皆様こんにちは。吉沢工業の吉澤浩司です。
我が社で製造するポリ袋については折込の入ったものも
あります。
よく目にする袋は、「レジ袋」ですね。
両横側に折込が入っています。
これらの一般的な製造方法としましては、原反チューブを
押出成形した際に舟の形をしたものを両側から押し当てて
連続的に折込を入れます。
そうして出来たチューブを製袋加工機で袋状にシールとカットをして
袋が出来上がります。
この方法の場合には、原反チューブを成形折込しているので
折込部分に印刷を入れることが不可能になります。
したがって折込部分に印刷を入れたい場合には、折り込んでない
チューブに印刷加工を行ってからもう一度チューブを膨らまして
舟型で押し当ててガゼットを入れることになります。
こうした加工を我が社では「後ガゼット加工」と呼んでいます。
分かりにくい画像ですが、上の部分が膨らんだチューブで、真ん中で
折込をいれていて、下の部分が折り込まれたチューブです。
この機械の特徴は原反を送り込む角度を変えることが出来ますので
ひねりガゼットも可能です。
これらの説明は長くなってしまうのでまた改めて書きたいと思います。
現状この機械の稼働率は極めて低くなっています。
もちろん工数が増えるのとさほど高速では加工が出来ないので、
コスト高になり、製品価格にも跳ね返ってしまいます。
以前はこの「後ガゼット」を使用して折込部分に印刷を入れられるお客様も
コスト優先で折込部分の印刷をやめられる場合が多くなってきています。
残念ですが、そうした時代の流れなのかもしれません。
皆さんも折込の入った袋の折り込んである部分に印刷があるかを見て
いただければと思います。
めったに見かけないと思いますので。
