第100回箱根駅伝展望「順位予想」 | BBGのブログ

BBGのブログ

ブログの説明を入力します。

全3回に渡る箱根駅伝の展望企画をご覧になってくださった皆様、ありがとうございました!
自分自身も記事を更新することで記念すべき100回大会へのモチベーションがグッと上がり、今から1月2日が待ち遠しくてたまりません!

さて、本番前の「最後の更新」として、今回はいつも通り順位予想をお届けしたいと思います。

前回大会は優勝した駒澤大学と4位の國學院大学の2校のみの的中という厳しい結果に終わりましたが(苦笑)今回はまずこの結果を上回ることが出来ますように!
そして、順位予想と合わせてレース全体の展望などにも触れたいと思いますので、駅伝ファンの皆さんは是非とも最後までご覧になっていただけると嬉しいです!

それでは、第100回大会の順位予想をまずは発表いたしましょう!
今回はこのような予想とさせていただきました!!

【第99回箱根駅伝順位予想】

1位 駒澤大学
2位 青山学院大学
3位 中央大学
4位 創価大学
5位 國學院大学
6位 城西大学
7位 早稲田大学
8位 大東文化大学
9位 法政大学
10位 明治大学
11位 順天堂大学
12位 東洋大学
13位 東京農業大学
14位 帝京大学
15位 日本体育大学
16位 立教大学
17位 東海大学
18位 神奈川大学
19位 中央学院大学
20位 日本大学
21位 国士舘大学
22位 駿河台大学
23位 山梨学院大学


駒澤大学の優勝はどう考えても確実と断言していいでしょう。
もはや触れる必要すらないかもしれませんが、選手層や特殊区間への適正、そして「Wエース」の存在など、すべての項目において今大会最も優れたチームだと思います。
コンディション面の不安もほとんど感じさせず、優勝を逃すとは考えられません。

先日更新した記事の中では「駒澤に次ぐNo.2」と評した中央大学ですが、今シーズンは出雲・全日本と揃って100%の力を発揮できておらず、各選手が調整に苦しんでいる印象です。
その中でも、エース吉居大和の調子が上がりきっていないのは大きな不安要素でしょう。
過去2大会では驚異的な走りを披露しましたが、それ故に彼が低調な結果に終わった際はチーム全体が大きなダメージを受けることも確実。勝手ながら今回はそのような展開を予想させていただきました。

優勝を狙うには大きくパンチ力に欠ける青山学院大学ですが、11月に入ってから各選手が一気に調子を上げ戦力の底上げが進みました。
10番手付近の選手層では大会屈指と言ってよく、中央や國學院とは異なり「どうしても往路優勝が必須」というプレッシャーがない点は大きなアドバンテージになるはずです。
ここ数年の不安要素である5区6区の配置が当たれば、駒澤に迫る可能性もあるでしょう。
完全に「追う立場」となったからこそ、青山学院らしい思い切りのいい走りに期待したいですね。

以上3校が「第1グループ」であるならば、國學院・創価・城西の3校が「第2グループ」になると考えています。

個人的にその中で最も期待しているのが、4位と予想した創価大学ですね。
創価大学も今季はチーム全体の調子が非常に良く、平均値の高い選手層で復路でも十分勝負のできる陣容が完成しました。
また、秋の駅伝シーズンでは華々しい活躍を見せた吉田響が勢いのままに5区で驚異的な記録を打ち立てる可能性も決して低くはないと思います。
山の成績が大きく物を言う大会だけに、ここに「大砲」が控えている点は何より心強いですね。

國學院大学は2区に平林清澄という大砲を擁していますが、駅伝では確固たる実績に欠ける平林にそこまでの活躍を望めるかにはやや不安が残ります。
全日本では自身初となる三大駅伝での区間賞を獲得しましたが、この勢いを持ち込めるか否か。
チーム全体のレベルは高くともゲームチェンジャーとなれる選手には欠ける分、それこそ優勝を狙うのであれば「平林の爆発」は絶対不可欠となりますね。

