今年もここ烏山川緑道の三宿口に咲く酔芙蓉の花です。
アオイ科 フヨウ属 落葉低木 中国、日本に分布
遠く平安の頃から観賞され、人々に愛されてきた芙蓉の花。古くから栽培されて
いるにも関わらず、ムクゲと違って変異が出にくく、品種はあまり多くありません。
その数少ない園芸品種の一つがこの「酔芙蓉」です。
花色の変化を、酒に酔って行く様にたとえられてこの花名が付いたとされます。
樹形、葉形は芙蓉の花とほぼ同様ですが、一重咲きが基本のフヨウに対し、
酔芙蓉は八重咲きです。
時間が経つにつれて変化していくのが大きな特徴です。
朝の内は純白、午後には淡い紅色、夕方から夜にかけて紅色になるとされます。
芙蓉の花は、全国各地の公園や庭先など、どこかしらで目にすることができますが、
酔芙蓉となるとなかなか群生するところは少なく、目にすることも少ないと言われます。
しぼんだ花色を見ると暗紅色をしているので、この白い花がこれから
時間とともに色変化していくのでしょうか。
こんな真っ白な状態で見られたのも初めてのような気がします。
-追記-
翌日の夕方に通った時の色変化した酔芙蓉の光景です。
最後はこんな色目をして萎んでいくのですね。
意外とアジサイやランタナと同様に、時間と共に色変化を楽しむ花
が多いことに気づかされました。
いつもの花をもっと素敵に飾りたい!そんな貴女に
月1回:3,500円(花材、器付き)
花悠々クラブ