発酵温度 | 幸せな畑の幸せなワイン

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人と世界をワインでつなげたい!そんな思いで書いている、ワインアドバイザー・薬剤師ラムの徒然日記です。

ソムリエ教本には、アルコール発酵のときの温度についてそこまで詳しく書かれていないので、補足チョキ




ブドウの中の糖分、つまりブドウ糖と果糖なのですが、これは酵母によって発酵が起こるとそのうちの55-60%がアルコールに、残りの40-45%は炭酸ガス、そして副反応として香りや熱ができます。



典型的な発酵はゆっくりと始まり、次第に活性化するのですが、この酵母に関しても天然酵母を使うのか、培養酵母を使うのか、造り手によって分かれるところです。



ワインの発酵温度を教本で見てください。白ワイン、15~20℃と低めですよね。



低温で発酵をコントロールできるようになる以前は、発酵が5-7日で終了してしまっていたそうです。低温発酵が可能になってからは、2~3週間かけてゆっくりと発酵できるようになりました。




低温で発酵させると、発酵終了までの時間が長くなり、酵母に香気成分を多く生成させることができるようになったのですよ~。低温発酵させるとワインがフルーティーになるため、白ワインを造る場合、長めに発酵させる醸造家もいます。



赤ワインの場合の温度は、26~30℃と白ワインよりもやや高め。



赤ワインも使用するブドウ品種によって、この温度を微妙に変えるようなのですが、26℃以上で発酵させるとフルーティーさが揮発して、赤ワインにとって望ましいとされる特質が残るといわれています。



なんか、発酵温度一つとってみても、色々あるんですね目




しかし、この発酵、いつも順調にいくとは限らず、発酵中の温度が32℃以上になったり、アルコール度が14%を超えると、発酵が停止してしまうのです・・・。つまりそれは、酵母の死ドクロを意味しているのです。



一生懸命つくったアルコール。しかしつくりすぎると・・・つくった本人である酵母が死ぬっていう悲劇わーん



ウイルスや細菌は、どこまでも永遠に増えつづけることはなく、あるところまで増殖をすると、それ以上は増えないという閾値があるのです。それが、分解者としての役割。宿主がいなくなっても、彼らは生き延びることはできない。なんだか、酵母の気持ちになると、ラムはちょっと悲しくなっちゃうんですあせる



ちなみに、酵母にとっての適温は・・・8.9~18℃です。



酵母よ、今日もありがと~あせるあせる