両親の住む家から一番近いパン屋さん
ドイツにはパン屋さんがたくさんあった。
都内のコンビニの間隔というと
少し多すぎだろうが、
家から歩いて5分程のところに
2件のパン屋さんがあった。
それから、スーパーの中にもパン屋さんが入っていて、
もちろん普通に棚の上にも陳列されている。
パンが主食の国
そうでなくてはなりたたないのだろう。
家庭でつくる事が困難なためか、
炊きたてのご飯ならぬ、焼きたてのパンを求めて、
早朝からパン屋へ人々は出かける。
そして、また焼きたてのパンのおいしいこと。
母は「ブロートフェン」とよんでいた、
小型のパンが朝の定番だ。
外はカリッと歯切れが良く
中はしっとりふんわり。
油脂が入っていないのでさっぱりしているが、
フランスパンほど皮に力がないところが、
朝のパンとして、
日本人の私でも食べやすいと思った。
今でも思いだすと、
あのパンが食べたくなる。