6）は乙未月です。

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ビヨンドネットの吉川です。

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※ 許可なく当サイトの内容、文言、

梅雨の候、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
地域によりましては、

甚大な被害が出ておりますので、
大切な方々のご無事を心よりお祈りするばかりでございます。

旧暦では晩夏となりますが、

世間ではこれから盛夏を迎えます。

革新の先月を経た今月、

1年のサイクルでは陰の時期に入りますが、
皆様の心を潤す一助になることを願いまして、
今月の動向をお届けいたします。

今月（7/7～8/6）は乙未月です。

木性で陰の十干「乙（おつぼく）」と
土性で陰の十二支「未（ひつじど）」が
組み合わさった干支です。

乙は草・花・蔦などを表し、
未は乾いた土、季節は夏を表します。
そのため、乙未は「夏の乾いた土に繁茂する草花」
というイメージです。

乙未月のポイントは以下の通りです。

◆日々に知性の潤いを

乙未月で、まず何よりも大切になるのは、水性を取り入れることです。
晩夏の熱気にさらされた乾いた土に茂る草花に必要なものは、
太陽の光でも肥料でもなく、

渇きを潤す水分であることは言わずもがなかと思います。

さらに、強い直射日光を遮り影をつくってくれる大樹の存在はとても有り難いです。
乙にとって大樹は、

巻き付くことで養分もチャージしてくれますから言うことなしです。

これらは、乙未という干支の世界観から導き出されるものですが、
さらに学問的に表現すると、

癸（雨・露・水分）と甲の保命があれば吉！となります。

逆に火性を多く取り入れ過ぎてしまうと、水は渇き、草木は枯れ、
志半ばでの挫折という現象を引き起こしてしまうかもしれません。
火性とは、想いの分かち合い、部下や子ども、反発反抗、赤色、などでしょうか。

とはいえ、火性伝達本能を動かしてはいけないということではなく、
知性なき伝達、堕落的な無駄余暇遊びにならないようにしましょう、
部下や子どもとの関わりもゼロにするのではなく、
大人数との関わりは避けるなどを意識して改良していきましょう。

この学問は、あくまで人生をよりよくすることが目的なので、
盲目的に学理を取り入れればそれでよしではありません。念のため。

少し応用的な火性のアプローチをしてみると、
高いプライドや色事も火性を生じることになりますのでご注意を。

しかし、やってはいけないことに目を向けることは確かに大切ですが、
今月は、とにかく知性を磨き、知識を習得し、

自らの知の泉を豊かに満たしていくことが、
運気を開く最大のポイントとなります。

沖縄は早くに明けますが、

全国的にはまだまだ梅雨の季節です。

雨の日は強制的に水性が動きますから、ラッキーデイです。

雨が嫌いな人も、勉強が嫌いな人も、例えばそんな捉え方をしてみると、
目に映る世界が変わって見えるかもしれませんね。

◆仰げば貴師（とうとし）

皆様は、心に師と仰ぐ人がどのくらいいらっしゃいますでしょうか。

師弟関係において、

通常弟子の在り方としては常に受け身となります。

今月はまさに、

この「受け身の在り方」が運気を上昇させてくれます。

であるならば、師の教えにはいつも以上に従順に、
また心からの感謝の念を抱き、心に宿し生活するとよいでしょう。

ただし、前述の通り乙未月にあって火性多過は厳禁ですから、
知性を欠いたむやみな伝達は控えめにしなければなりません。

現実的にも精神的にも自身の支えとなってくれる師の存在は、
知識や技術や生き方在り方を教えてくれるのはもちろんですが、
究極的には弟子たちを守ってくれているのだと思います。

時には熱さを遮る影として、時には渇きに潤いをもたらす水として、
持てる知見のすべてを命を削って、守り導いてくれる存在を、
師と呼ぶのではないでしょうか。

ただし、何もせずに待つことが受け身というわけではありません。
受け身を意識しながらも、主体的に物事を積み重ねることはできます。
ブレない心を持ち、

一貫性のある生き方をすることも良しとなります。

◆It’s a wonderful world

改めて乙未を紐解いてみると、
乙は「草木の曲がりくねった」という意味の象形文字です。
新しい改革創造の気は満たされつつあるが、まだまだ外の抵抗が強い。

しかし、如何なる抵抗があっても、どんな紆余曲折を経ても、
改革創造を進めていく時期であることには変わりがないので、
色々な困難があっても、ひるまずに前進することで、必ず上昇する月となります。

また、未の文字は、一と木が組み合わさって出来ています。

一は、従来の代表的な動きが継続することを意味し、それが木の上にあることから、
未は、今までの価値観が枝葉として継続して繁茂することを表しています。

枝葉が上層部に繁茂すると下は暗くなってしまいますから、
未の上層部になる一を切り落とすことで立派な木になります。

ここから見えてくることは、

未は暗くしてはいけないことを教えてくれているのです。

未という字は、未完成の未という文字でもあります。

木の上に一本の枝が伸びているので、切り取って見事な木にすることで、
あらゆる可能性が広がっていくと見ることができます。

繁茂した枝葉末節を払い落とし、

生々たる生命を進展させ、無限の可能性を開いていく。

最初から結論ありきではなく、
いろいろな可能性を構築することを心がけるといいでしょう。

そのためにも数多くの人々との交流を深めることが大事です。

人脈を広げた人が、大きく運気を開いていくきっかけの月です。

必ずしも完成しなくてもいいのです。

この世界において、無駄なものなどきっと何一つとしてありません。

この醜くも美しい世界にあって、

痛みも憎しみも悲しみも喜びも。
すべては捉え方できまります。

どうせ生きていくのであれば、今生きているのであれば、
不安や恐れはあるけれど、未来への可能性を夢見てもいいのではないでしょうか。

降水確率が高くても、雨に濡れない場所を探すのではなく、
星空を信じてでかけてもいいのではないでしょうか。

雨に降られたら降られたで、水性が補充されますし、
星は見えずとも、街の明かりが雨に滲みきれいな光を放ちます。

心さえ乾いていなければ、どんな景色も宝石に変わるはずですから。

◆土用の丑

今月は夏の土用です。
丑の日は、7/28（水）です。
美味しいうなぎを食べて、次の季節に備えましょう♪

以上、乙未月のみで見たポイントです。

ご自身の天中殺や運気など、
個人の宿命によってテーマは変わってきますが、
これらを心に置いてよりよい在り方を探究していただけますと幸いです。

今月も、皆様にとって素敵なひと月となることを願い、
結びの言葉といたします。