トゥーレーヌは、海洋性気候と大陸性気候が混在していて、春の訪れは比較的早く、大陸性気候特有の夏の高温と乾燥が免れている地域です。
トゥーレーヌ地域のブドウ栽培は、シノンやブルグイユといった赤ワイン生産地とヴーヴレという白ワイン生産地の二つに大別されます。
使用されるブドウ品種も、赤はカベルネ・フラン、ガメイ、マルベック、白はソーヴィニヨン・ブランやシュナン・ブラン。
白ワインの産地、ヴーヴレから見ていくと、ここはシュナン・ブランから造られるワインで、幅の広いスタイルが特徴的です非発泡性から発泡性、辛口から甘口まであります。
赤ワインの産地の一つ、シノン、ここは大半はカベルネ・フランから造られる赤ワインで、ロゼも少量造られています。残りの赤は・・・カベルネ・ソーヴィニヨン・・・。シノンのカベルネ・ソーヴィニヨン、見かけたことはないですが、カベルネ・フランのイメージがずっとあったので、改めて振り返ってみると、新鮮ですね
このシノン、ラムはカベルネ・フランくらいしか覚えていなかったけれど、そのワインのスタイルも場所によって違っているって知ってました
シノンには、ヴィエンヌ川が流れているのですが、その流域で造られるものは最も軽いワインに、北に広がる土壌からは、ボディがよりしっかりしたワインが造られているのです
シノンといっても、様々なんですね~。
続いて、ブルグイユ。
シノンの北に位置するブルグイユ、サン・ニコラ・ドゥ・ブルグイユは、シノン同様、カベルネ・フランと、カベルネ・ソーヴィニヨンを生産している地域。
違いがあるとしたら、シノンが白ワインを生産するのですが、ブルグイユとつくACからは白ワインは生産されないということ
ちなみに、シノンの白は、シュナン・ブランですよ~
まだまだロワール続きます