早いもので8月もあと1日。巷では平成最後の夏と30年間の平成時代を
振り返っているようですが。
猛暑日が続く散歩道に、優しげに咲く八重咲の芙蓉の花です。
陽が沈んでからでは、花もしぼんでしまうので、丁度良い時間帯でした。
アオイ科 フヨウ属 落葉低木 中国、台湾、日本に分布
「芙蓉」は、ハスの美称でもあることから「木芙蓉(もくふよう)」とも
呼ばれています。
7~10月初めにかけて、ピンクや白の直径10~15cmほどの花を付けます。
朝咲いて、夕方にしぼむ一日花で、長期間にわたって毎日次々と開花します。
花は他のフヨウ属と同様の形態で、花弁は一重咲きのもので5枚、八重咲の
もので15~18枚と椀状に回旋咲きします。
果実はさく果で、毛に覆われて多数の種子を付けます。
同時期に同属のよく似たムクゲの花が見られますが、直線的な枝を上方に
伸ばして花を付けるムクゲの花に対して、芙蓉は多く枝分かれして横にこんもり
と広がり茂っています。葉もムクゲより大きいことと、雌しべの先端が曲がっている
ことなどで見分けることができます。
この時期には、何処かしらで目にすることも多いかと思われる芙蓉の
花ですが、切り花として扱えないのが残念ですね。
最近では、見舞い用に生花を持ち込めないのも残念で、長く入院生活を
送られる方にはせめてもの写真で見ていただくしかありません。
まだまだ残暑が厳しさを増してきますので、体調管理には充分気を付けて
過ごしましょうね~♪
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花悠々クラブ