その点では3区にキムタイ、5区に前回区間賞の山本唯翔と強烈なゲームチェンジャーを2名抱える城西大学のポテンシャルは特大です。
残念ながら6番手以降の戦力で周囲のライバル校とは大きく開きがあるだけに総合順位の予想は下げさせてもらいましたが、課題の1区をクリアすれば往路優勝も十分に狙えるチームでしょう。


1区 山口廉(日体大)
2区 鈴木芽吹(駒大)
3区 佐藤圭汰(駒大)
4区 湯浅仁(中大)
5区 吉田響(創大)
6区 伊藤蒼唯(駒大)
7区 山内健登(青学大)
8区 赤星雄斗(駒大)
9区 吉田凌(創大)
10区 宗像直輝(法大)



今大会の優勝争いにおいて、最もカギを握る区間は間違いなく1区となるでしょう。
優勝候補に挙げられる大半の大学がこの区間の起用が定まっておらず、誰が出てくるのが一切読めない状況です。
特に、駒澤大学は2区と3区に「鈴木芽吹&佐藤圭汰」のWエースが控えているだけに、ライバル校にとっては先手必勝。
逆に駒澤大学はこの1区で先行することが出来れば「鶴見の時点で優勝決定」と言っても過言ではありません。

注目の駒澤は、出雲で区間賞の篠原倖太朗か全日本で区間賞を取った赤津勇進のどちらかの起用となるでしょう。
贅沢な悩みとなりますが、恐らくは三大駅伝での経験が豊富な篠原を起用するのではないかと睨んでいます。
チーム屈指の実力者だけに出来れば復路の有力区間などに回したい所でもありますが、圧倒的な選手層を考えたら1区は「安全策」を取るのがベターと見るべきです。

「対抗校」の中央大学は、起用が濃厚な吉居駿恭が最低でも駒澤より先着すること、正確に言えば区間賞を取ることが優勝への「絶対条件」とも言えるでしょう。
大会を盛り上げるためにも吉居駿の力走に期待したい所ですが…今回は悩んだ挙げ句日体大の山口廉という博打予想とさせてもらいました(笑)

2区と3区は先に挙げた駒澤の「Wエース」が順当に区間賞を獲得するでしょう。

特に3区の佐藤圭汰に関しては「ほぼ確実」と言えるのではないでしょうか。
前回大会を欠場したので箱根はこれが初挑戦となりますが、1年時から出場したすべての大会で区間賞を獲得するという「駅伝男」にとってプレッシャーは緊張などは一切無縁の存在のはず。
持ちタイムを見ても留学生選手を凌ぐ存在であり、本人も「昨年よりも調子がいい」と強い自信を隠しません。
佐藤圭汰の存在こそが、駒澤大学最大のストロングポイントだと個人的には思います。

順序が逆になってしまいましたが、2区の区間賞も手堅く鈴木芽吹を指名させてもらいました。

中央大学の「駅伝男」である吉居大和が本来の調子を取り戻せば一番の有力候補となりますが、全日本での走りを見ているとちょっと苦しいかなと。
それでも大舞台での勝負強さに期待を懸けたい所ではありますが、今シーズン絶好調の鈴木を凌ぐのは例え調子が万全でも簡単なことではないでしょう。

また、先ほど名前を挙げた東京農業大学の前田和摩も、区間賞の候補選手ではあると思います。
ただし、まだ鈴木や吉居を凌ぐ存在とは言い難いかなと。ふたりが卒業となる次回大会以降の活躍に期待したいですね。

4区は中央大学の湯浅仁を指名しました。
全日本では7区で鈴木芽吹を超えるタイムで走るくらいですし、今シーズンはとにかく調子の良さが目立ちます。
それだけに復路のエース区間である9区での起用という可能性もありますが、総合優勝のためには何としても往路で駒澤に差をつけることが必須なチーム事情を考えると4区での起用が妥当なのではないでしょうか。

