6）は甲午月です。

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ビヨンドネットの吉川です。

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※ 許可なく当サイトの内容、文言、

実は私は4月5月は辰巳天中殺月でして

本日から節入りで、天中殺明けになりました。

このご時世

色んなことが様変わりしてますが

どうか1日も早く元の生活に戻りますように。

今月（6/5～7/6）は甲午月です。

木性で陽の十干「甲（こうぼく）」と、
火性で陽の十二支「午（うまび）」が
組み合わさった干支です。

甲は大木、樹木を表し、
午は太陽や巨火、季節では真夏を表します。
そのため、甲午は「熱せられた真夏の樹木」
というイメージです。

甲午月のポイントは以下の通りです。

◆無限の可能性への出発点

甲のみを見た時、甲は十干のスタートを司り、
「草木の芽が殻を破って頭を出した象形文字」であり、
「旧体制が破れて革新が始まる」という意味になります。

一方午は、南方、陽の火性です。
また、午には「逆らう」という意味もあり、
陽の気が下から突き上げて表に出ようとしている姿を現わしています。

これらのことから、甲午月は、今までの常識を打ち破って、
革新的な動きを意識することがポイントとなります。

硬い殻を破って、
エネルギーが大地から一気に天に向かって噴き出すような、
これまでの古い捉え方を捨て、新しい価値を創造していく月、
と読み解くことができます。

しかも、かなり激しい変化になりそうです。

今までのスタンダードが終息を迎え、
長く続いたことはピークが過ぎ、衰退し始める傾向が強く出てきます。

それに代わった新たな価値観が台頭してくるようになるでしょう。

この流れにビジネスモデルも個人の生き方も合わせていかないと、
時代の流れに乗っていくことができません。

世の中を見た時、今、まさに時代が変わる時です。
いえ、すでに大きく変わってしまったという方が適切でしょうか。

その上で、甲午は、地支の午に熱されて水分を飛ばされた樹木ですから、
職人が加工する棟梁の材として用いるのに最適です。

つまり、自分の利益や成長を最優先にするのではなく、
人のために生きることで運気が上がり、
何千年と名が残ると言われています。

自立を望む場合は、勉強（水性）が絶対的に必要になります。

まずは自分の安定を考えてしまうのが人間の常ですが、
甲午には、福徳倍加といって財運が潜在していますので、
恐れず流れに身を委ね、他者にお尽くしすることで運気の上昇となります。

目の前には、広大無辺な可能性しかありません。
その世界において、私たちは何ものにも縛られず、自由です。

内側からほとばしる熱き想いを追い風に、
世の中にまだない価値を生み出していくひと月にするのはいかがでしょうか。

すべては、今ここから始まります。

◆争いのない世界

今月は、パートナーや身近な人たちとの間で反目が起こりやすいです。

どんなに素晴らしい相手であっても、
話がズレたり、かみ合わなかったりして、
誤解を生むことがあるかもしれません。

それは、お互いの正しさのぶつかり合いとか、
憎しみや対立といったものではなく、
立場の違い、見てる世界の相違、多様な価値基準、
といったものがきっかけとなり、
すれ違いや分かり合えない結果を生み出してしまうのです。

たとえ目的が一緒だったとしても。

ここで大切にしたいことが、格差をつけたり、
区別をしない感覚を持つことです。

自分を守らなければ、という守備本能が働くと、
つい敵か味方かに分けたくなります。

しかし、他人との交際においては、
利をもたらす人であれ、損をもたらす人であれ、
同じ精力を消耗し、差をつけない交流を続けていくことをよしとします。

損得で判断せず、自分の世界の中での善悪をつけません。

もちろん、騙されるのを良しとするのでも、
悪事に手を染めてほしいのでもありません。

ただ、良い悪いではない視点で世界を見るからこそ、
その時々の環境に合わせて、行動も思考も変化させる才能を
有することになるのです。

時にはお人好し、信念のない人とみなされるかもしれませんが、
激しい人たちと交流しても、何ら衝突することがないのです。

迎合するのでも、追従するのでもなく、ただ当然に過ごすだけです。

それは、とても勇気がいることかもしれません。

実行するには、とても力がいるかもしれません。

それでも、大切な人が笑顔でいられるように、
違いが間違いではなく相手を受け入れられるように、
世界が愛で溢れるように、
争うのではなく、分かち合うことができたら素敵だなと思います。

その先に、無敵の領域、悟りの境地があるのではないでしょうか。

◆知識、見識、胆識

以前、先生より現実社会を生きていくために、
知識、見識、胆識の三識の大切さを教えていただいたことがあります。

知識とは、それぞれが生業としている分野の専門知識に加えて、
政治と経済の知識のことを言います。

そして、心の次元を高めるための知恵も必要となります。
知恵とは「恵まれしを知る」事です。

すなわち「自分の足元にある、恵まれている事に気づく」事です。

身近にある宝の存在に気づく事、それこそが知恵なのです。

見識とは、物事の本質を見通す優れた判断力のことです。

複雑に入り組んだ現実社会の問題を解決するためには、
絶対に必要なものです。

それぞれの人生体験を通して得た知識と知恵が、
その人の人間性や直観を通して見識となります。

胆識とは、ものごとを実行するうえでいかに腹が据わっているか、
度胸が据わっているかです。

成功の秘訣は、奇抜なアイデアや企画ではなく、
自分の足元に既にあった貴重な宝に気づき、
実際に活用することです。

これら三識を含めた人類の叡智を、いかに他者のために使うのか？
それを教えてくれるのが帝王学であると考えています。

この探究は死ぬまで続きますが、
であれば、とことん極めたいものです。

幸いにして私たちは一人ではありません。

ご縁でつながり、ともに豊かさを分かち合える仲間の存在は、
本当に有り難いものです。

皆様、生まれてくださいまして、出会ってくださいまして、
心より感謝いたします。

以上、甲午月のみで見たポイントです。

ご自身の天中殺や運気など、
個人の宿命によってテーマは変わってきますが、
これらを心に置いてよりよい在り方を探究していただけますと幸いです。

今月も、皆様にとって素敵なひと月となることを願い、
結びの言葉といたします。

いつも本当にありがとうございます。