J.J的、エヴァ感 | 岐阜、柳ヶ瀬の総合オタク文化オーセンティックBar「Bar WHITE NUTS」(バーホワイトナッツ)のオタクバーテンダーJ.Jのブログ

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岐阜、柳ヶ瀬に2011.12.5OPENしたBar WHITE NUTS(バーホワイトナッツ)。
そこに生息する、元航空自衛隊のジェット戦闘機機整備士(主にF-4ファントム)でもろもろの趣味を保有する、ちょこっと?オタクなバーテンダーJ.Jの万話しブログ。

岐阜、柳ヶ瀬の総合オタク文化オーセンティックBar「Bar WHITE NUTS」(バーホワイトナッツ)のちょこっと?オタクなバーテンダーJ.Jの万話しブログ~~エヴァンゲリオンの巻~~

とうとう、と言うか漸く公開となった「エヴァンゲリオン新劇場版:Q」見てきましたよ。


全くのオリジナルな物語(TVシリーズは最早、影も形も無いですネ)や静的映像といい動的映像といい凄まじいばかりの迫力で、とにかく凄かったですよ。

まぁ、やっぱりエヴァですね、内容は更に難解に・・・。
そして、次回に続く!サービス サービスですからね。

まぁ、それでここで映画の事を書くのも何ですので私なりのエヴァ感をと思いましてね。

今から16年前に放映開始した「新世紀エヴァンゲリオン」ですが、緻密で壮大で難解で賛否両論で色んな意味で凄い作品でしたね。

SFロボット系アニメと思って見始めた若かりし頃の私に、伏線を張り巡らし、謎に謎を被せる物語構成や哲学、生物学、心理学、宗教学などなどの専門用語を散りばめた難解極まりない、しかし何故か引き込まれずにいられない魅力をまざまざと見せつけていったんですね。

そんな作品だったから、知りたい!解明したい!という欲求に突き動かされて、エヴァの記事が掲載されてる雑誌を読みあさり、当時流行ってた「エヴァンゲリオンの謎」などの謎本、秘密本も読みあさり、仕事帰りのBX(自衛隊内の売店)でオタク仲間とエヴァ談議したり、コミケ帰りの打ち上げでオタク仲間とエヴァ談議したりと、言うなればエヴァに侵蝕されていたんでしょうね。

そして、それだけの情報収集とディスカッションをしたんですが完全な理解はできないままでしたね。
しかし、それでも良いと思える様にしてくれたのもエヴァでした。

このエヴァという作品は私に新たな見解能力を植え付けてくれたんです。
それというのは、アニメに限らずフィクション作品において、その台詞を何故ここで使うのか、その台詞を何故そのトーンで言うのか、青空を何故ここで映すのか、夕暮れを何故ここで使うのか、何故雨が降っているのか、何故霧がかっているのか、と物語中の総ての言葉、描写には作り手の意図があり、メッセージが込められているんだと教えられた様に思ったんですね。

そして、これが重要なんですが解釈は自由でいいんですよ。
ぶっちゃけ本当の事は作り手にしか解らないんですよね。
それに、人それぞれ違う環境で違う能力で生きてきたんですから、受け取り方も人それぞれでいいんですし、同じになる事が出来ないはずです。

同じ様な方向にベクトルが向く事はあっても、全く同じにはならない。
もし、全く同じと思ったなら既に侵蝕(影響)されてるんでしょうね。


という事で、エヴァという作品は、関係する情報を収集し考え抜いて、それでも解らないから考えるのを止める、その後ATフィールド(心の壁)を解き放ち、それまでの事象を頭で感じるんです!心で感じるんです!
そうすると、自分なりのエヴァが見えてくるんですよ。
そして、それこそが楽しくて、意味のある見方だと思います。


でわでわ、何だか堅いお話になった感じですが要するに、あ~でもない、こ~でもないと言いながら酒を飲むのが楽しいんですよね。