鈴木芽吹や吉居大和といったスター選手を上回る、今大会個人的「最注目選手」と言えるのが創価大学の吉田響です。
出雲と全日本では揃って区間賞を獲得しましたが、記録に加えて気持ちのいい「走りっぷり」が何よりも印象的でした。
抽象的な表現で申し訳ないのですが(苦笑)精神力が強く非常に山登り向きの選手だと思います。
すでに前回大会5区で区間2位という成績を残しており、久しぶりに「シン・山の神」が生まれるのではないかという予感が漂っています。

6区の区間賞予想も比較的「確実」と言えるのではないでしょうか。
復路の1区であるこの区間に伊藤蒼唯というスペシャリストが控えているのが、駒澤大学の憎いところなんですよね(笑)
復路での逆転を目論むライバルを絶望の淵に落とす、逆に往路優勝を逃した際は逆転優勝を呼び込む「駒澤のキーマン」と言えるでしょう。

7区以降の予想は難しい所ですが、選手層では駒澤にも決して劣らない青山学院大学が復路では存在感を示してくれるはずです。
原監督が特に大事にする7区は有力選手の起用が見込まれており、今シーズン調子の良さが光る山内の区間賞獲得を予想させてもらいました。
往路や9区あたりを走ってもおかしくない選手ですが、自身も希望区間を7区と明言していることからもこの区間での起用が濃厚と見ていいでしょう。

8区から10区を「駒澤一色」にすることも考えましたが、それではあまりにも面白くないので今回はバラけた予想とさせてもらいました(笑)
そもそも優勝した前回大会も、区間賞獲得者は実は6区の伊藤だけだったんですよね。

8区に関してはそもそも各校の起用選手が非常に予想しづらいので、悩んだ結果ある程度「安全策」な赤星雄斗とさせてもらいました(苦笑)
前回大会も8区で走ってますし、おそらく今回も同じ区間での起用となるのではないでしょうか。
10名から外れるような選手ではないですし、区間エントリー発表前の現段階では最も8区区間賞に近い男だと思います(笑)

創価大学からは「W吉田」を揃って区間賞の予想とさせてもらいました。
チームでもエース級の選手である吉田凌は往路に惜しみなく投入される可能性もありますが、出雲と全日本でも揃って最長区間を走っていることを考えるとやはり9区での起用が濃厚と見るべきでしょう。
長い距離でも安定感がある上に、下りのスピードが求められる9区は彼にとっては適任区間。
今シーズンは好調を維持していますし、区間賞を獲得しても何らおかしくはないはずです。

1区と同様に10区の予想も相当悩んだのですが、法政のキャプテン宗像直輝を選出。
前回も8区で区間賞を獲得しているだけに、2年連続区間賞というのはちょっと難しいかなという感もあるのですが、それだけの実力者であることは事実です。
今年は怪我の影響があって思うようなシーズンを送れていないですが、自身が10区での起用を熱望するように「スパート勝負」が持ち味の選手。
法政大学がシード権ギリギリの位置で争う展開になった際は、彼のスパート力が物を言う可能性が高いでしょう。



以上が第100回箱根駅伝の予想、ならびにレース展望となりました。

全23校でのレースとなったので予想は例年以上に難しいですが、その分「ドラマ」が増えることは間違いありません。
前回大会は1区での新田(学生連合)の飛び出しや、2区での田澤・吉居・近藤の三つ巴の争いなど記憶に残る場面の多い大会となりましたが、せっかくの記念大会ですしそれに負けないくらい熱い大会になることを望んでいます。
予想でこそ「駒澤一強」と評しましたが、個人的には駒澤が苦戦するような予想外の展開になってくれればなと思っているのが正直な願望ですね(笑)

また、ここまでのエントリーを見ていると概ね各大学ベストメンバーが出揃っているのも嬉しい限り。
天気予報を見ても好天が予想されるだけに、全23校がそれぞれベストな走りを出し切ってくれること願っています!

それでは、大会前の更新はこれにて終了!
大会後、また総括の記事でお会いしましょう!!