皆様おはようございます。吉沢工業の吉澤浩司です。
最近あまり技術的なことを書いていませんでしたので、
本日は技術ネタを書いてみます。
といっても業界の人からすると当たり前の内容かな。
我が社が押出成形するポリエチレンフィルムは
とても表面が平滑です。
肉眼で見えないレベルでも平滑なのです。
こうした平滑なフィルムに印刷をしたり、ラベルを貼ると、
食いつきが悪く、接着強度が出ません。
剥がれ落ち易いということです。
この接着強度を高めるために、いくつかの方法があります。
一般的な方法として、コロナ放電による表面処理があります。
フィルムの表面に高電圧放電することで、表面をあらすのです。
表面があれることで、インキや粘着剤が食いつきます。
我が社でもいくつかの成形ラインにこのコロナ放電処理機がついてます。
また、移動式の処理機があり、今回仕入れた原反フィルムに処理を
かけることとなり、巻き返し機に設置して加工を行いました。
まだ調整の段階ですが、今後どうしても処理が必要で、処理されて
いないフィルムについては、この工程で加工を行います。
