バイオマスプラスチックと生分解性プラスチックについて | yossyの我が道を行く

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富山県黒部市にて生きるyossyこと吉澤浩司が日々感じたことや思ったことを素直に書いていきます。

皆様おはようございます。吉沢工業の吉澤浩司です。

 

久しぶりのブログ更新。

 

前回が「災害級の豪雪」

 

 

でしたので、4ヵ月ぶりとなります。

 

当然あの時の雪は融けてなくなり、今は田植え真っ盛りの

 

黒部です。

 

 

さて、世の中の環境に対する関心が日々高くなっているようで、

 

当社に対してもバイオマスプラスチックや、生分解性プラスチックの

 

問い合わせが増えています。

 

環境に対しての関心を持ち、行動に移そうとすることはとても大切

 

であり、良いことだと思います。

 

このことに対して、当社も含め、環境対応のプラスチック製品の

 

製造販売を行う事業者の発信力が足りていないのではと感じて

 

おります。

 

どんな発信力かといいますと、バイオマスプラスチックと生分解性

 

プラスチックの違いについてを説明すること。

 

簡単に説明すると

 

・バイオマスプラスチックは「再生可能な主に植物由来の資源を

 

原料とした」プラスチックのことで、CO₂を削減することで地球

 

温暖化問題の解決に貢献すること。

 

・生分解性プラスチックは「最終的には水と二酸化炭素に分解

 

されて自然に還る」プラスチックのことで、プラスチックごみ

 

問題などの解決に貢献すること。

 

この点をもっともっといろんな場面で広く周知をしていかなければ

 

ならないと考えます。

 

なぜなら、目的が違うからです。

 

プラスチックのバイオマス化は、最終的にはCO₂排出量削減が目的。

 

生分解性プラスチックは、環境中で微生物によって水と二酸化炭素

 

に分解されますので、海洋プラスチックごみ問題や、マイクロプラス

 

チック問題を解決する1つの手段。

 

また、現在の日本のゴミ処理の方法についても考えなければなら

 

ないと思います。

 

多くの自治体では、プラスチック包装などは、可燃ごみとして

 

焼却処理をしています。

 

この場合、もし生分解性プラスチックを用いた袋が焼却処理されると

 

生分解性を活かすことが出来ていません。

 

あるいは、すべてのごみを埋め立て処分している自治体において

 

バイオマスプラスチックを用いた袋が埋め立て処理されても

 

CO₂排出量削減目的が達成できないかもしれません。

 

つまりは、使われるプラスチックが最終的にどのような形で

 

処分されるかを調べたうえで、バイオマスプラスチックか、

 

生分解性プラスチックを選択するかを考えなければならないと

 

いうことです。

 

長くなっていますが、ライフサイクルアセスメントなるものが

 

あります。

 

次回は、私自身もこの言葉の中身を勉強してブログ更新をしたいと

 

思います。(いつのことになるやら・・・。)