・腰部脊柱管狭窄に対する選択的除圧術と脊椎固定術を受けた患者114名を分析した結果、65歳以上の42%に栄養不良が認められ、術後感染率が85%と高率だったことから、栄養不良は脊椎手術による術後合併症の危険因子である。http://1.usa.gov/R4q3Sz
一般に栄養不良に関連する因子(貧困・低い教育レベル・精神医学的問題・アルコール依存・薬物依存)は、同時に腰痛に関連する因子でもあります。栄養不良を招くような因子を持つ患者に対する手術は慎重でなければなりません。
・椎間板ヘルニアと坐骨神経痛には炎症反応を引き起こすホスホリパーゼA2(PLA2)が関与していると考えられていたが、椎間板ヘルニアもしくは椎間板変性と正常な椎間板との間にPLA2値の差は認められなかった。http://1.usa.gov/S8KUR9
椎間板ヘルニアや坐骨神経痛に炎症が関与しているという仮説には疑問があるということです。椎間板ヘルニアや神経根症状の発生は非常に複雑なプロセスであり、単独の物質に焦点を合わせるべきでないことを示唆しています。
・航空機組み立て工場に勤務する男性269名を対象に、職業性腰痛の予測因子を1年間にわたって追跡調査した結果、労災補償歴と腰痛再発による労災補償請求とが相関することが判明。腰痛は人間工学的問題とは無関係である可能性を示唆。http://1.usa.gov/R6YGav
人間工学的介入によって腰への負担を減らして腰痛を予防しようという試みが行なわれていますけど、それで腰痛が予防できるというエビデンス(科学的証拠)はありません。
・ボーイング社の航空機関連従業員3020名を対象に、職業性腰痛の予測因子を4年間にわたって追跡調査した結果、仕事に対する不満と経済的問題(生活困窮)が腰痛発症による労災補償請求と関連。非物理的因子が関与している可能性。http://1.usa.gov/OORV9j
非常に費用のかかる脊椎関連の就労障害を食い止めるためには政府が職場環境の改善命令を出すべきという専門家の主張もありましたが、エビデンスは(科学的証拠)は腰への負担を軽減することで腰痛を予防できるという説を支持していません。
・老人専門病院のナースを対象に運動プログラムの腰痛予防効果を調査したRCT(ランダム化比較試験)によると、13ヶ月後の腰痛による欠勤日数はトレーニング群で28日、対照群で155日だった。運動には腰痛を予防する効果がある。http://1.usa.gov/OOV5d3
この論文では腰痛による看護師の欠勤を減らすために運動を強く勧めていますけど、腰痛はけっして職業病ではありません。この点は誤解のないようにお願いします。身体に負荷のかかる職業ほど腰痛発症率が低いのです。
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情報先TMSジャパンhttp://www.tms-japan.org/index.html
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