昨年暮から、夫の状態がよくありません。
右側への傾きは、あったりなかったりですが、体の重心が後ろに行ってしまって、歩行が不安定になったのがずっと続いています。
これまで、何度も同じような状態になって、そして元に戻っていましたが、今回はなかなか戻ってくれません。
毎日夕食を食べた後、気持ちが沈みます。
これから、どうやって、寝かせようかと..。
寝かせる前に、やらなければいけないことが、高い山のように聳え立ち、行く手を阻みます。
第一の難関は階段です。
前から状態の悪いときは私の力仕事でしたが、更に難しくなりました。
信じられないくらい時間がかかります。
たった14段の階段を降ろすのに、1時間近くかかってしまいます。
その次の難関は、歯磨きです。
歯磨きのチューブを開けたりするときなどは、どうしても両手を使う必要があります。
その一瞬、手を離した瞬間、その場に尻餅をついてしまうことがあります。
一旦尻餅をついたら最後、私は立ち上がらせることができないので、看護ステーションに電話して、助けに来てもらっていました。
最後の難関は、着替え、おむつ装着です。
安定して立っていてくれないので、支えながらのおむつの装着は困難を極めます。
やっと寝かせられる頃には、私は体の芯まで疲れ切っていました。
もう無理なのかなぁ..今度こそ本当に限界なのかなぁ..
悪あがきはもうやめて、施設に入れて楽になろうよ...
悪魔が私に囁きます。
その囁きを払いのけながら、必死に打開策を考えました。
歩行は不安定だけども、歩けないわけではない。
階段の登りは、私一人の時は、どうにもならなくて、二階に連れて行くことができないときもあるけど、二人がかりならば、なんとか登れています。
誰も来ない木曜日以外は、誰かしらがいて、二階まで送ってもらっています。
下りも手伝ってもらえば、ずいぶんと楽になります。
そこで、障害福祉サービスを使って、夜ヘルパーさんに来てもらうことにしました。
このサービスは、既に入浴介助で使っています。
使うことのできる時間に多少の余裕があったので、とりあえずそれを振り向けるようにしました。
本格的に毎日来てもらうには足りないので、改めて時間を増やす変更の手続きをしなければなりません。
先週、初めて夜ヘルパーさんが来てくれました。
階段だけでなく、寝かせるまで、手伝ってくれました。
そしてなんと全体で20分で済みました。
一人と二人ではこんなに違うんだなと改めて認識しました。
朝だけでなく、夜も人が入ります。
来てくれる時刻までに、食後の休憩まで済ませておかなければなりません。
もう誰も来ない木曜日はなくなります。
ものすごくありがたい反面、ちょっとストレスがたまるかもと思います。
でもそんなことは言っていられないですね。
そういうリズムに慣れれば、やっていけると思います。
歩行が不安定になって、今回は更に、浴槽への出入りができなくなりました。
足を必要な高さまで上げて、縁を跨ぐことができなくなったのです。
入浴介助のヘルパーさんと二人がかりで足を持ち上げて、やっと入れていました。
これも今、回転式のバスボードを検討中です。
デモ用の現物を持って来てもらって実際に使ってみています。
その回転する部分に座らせるまでが、かなり大変です。
それでもまぁ、あった方が楽だという結論になりました。
でも、これって、すごく邪魔なのです。
使わないときに、浴室の壁に立てかけておいたら、滑って床に落ち、金属質の大きな音が響きました。
水平に置くと場所をとります。
これがずっと浴室に存在するかと思うと、気が重いです。
カタログで、木製のバスボードを見つけました。
重量はむしろ金属製のものより重いのですが、立てかけておいてもし滑っても恐怖を抱くほどの音は出ないと思いました。
メーカーさんに詳細を問い合わせ中です。
夫はもう元に戻らないかもしれません。
でも、笑顔は相変わらず見せてくれています。
その笑顔をいつまでも絶やさないように、状況に応じてその時その時を対処していきたいと思っています。
あきらめたら、そこでおしまいですもの。
いつもありがとうございます。
クリックして頂けると嬉しいです。
