毎年、この時期に世田谷公園で花市場を兼ねた「区立花市展」が開催されるの
ですが、今年も中止され、楽しみにしていた菊祭展も見られず残念です。
そんな中、ご近所さんの玄関前に並べられた一輪咲きの菊の花姿が見事で、今年
も撮り納めてきましたのでご覧ください。また緑道などの沿道にも小菊の花が咲き
始めてきておりましたので併せてご覧ください。
-ご近所さんの玄関前に咲き誇る一輪菊-
キク科 キク属 耐寒性常緑多年草 中国、アメリカ原産
春の桜に対して菊の花は日本の秋を象徴する花となりますが、それが決定的に
なったのは鎌倉時代の初めに後鳥羽上皇が菊の花を「菊紋」として皇室の家紋と
した頃と言われております。その後、切り花や園芸品種の育成も多く行われ、現在
では大菊（一輪菊）、中菊、小菊、スプレー菊など、そしてイエギク（栽培菊）など多くの
品種が見られるようになったそうです。
日本には中国から奈良時代末期か平安時代初期に導入されて以来、日本のシンボル花
としても古くから親しまれてきた花となっています。
-緑道にも咲き始めたイエギク（小菊）の花-
キク科 キク属 多年草 日本原産の園芸品種
-見上げる目線には、美しく名残りのキョウチクトウの花が-
キョウチクトウ科 キョウチクトウ属 常緑低木または高木 インド、中近東原産
この辺りでは、菊の花よりもバラの花を育成されているお宅が多いようで
こうした菊の花姿を見られるのにはとても癒されますね。
実家の庭などには、垣根越しや木々の根元などに雑草の如く多種菊が
多く咲いていましたからね。
これからの緑道に咲く小菊が楽しみになってきました。
本日も、お越しいただき誠にありがとうございました。
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花悠々クラブ