EURO2024 「Today's Pick Up」DAY2 | BBGのブログ

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EURO2024「Today's Pick Up」DAY2
スペイン vs クロアチア


●Preview

カタールW杯ではGLで日本に敗れ、決勝トーナメントでは早々とモロッコに敗退したスペイン。
期待値は高かっただけに失望感の強い結果となったが、後を引き継いだデ・ラ・フエンテ監督のもとでチームは再建の道のりを歩みつつある。
翌年のネーションズリーグでは11年ぶりの国際タイトル獲得を果たし、EURO予選も悠々突破。
21歳のN・ウィリアムズや16歳のヤマルなど若き才能も台頭しており、チーム状態は良好だ。

一方のクロアチアは就任7年目となったダリッチ監督のもと、今大会も「不変」の陣容で挑む。
DFラインこそ若干の世代交代があったものの、中盤から前線はお馴染みの顔ぶれが健在。
スペイン、イタリアと同居する「死の組」を、長年培った組織力の高さで乗り切りたい。

●STARTING LINE-UP


(布陣は試合開始時のもの。一部、選手名が記事内での表記と異なることをご了承下さい。)

スペインはCBのラポルテが体調不良により、ナチョが先発に。
大会前は「宿題持参」が話題を呼んだ16歳のヤマルも大会初戦からいきなり先発に名を連ねた。

クロアチアは概ね予想通りの11人となったが、グバルディオルは所属するマンチェスター・シティと同じく左SBでの先発に。
ヤマルとのマッチアップは間違いなくこの試合最大の見所となるだろう。
また、4月に肋骨骨折の怪我を追いながら何とかこの大会に間に合わせたブディミルのコンディションも気がかりな部分となる。

●Review



内容的には決して上出来と言えるゲームではなかったが、終わってみればスペインが快勝。
前半で一気呵成の3得点を挙げ、新生スペインの力強さを印象付ける大会初戦となった。

スタッツを見るとポゼッションでは「47対53」とクロアチアに分があったが、この内容でも試合に勝つのが今のスペイン代表と言っていい。
現体制の特徴であるハイプレスからの手数の少ない攻撃がこの日も機能し、F・ルイスの鮮やかなスルーパスにモラタが抜け出した1点目はその表れと言っていい。

また、鋭いドリブルでグバルディオルを幾度となく翻弄したヤマルの実力はまさに「本物」。
左のN・ウィリアムスと共に、これまでのチームに欠けていた縦への推進力が加わったことは何より心強い。
一方で守備面には不安を残し、特にDFラインと中盤の選手の連携不足は顕著だった。
シモンのPKセーブもあり何とか無失点で乗り切ったものの、ここは試合を進める中で何とか向上を図りたい。

敗れたクロアチアは、多くのチャンスを作りながらも最後の部分の質の違いに泣く結果に。
もとより特定のCFに依存するチームではなかったものの、従来のハードワークや粘り強さがあまり見られなかったのは気がかりな所か。
もっとも、カタールW杯でも初戦は極めて低調な内容ながら3位という結果を残しただけに、闘将モドリッチのもとで次節以降の立て直しに期待したい。

●Result

GroupB
SPAIN 3-0 CROATIA

得点 29 モラタ(SPA) 32 F・ルイス(SPA) 45+2 カルバハル(SPA)
MOM F・ルイス(SPA)