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右側への傾きは、あったりなかったりですが、体の重心が後ろに行ってしまって、歩行が不安定になったのがずっと続いています。
これまで、何度も同じような状態になって、そして元に戻っていましたが、今回はなかなか戻ってくれません。
毎日夕食を食べた後、気持ちが沈みます。
これから、どうやって、寝かせようかと..。
寝かせる前に、やらなければいけないことが、高い山のように聳え立ち、行く手を阻みます。
第一の難関は階段です。
前から状態の悪いときは私の力仕事でしたが、更に難しくなりました。
信じられないくらい時間がかかります。
たった14段の階段を降ろすのに、1時間近くかかってしまいます。
その次の難関は、歯磨きです。
歯磨きのチューブを開けたりするときなどは、どうしても両手を使う必要があります。
その一瞬、手を離した瞬間、その場に尻餅をついてしまうことがあります。
一旦尻餅をついたら最後、私は立ち上がらせることができないので、看護ステーションに電話して、助けに来てもらっていました。
最後の難関は、着替え、おむつ装着です。
安定して立っていてくれないので、支えながらのおむつの装着は困難を極めます。
やっと寝かせられる頃には、私は体の芯まで疲れ切っていました。
もう無理なのかなぁ..今度こそ本当に限界なのかなぁ..
悪あがきはもうやめて、施設に入れて楽になろうよ...
悪魔が私に囁きます。
その囁きを払いのけながら、必死に打開策を考えました。
歩行は不安定だけども、歩けないわけではない。
階段の登りは、私一人の時は、どうにもならなくて、二階に連れて行くことができないときもあるけど、二人がかりならば、なんとか登れています。
誰も来ない木曜日以外は、誰かしらがいて、二階まで送ってもらっています。
下りも手伝ってもらえば、ずいぶんと楽になります。
そこで、障害福祉サービスを使って、夜ヘルパーさんに来てもらうことにしました。
このサービスは、既に入浴介助で使っています。
使うことのできる時間に多少の余裕があったので、とりあえずそれを振り向けるようにしました。
本格的に毎日来てもらうには足りないので、改めて時間を増やす変更の手続きをしなければなりません。
先週、初めて夜ヘルパーさんが来てくれました。
階段だけでなく、寝かせるまで、手伝ってくれました。
そしてなんと全体で20分で済みました。
一人と二人ではこんなに違うんだなと改めて認識しました。
朝だけでなく、夜も人が入ります。
来てくれる時刻までに、食後の休憩まで済ませておかなければなりません。
もう誰も来ない木曜日はなくなります。
ものすごくありがたい反面、ちょっとストレスがたまるかもと思います。
でもそんなことは言っていられないですね。
そういうリズムに慣れれば、やっていけると思います。
歩行が不安定になって、今回は更に、浴槽への出入りができなくなりました。
足を必要な高さまで上げて、縁を跨ぐことができなくなったのです。
入浴介助のヘルパーさんと二人がかりで足を持ち上げて、やっと入れていました。
これも今、回転式のバスボードを検討中です。
デモ用の現物を持って来てもらって実際に使ってみています。
その回転する部分に座らせるまでが、かなり大変です。
それでもまぁ、あった方が楽だという結論になりました。
でも、これって、すごく邪魔なのです。
使わないときに、浴室の壁に立てかけておいたら、滑って床に落ち、金属質の大きな音が響きました。
水平に置くと場所をとります。
これがずっと浴室に存在するかと思うと、気が重いです。
カタログで、木製のバスボードを見つけました。
重量はむしろ金属製のものより重いのですが、立てかけておいてもし滑っても恐怖を抱くほどの音は出ないと思いました。
メーカーさんに詳細を問い合わせ中です。
夫はもう元に戻らないかもしれません。
でも、笑顔は相変わらず見せてくれています。
その笑顔をいつまでも絶やさないように、状況に応じてその時その時を対処していきたいと思っています。
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