帰れるよ、帰ろうねと言ったら、私の顔を見つめ、ニッと笑ってくれました。
何を言っているのか理解できないかもしれないけど、私が嬉しそうにしているから、つられて笑ってくれたのかなと思いました。
今日、4月3日、O先生を訪ねて、入院のお願いをしてきました。
来週の木曜日に決まりました。
また熱を出さなければいいんだけど..と言いましたら、熱がでてもそのまま連れてきていいよと言って下さいました。
その後、相談員さんに引き継いでくれて、相談員さんから入院に際しての説明を受け、介護タクシーの手配もしてくれることになりました。
今の病院の相談員さんに電話して、退院の日程を報告しました。
間に合うように精算などの手配をしてくれるそうです。
また、着替えは、火曜日に行くとき持っていくしかないのですが、当日まで預かってくれるとのことでした。
ケアマネさんにも連絡をとり、こちらの病院へ一旦入院するけど、落ち着いたらすぐ家に帰ることになるので、またお世話になりたいとお願いしました。
こちらに転院した翌日、病院へ訪ねてきてくれるそうです。
私の、先を見通せる力がないばっかりに、夫にはずいぶん遠い回り道をさせてしまいました。
あんなに切望したリハビリでしたが、この一ヶ月、熱を出している方が多くて、結局は、ほとんどやれませんでした。
今月中には夫を家に連れ帰れると思うと、嬉しくてなりません。
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