最近観た映画。
「47RONIN」。
日本のお正月時代劇でお馴染みの「忠臣蔵」をベースに制作されたみたいだけれど、ナンダコレハ!?という感じだった。
キアヌ・リーブスを主演に真田広之、浅野忠信、菊地凛子、柴咲コウ、赤西仁といった有名俳優さんが沢山出てくるけど、メンバーが良ければいい映画になるとは限らない典型である。良いテクニックの寄せ集めが良い施術になるとは限らないのと似ている。
「47RONIN」はトム・クルーズ主演「ラスト・サムライ」のファンタジー版だ。”ファイナル・ファンタジー・ラストサムライ”といってもいいかも。妖術や天狗、モンスター入場とぶっ飛んでいる。「ロード・オブ・ザ・リング」や「ハリーポッター」に”サムライ”テイストを添えて・・・みたいに仕上がっている。コテコテのカリフォルニア巻きで無理感満載。
ていうか物語中盤までキアヌ・リーブスをトム・クルーズだとばかり思い込んで観ていた。真田広之も出演しているしラストサムライのことばかりが頭にあって。あっちの方ってヒゲはやすとみんな似てるね。なんか違うな~って観ていたらあ!これキアヌ・リーブスだったんだ!マトリックスだ!みたいな。それくらいキアヌの存在感薄すぎ!な内容となっている。主演なのに。あ、だから一人ぼっちの所を激写されたりするのかな?
日本人俳優陣も味が全然出ていなくて、これはむしろ観る価値があるかもしれない。原作といい俳優といい高級素材をこんなにムダに消費してしまうなんて・・・なんて贅沢なのだろう!なんて罪深い!なんて罰当たり!ああこんな罰当たり映画滅多にお目にかかれない。
これは決して「忠臣蔵」ではない・・・。切腹シーンのお寒いことの極み。
”敷島の大和心を人問はば、朝日に匂ふ山桜花”や”かくすればかくなるものと知りながらやむにやまれぬ大和魂”
この真の意味を体得するには本当に難しい。私なんか全然わからんまま。あなたはどうですか?
だけど本当の武士は滅多やたらに腹を切るようなことはせん、生きて最期までその責務を果たすのだ、という知識だけはある。死んだら関係なく終わりだから。
「47RONIN」。日本人だってよーわからん曖昧な大和魂を外国人が表現しようとすると、極めてファンタジーになってしまうようだ。日本人は極めてファンタスティックな存在の様。
何度も言うが「47RONIN」はファンタジー映画であり、「忠臣蔵」ではない。
そう囁くのだ。曖昧な私のゴーストが。



