世の中に絶対はありませんが、カラダを温めると体調がよくなるという事実は理に叶うもの。
何故ならばヒトは猫と同じ哺乳類だから。哺乳類って何?そうですね。お乳で育つ。オッパイを吸う。十分に吸う力を得た後に咀嚼をする丈夫なアゴに繋がる。
哺乳類は手足が血管、神経を通じて腸に繋がっている。
そして恒温性、体温が一定だという動く生物。
手足を冷やせば腸が冷えます。手足を温めれば腸が温まります。腸が温まると芯から元気になります。
ヒトは進化の過程で腸管のような生物から発生し、それが今現在の腸であり、尚且つヒトの60兆個の細胞一つ一つに3000~5000もいるミトコンドリアの生み出す37度の体温に依存した動物だからです。
腸は生命の要。東洋では肚、西洋ではガッツ(guts)。
肚をキメたり、ガッツを出したければ温める。冷やせば腸の温かさが抜けて腑抜け、哺乳類ではなくなってしまいます。
本当の強さや優しさといったものも温かさから生まれるものです。温かいから余裕があるのです。男女関係ないと思います。
ハイテクマッサージチェアにはそれなりの気持よさはあるかもしれませんが、37度という体温がありません。そのうち37度の体温を持つメカができるかもしれませんが。映画「ターミネーター2」ではT-800というマシンがジョン・コナーの父親代わりを見事に果たしましたが、しかしそれでもマシンは37度の細胞では出来ていないのです。
先日、坐骨神経痛の方がお見えになりました。この時期は決まって痛みや痺れがでるというお話でした。
座りっぱなしで、睡眠不足!冷えと重力解除不足のダブルラリアットで腕にまで痺れが出ているという状態でした。
早速腰から臀部、脚にかけてアクティブヒーリング(諸々の”施術”を勝手に頭のなかでそう呼んでいます)すると脚と腕の痺れはだいぶとれたとおっしゃって頂きました。
脚のみならず腕の痺れもとれた理由は、もうお解りですね。手と足は腸を通じて繋がっているからです。
今回のケースは腰~脚をアクティブヒーリング(カラダのカタチのみならず施術のカタチにもとらわれてはいけない意味もあります)した訳ですが、そのなかでも脚は筋肉が多く血流量も豊富な場所。脚は第二の心臓といわれるくらい。エネルギーを生み出すミトコンドリアも仰山おるわけです。そんな場所を刺激すれば熱が発生しますからその熱が腸を温め、腕にまで温かい血液を運んでいき、体温上昇代謝アップのミトコンドリア活性、痺れが改善したと考えています。私自身が37度前後のヒト科の動物であるところもポイントだと思います。私の仕事量、熱が相手に伝わる。これはエネルギー保存則。稚拙な頭でがんばってます。
血流をよくするってよくいうけどそれってどういう意味かと考えるとそれは何かをやった結果的であって、始めはやはりミトコンドリアの熱エネルギー生産をどうやるかを抜きに考えることができなくなってしまいました。ああ・・・ミトコンドリア!中学高校で習った憎めないあいつをっ!君のせいでボクの心はああ・・・!
はい。先入観を捨ててミトコンドリアと熱エネルギーに注目したら!?と仲間に言ってみたりするけれどふ~ん・・・てな感じでおい!確りしろ!気は確かか?となるわけですが、バカは私か。私はもっと伝え方の修行も必要です。
時空を超えて母系遺伝で伝え続けられるミトコンドリア・・・。2012年にカナダのマクマスター大学で行われた研究によると運動後のマッサージは筋肉内のミトコンドリアを生成し疲労の除去、及び運動後のマッサージで筋力アップの効果が示唆されたという素晴らしい報告があります。ちなみにこの実験、疲れきるまで運動した11人のメンズの脚に対して行ったそうです。
筋肉疲労は乳酸云々と言われていましたが、この実験によるとマッサージの前後で乳酸の量は大して変化していない模様。疲労回復にはやはり!ミトコンドリアをいかに元気にするかがキーポイントっぽいのです。オイルを使ったマッサージだったそうですがそもそもいかなるハンドテクニックも血流をよくすることを主眼とし熱を生み出す。その熱はミトコンドリアを活性化させる・・・。ヒトには個性があるようにテクニックも個性があり無数にある。だが目的は一つ。それは熱をどう生み出すかに架かっているのかもしれません。
37度の手によって。




