台風12号の接近中ともあって、散歩道にも小雨とともに少し強めの風も吹き
いつもの緑道とは違う人出の少ない寂しい散歩道でした。
予想した割には雨風が吹き荒れるという感じではなく、少し肌寒さが強くなった
かなあ!という程度で、自宅近くの目黒川緑道へ足を踏み入れたところ、沿道
や川面を覆うかのようにハツユキカズラの葉が白やピンク色に染まっていて
花が咲いているかのような美しい光景が見られました。
-沿道に群れ咲くハツユキカズラ-
キョウチクトウ科 テイカカズラ属 常緑つる性低木 日本原産
ハツユキカズラはテイカカズラの園芸品種で、葉は小さく新葉にピンク色と白の
不定形の斑が入る姿が美しいとされる植物です。
成長がゆっくりとして、コンパクトにまとまるので扱いやすく、寄せ植えやハンキング
バスケット、グランドカバーなどに多用されています。枝を長く伸ばしてあんどん仕立て
にしたり、フェンスに絡ませたりすることもできます。
葉に白い斑が入り、そこから「ハツユキ(初雪)カズラ」の名前がありますが、新芽の時
には赤みの強い淡いピンク色で、徐々に白みが強くなり、次いで白と緑色の斑点が
混ざった姿になります。最終的には緑一色になりますが、それぞれの成長段階の葉が
混ざった形で成長していく姿を春から秋にかけて楽しむことができます。
また秋から冬にかけては紅葉もし、その姿は非常にカラフルで美しい姿だと言われます。
-川縁には名残りの半夏生の花も-
ドクダミ科 ハンゲショウ属 多年生落葉草本 日本を含む東アジアの亜熱帯性湿地に分布
-レインリリーやヒガンバナの花も-
ヒガンバナ科 タマスダレ属 多年草 アメリカ、メキシコ、西インド諸島に分布
ヒガンバナ科 ヒガンバナ属 多年草 中国原産
いつも目にしているハツユキカズラですが、この花の少ない時期になると
この葉先がピンク色に染まり花が咲いているように見え、目を惹かれます。
アジサイやランタナもそうですが、時間の経過とともに花色や葉の色が
変化していくのも一つの特徴として魅力となっていますね。
本日も、お越しいただき誠にありがとうございました。
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